しまなみ海道の旅⑤:生口島を素通りしてホテルへ(生口島~大三島)
一時帰国の最後の日々は、念願のしまなみ海道に行くことにした。
旅のプランを立てる。あれこれ考えるだけでも楽しい。
東京から夜行バスで尾道へ。猫に癒される。
念願のサイクリングスタート!!
はりきりすぎて疲れが・・・。
生口島:体力と時間の無さから素通り
しまなみ海道を自転車で移動するにあたり、初めてである事と余裕を持持たせるため、尾道~今治を半分に分けて2日間で完走するプランにした。そのため、一日目の夜は尾道~今治の真ん中あたりになる、大三島に入ってすぐのホテルを予約していた。
尾道から出発して、向島、因島を通り過ぎ、3つ目の生口島に到着した頃は既に15:00を過ぎていた。途中で調べたので、今日の日没は17:30頃である事が分かっていた。暗くなったら怖いので、この時間までにはホテルに到着したい。
生口橋から次の大三島に行く多々羅大橋までの距離を正確に把握していたわけではなかったが、とにかく急いだほうがいいことだけは理解していた。
生口島でも寄りたい場所はあったが、とにかく先を目指した。
因島の工事現場であったおじさんが教えてくれた通り、生口島はあまり激しい高低差はなかった。既に疲れ切っているので、なんともありがたい。平坦なコースならばがんばる気力も湧いてくる。
余計な事は考えない様にして、ただひたすら今日のゴール・多々羅大橋を渡り切る事を目指して自転車を漕いだ。
多々羅大橋に近づいてきたところで、海の近くに出た。ここは海岸沿いにずっとヤシの木が植えられていて、日本なのにどこか南国っぽい。
曇りなので景色はイマイチだったが、天気が良かったらヤシの木々とその間から見える海がさぞ美しいだろうと思う。
生口島は柑橘類の生産が特に盛んなのか、みかんだけでなくレモンも栽培しており、たくさん見かけた。
多々羅大橋は橋長が1,480mで、2008年まで世界最長の斜張橋だったらしく、渡りきるまで距離がある。1,480mって、よく考えたら1km以上だわ。
橋の主塔の下で拍子木を打つと空に向かって反響する「鳴き龍体験」があるようなのだが、早くホテルに到着したい私はそれを見ても何のことか分からず素通りしてしまった。残念。
曇り空であたりも暗く、風も強くなってきていたので、少し怖かったが、無事に多々羅大橋を渡り切り、大三島に到着。今日のホテルへと向かったのだった。
多々羅大橋には県境がある。橋の途中に広島県と愛媛県の県境が示されていた。ここから別の県になるのだと思うと、不思議な気持ちだ。
I-LINK HOSTEL&CAFE SHIMANAMI
多々羅大橋から大三島に入ってすぐに道の駅「多々羅しまなみ公園」があるが、そこから約500m程の場所にI-LINK HOSTEL&CAFE SHIMANAMIがある。
今日のホテルだ。
私が宿泊した日は予約は私のみだったようで、(ホテルには悪いが)ほとんど貸し切り状態で使わせてもらった。
予約はドミトリーにしたのだが、一人部屋、二人部屋もある。洗面所、シャワー、トイレ、ラウンジがあって、トイレ以外は男女共用である。
アメニティは館内着、タオル(バスタオルとフェイスタオル。バスマットはシャワー室にある。)、歯ブラシ、ボディスポンジ、お水、スリッパだ。洗面所には綿棒とコットンのセットがおいてある。
カフェが併設されているのでそこで食事もできるが、真向いにFamily Martがあるのでそこで買って食べてもよい。冷蔵庫も使える。持ち込みは可なのだが、ラウンジを使える時間帯に制限があるので注意だ。
ラウンジには電子レンジとトースターがおいてあり、また、デトックスウォーターとお湯(お茶)は無料で24時間いつでももらえる。
ベッドのある部屋にはカードキーを使って入る。夜になると玄関も閉めるので同じカードキーで出入りできる。また、ここは自転車を置く駐輪場(同じ建物の中にランドリーと飲食可能なベンチとテーブルもある)もあって、そこも防犯のために夜はシャッターを閉めるので、カードキーで出入りが可能だ。
せっかくの日本なのに温泉が無いのが残念だが、自転車で5分程の場所に温泉がある。ホテルのタオルなどを持って行ってもよいらしく、良心的。
私はもう体力がなかったので行かなかったが、次に機会あればぜひ温泉も利用したい。
その夜はホテル内にあるカフェ兼レストランでアジフライ定食を食べた後、22:00過ぎには眠りに落ちたのだった。
サポートいただけた場合は、「子供が売られない世界をつくる」を掲げてインドでも活動をしている、かものはしプロジェクトに寄付します。