夫婦の溝はこうしてひろがる
前回のnoteを描いてからあっと言う間に1週間が経過してしまった。
前回のnoteでも書いた学費問題に加えて、
一時帰国の準備と、
仕事の引継ぎと、
追加の翻訳依頼があったりして、
バタバタしているうちに金曜日の夜になっていた。
帰国準備は、何をどこまで対応しているのか分からなくなりそうだったのでチェックリストを作成して、進捗確認しつつ進めている。
もはやプロジェクト扱い(笑)
コロナにより変わり続ける水際対策の確認と対応が必要で、
先週末に四苦八苦しながらMySOS(日本に入国する際に登録が必要なアプリ)の登録を終えた。
コロナの検査の陰性証明の登録が残っているが、これは出国の72時間以内の検査になるため、それはもう少し先の事だ。
先ほど、月曜日の朝に検査に来てくれるように予約しておいた。
荷物はそれほど多くない。
仕事用と個人用のPCとスマホ、パスポートなどの必要書類さえ持っていれば後はどうにでもなるし、どうしても必要になったら日本で買えばいい。
ただ、久しぶりに帰国してするべき手続きについて調べていると、
本当に浦島太郎になりそうだと感じてきた。
マイナンバーはないし、電車だって乗れるのか心配になってきた(笑)
さて、今回の帰国の目的の一つは「親権について話し合い、今後の方向性を決める」だが、先日、電話がかかってきた時の元夫の話を聞いているとなんとも難しそうで、今からやる気が萎える。
元夫は裁判所での(離婚が決着したことは知らないっぽかった)離婚の手続きについては、「神の前では取るに足らないもの」であると考えているらしく、裁判所に出てこなかったのも「神は自分が素晴らしい人間だと知っているから、(裁判所の様な)俗世なところで知らない人に自分のすばらしさを伝える必要はない」と、言い切った。
神様レベルで話されると、俗世の欲にまみれた私とは話が合うわけもなく、当然、今後どのように生活していくかも決着がつくわけもない。
夫の考えは「家族だから一緒に一つ屋根の下で暮らすべき。」の一択で、離婚した後もできる限り良好な関係を保ち、(娘と一緒に暮らせないのなら)娘とも時々会いたい・暮らしたいと思っている私の考えとは真逆にある。
子供たちの事はもちろん頭にあるが、もう一度元夫と同じ屋根の下で暮らす気は絶対にない。20年近く一緒にいたこともあり、私は元夫の洗脳にすぐに影響されるだろう事も分かっている。物理的に離れていないと、また元の木阿弥になる。
木曜日に、夫は約束した通り授業料の一部を払った。
しかし、金額は電話で言っていたのよりはるかに少なくないか?
いや金額を私が聞き間違えたのか・・・?
こうやって、
何かを口約束する
↓
実行されるが何かが違っているor色々言い訳をして実行されない
↓
私は約束が破られたような気持ちになる
元夫は約束を果たした気になる
(実行されなくても「がんばったんだからOK」と解釈される)
↓
夫婦間の溝が広がる
を、繰り返して、結果、お互いの間にある溝は埋められない程に大きく、深くなってしまったのだろう。
息子は自分の貯金をかき集めたり、大学に掛け合ったりして何とかこの事態を乗り越えようと必死だ。
学費について、元夫と息子がどのように話し合って合意したのかは分からない。(多分そんな事していないのだろうが)
息子ぐらいの年齢になったら自分の生活費分を稼ぎ、お金の大事さを身をもって理解させたい気持ちは私も分かる。
しかし、その様な意図があったとしても、せめて学費ぐらいはちゃんと払ってやって欲しかった。元夫から直接大学に払い、生活費は息子が自分で稼ぐようにさせたらよかったのではないか。
息子が戦っているのを助けてやることはできず(私にはそれだけの資金が無い)、ただ見守るしかないのがなんとも悔しい。
元夫に色々と言われると「離婚は間違いだったのだろうか」と、一瞬頭をよぎる事は今でもある。
だが、この学費問題の様な事があると、やはり人間の根っこの部分は簡単に変わるものではないし、離婚を決断してよかったんだと思える。
離婚や親権の話し合いがうまくいくとは全く思えないが、まずは話し合いする事を自分の最初の挑戦としたい。