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一時帰国:友人の家にお呼ばれする

ちょっとのんびり(サボって)していたら、8月の一時帰国の話を書いているうちに、なんと10月に突入してしまった(笑)

一時帰国noteではまだ8月の上旬。
帰国(羽田)→妹の家(成田)→実家(青森)→友人の所(札幌)と移動して、うるさい元夫(と娘)が東京に帰ったので、一人で札幌を満喫しているところであった。

二人を東京に見送った後は、中島公園近くのホテルに移動した。
初日は雨も降っていたし、仕事もあったので、近くのセイコーマートでごはんを買って部屋の中で札幌を(?)満喫した。

「仕事中は外に出れないから明日の分も多めに」とつまみやごはんを多めに買ったのに、なぜか食べれてしまう不思議(笑)コンビニのお弁当からスーパーのお惣菜まで、日本は本当になんでも美味しい。



さて、後2日札幌に(一人で)残っていると知った私の友人は、「そうなの!じゃあ、明日の夜はうちにごはん食べにおいでよ~!!」と誘ってくれた。

観光するのもいいが、そこにいる大事な人に会う時間もとても大切だ。

火曜日はいつもお客様との会議があって忙しいのだが、次はいつ会えるか分からない。そんな大事な予定だったら、スケジュールは詰め込むしかないじゃないか。



そして当日。彼女からは「4時に終わるから、4時半ぐらいに会えると助かるんだけど。」とメッセージがあったので、「会議終わって、仕事の目途付けられそうだったら」と返事をした。

仕事があるので、守れない約束はできないし、しないと決めている。

幸い、この日の会議はスムーズに終了し、必要なメールなども大方4時ぐらいまでに処理できたので、同僚達にはすぐの返信ができない事、急ぎの場合はスマホに直接連絡して欲しい事、残りの仕事は夜に確認する事を伝えて、ホテルを出た。

コロナになり、リモートワークが浸透してきた為、本来の就業時間とは多少違っていても受け入れる文化ができてきたことはありがたい。その点ではインドの方が一歩先を行っていた気がするけども。(家族・プライベート優先)



友人とは最寄りの地下鉄の駅で待ち合わせた。

地下鉄の駅から家までは歩いて行けるので、二人でてくてくと歩く。10分程で家に着いたので、中に入ろうとすると「あ、ちょっとイオンに寄りたいんだ。車乗って!」と家の前に停まっている車に乗るように促される。

(家の前にスペースあるのに、なんで排水溝に落ちそうなぐらい右側に寄ってるんだろ。。。。)と首をかしげつつ、車に乗り込む。

近くのイオンに向かっている間、同級生がどうしているか、友人がこんな仕事しているとか、子供たちの教育問題などを、まるで今までずっと一緒にいたかの様に話す。

離れていた時間を感じさせない人っているものだ。

イオンに着くと、友人は「せっかく北海道来たんだしさ、スープカレーの素でも買っていきなよ!」と言う。(ちなみに今日の夕食はスープカレーだ)
自分で食べてもいいし、お土産にしてもいいので、いくつかをピックアップして購入した。

しかし、日本のスーパー(特にイオンとかの大型スーパー)は、品数が多すぎて迷ってしまう。私だけなのだろうか?

インドに大型スーパーが無いわけではないし、品数も多いのだが、日本を離れてしばらく経っているからか、どこに行っても商品選びに迷って困っている自分がいる。


家に帰ると、家の前、左半分側にもう一台車が停まっているのが見えた。

これが、友人が乗っている軽自動車が、はみ出そうなくらいぎりぎり右側に寄せて駐車している理由であった。

「すごいスキルだね」と感嘆のまなざしで友人を見上げると、
「毎日やってればできるわよ」と、相変わらず友人はかっこいい。


家にお邪魔すると、旦那さんと子供たちは既に家に帰っていた。

挨拶をして、ちょっとだけ会社のPCを開かせてもらう。
いくつか返信できそうなメールがあったので対応し、ちょっと集中力が必要そうなファイルの更新などは、後でホテルに戻ってから対応することにした。

その間に、友人が色々出してくれたものをつまみつつ、私は仕事、友人は夕ご飯の準備をした。(一人の方がやりやすい、との事でお任せした。)

リビングにいた友人の娘さんは、私の娘が送ったメールにどう返信するかを悩み、(どうやら、先日一緒に出掛けた後に、私の娘が一大決心をしてメールを送ったらしい。ほほえましい。)

息子君は、お父さん(旦那さん)と一緒にポケモンを捕まえに出て行ってしまった(笑)

ああ、平和・・・・。

もちろんいつもケンカしているって聞いているのだが、家族だったらケンカするのは当たり前で、それでも一緒にいて大丈夫だから家族なのだ。

私は今回の結婚ではうまくいかなかったけども、将来の希望は捨てたくないし、子供たちもできる事ならもっともっと幸せな家庭を築いて欲しいな、と思う。

友人は娘さんに向かって「パパみたいに見た目はイマイチでも、優しい人を見つけなさい」と力説していた。

そんな~。。。旦那さん素敵じゃない(笑)


友人が用意してくれたスープカレーに、旦那さんのご実家で取れたお野菜で、ナスの炒め物、キュウリ、トウモロコシ、トマト、メロン・・・・、とお腹がはちきれるまで食べさせてもらった。

特にトウモロコシの優しい甘さが後を引いて、たくさん食べさせてもらった。インドのトウモロコシは甘みが無く、どちらかというと、塩とレモンやスパイスで食べる事が多いので、自然の甘さが感じられるお野菜は久しぶりだった。

農家の現実は厳しい様だけど、取れたお野菜を分けてもらえるっていいな。

インドに戻ってからスープカレーを作ってみた。緑色が無い。。。


平日なので、明日は大人たちは仕事、子供たちも学校があるので、名残り惜しさを感じながらも、8時過ぎぐらいにお暇することにした。

友人は駅まで歩いて送ってくれた。お腹がはちきれそうなので、少し歩かないとまずい(笑)

私たちは高校の時の同級生だが、時が流れて今は40代になった。
話す内容も、子供たちの教育や、親の介護や、自分たちがこれからやりたいことに変わってきている。

それでも、二人とも仕事があって、これからも挑戦したい事があるのは、とてもありがたいことだし、お互いの存在がいい刺激になっていると思う。
40代の今が一番充実している様な気がする。

高校の時はそれほど親しくはなかったのに、20年経ってFacebookを通し手再会したら、前よりずっと距離が近くなった。人の縁とは不思議なものだ。


駅の改札を通った後に振り替えると、友人は笑顔で「へば!(地元の言葉で、またね、の意味)」と手を振ってくれた。

この年になって、私も海外にいるので、次に会えるのはいつか分からないけど、「またね」と次がある事をお互い願いながらお別れした。

少し寂しくもあるが、友人が持たせてくれた北海道のお菓子を胸に抱えて、ほっこりした気持ちで、ホテルまでの道を戻った。

へば!また近いうちに。


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