【アルバム評】Editional/Official髭男dism
邦画随一の安定感と信頼
2021年8月18日リリース。メジャー2枚目(通算3枚目)のフルアルバム。
「Pretender」以後日本のバンドのトップをひた走り、勢いが止まることなくヒットソングを量産し続けている。本作は昨年話題になった「I Love…」や、現在もチャート上位にランクイン中の「Cry Baby」等14曲収録。
シングル曲は充実のラインナップ。当バンドは表題曲の完成度は言うまでもないが、タイアップとの相性が非常に良い。タイアップ先と楽曲が同時に注目されるケースがよく見られる。上記2曲はその筆頭にあたる。(なお、「Universe」は主題歌となった映画の延期の影響もあってか他曲と比較すると一回り小さなヒットに留まっている)
新曲については総じてミディアムテンポの落ち着いた曲が並ぶ。前作『Traveler』では多くの引き出しを披露することで多彩さを見せたが、今作は統一感を出すことで前作とは一線を画している。
PICK UP
「アポトーシス」
新曲。音楽プラットフォームのCMに起用された。
CMで使われている静かなパートから徐々に盛り上がり頂点まで達するとまた最初の静けさに戻る。これから始まる『Editional』という作品に期待を抱けるような楽曲。序盤に置いて正解。
歌詞 ☆☆☆☆
アレンジ ☆☆☆☆☆
メロディ ☆☆☆
「Laughter」
「Pretender」と同じ映画の主題歌に起用された。リリース前はPretenderの厚い壁を越えられないと危惧していたが、これは杞憂に終わる。歌詞、演奏ともに圧倒的スケールを誇るが、「鳥」「翼」「風」がテーマなせいもあり、どうしても映画の出演者2名の訃報を思い出してしまう。
歌詞 ☆☆☆☆
アレンジ ☆☆☆☆☆
メロディ ☆☆☆☆☆
後記
以上、初投稿となります。
宜しくお願いします。。。