自治会連合会と連合会事業について
当自治会が所属する自治会連合会事業における最大の事業が盆踊り大会なのだが、自治会連合会事業費の約半分を使用することになっている。
連合会予算は各自治会からの上納金が約半分、残り半分は自治体からの補助金だ。
単純計算では補助金分がまるまる盆踊り大会費用になっている訳でもある。
昨年度、自治会連合会の翌年度の事業策定委員として招集され、内容を調べて意見を述べさせてもらったところ、今年度に盆踊り大会に対しての検討委員会を立ち上げ、目的や成果などについても調査検討し、翌年度以降の連合会事業をどうするかを決めることになった。
その時点では今年度の会長就任の予定もなかったので、検討委員への就任は考えてもいなかったのだが、今年になって委員への候補者がいないため就任してもらえないかという打診が連合会事務局(役所の自治会担当部門)よりあった。
事務局に対して「委員就任を検討するから連合会会長と一度話をさせて欲しい」という条件を付けたのだが、事務局によって却下され、連合会会長との面談をすることなく、結果として他の自治会の役員が選任されたようだった。
で、先日、現会長宛に「盆踊り大会に関してのアンケート」なるものが送付されてきた。
検討委員会における検討材料は各会長宛のアンケートだったようだ。
この盆踊り大会自体、当自治体の僻地(旧市街)が会場となっており、当自治会があるエリアからは交通の便が悪い。
また、旧市街における自治会加入率は20%台と極端に低く、自治会活動自体がごく少数の市民によるものにもなっている。
しかも盆踊り大会の予算は税金が投入されている。
一部の市民の遊興のために税金が使われていると言われても仕方がない状態とも言える訳だ。
本来であればこの辺をクリアにして、自治会がすべき事業に予算を割けるようにできればと思い申し入れたが、おそらく来年度以降も一部の市民のための盆踊り大会が継続されることになるのだろう。
この件で一番虚しく、情けなく、腹立たしかったのが、事務局(役所担当者)の連合会会長に対しての忖度。
おそらく一自治会長がそのような意見を出しているということ自体、連合会会長に伝わることは無かったのだろう。
いわゆる握りつぶしだ。
もう一つ、連合会退会についても相談した際、「規約上、通念上退会することは可能だが、退会は見合わせてもらいたい」という回答もあった。
これに対し「退会を希望している自治会があることを連合会執行部にも伝えて欲しい」と申し入れたが、おそらくこれも握りつぶされていた状況と思われる。
会長退任後だから言えるけれど、本当に煮湯を飲まされ続けていたと思っている。