自主防災組織と防災備蓄品

当自主防の防災倉庫に幾つかの備蓄食料も保存されていたが、その数や種類の根拠が選定経緯の記録もなくよく分からなかった。
おそらくその年度毎に残予算で買える分買い揃えたものが残っていたのだと思われる。
これでは保存期限が切れると廃棄で何も残らなくなり、備蓄としての意味が薄いと考えた。

そもそも自主防として住民用の備蓄食料を備える必要があるのかという疑問もあったが、いざという時のために最低限の食料をローリングストックで備蓄していくのが有効ではと考えた。
5年保存可能な全戸数分のアルファ米おにぎりを1セット購入し、これを翌年以降も同数買い続ける。

これを5年継続したら1世帯5個分の備蓄食料が備わることになる。
5年後以降は消費期限間近なものを住民にサンプルとして配布し、各世帯での食糧備蓄の啓蒙用として利用できればと考えた。

一番の懸念事項として5年後までこの意思が継続できているかということはある。

自主防における防災中期計画というのも必要だと思うのだが、なかなか自主防におけるゴールイメージの具体的な姿が描けない。
その先には地域の防災計画というのがあるので、こそと結びつく必要があるのだが、その防災計画がわかりにくいことも多い。
これをわかりやすく噛み砕くところから始めないと。

ゴールイメージを明確にしてメンバー内の共通認識とするところが防災に限らずスタートラインだと思う。
これをやらず盲目的に手当たり次第物事を進めてもその場しのぎにしかならないようにも思える。

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