産む場所は私が決める | 〜この人たちとお産がしたい〜
長女へ妊娠報告した1週間後、通っていた病院での助産師面談。(妊娠5ヶ月半のこと。)
長女の話をすると、、、
"なんて素敵なの‼
︎きっと、お母さんのことが大好きで大事なのね。
うちではやっぱり立ち合いは難しそうだから
助産院という選択肢があるよ、経過も問題ないし、あなたなら大丈夫。そんな素敵な家族もいるんだし、
きっと、産めるわ‼︎"と。
M助産院を紹介していただく。
帰ってすぐに電話を入れてみる。。
おそるおそる。。
すごく緊張したのを覚えています。
院長M助産師さん
"まあ、一度きてみてください、
お話ししましょう☺️
ただね、その時期、夏休みをいただく予定で…もしかしたら、お産に立ち会えないかもしれないの。もちろん信頼できるスタッフに引き継ぎはしっかりしていくけれど…
いつ産まれるかは誰にもわからないから、3人目さんだし、予定日より早くなると…
どうしても私とお産がしたい、と言われたらそこはお約束できないかもしれないんだけど…
まぁでも、あなたじゃなくてもいいわ、と思うかもしれないし笑 私と一度会って、それで決めてみて🤍"
と。
なんだかとーーっても、いい意味で拍子抜け。
あれーー?なんか思ってたんと違う…
フランクだ。とても話しやすい‼︎♡
まぁとりあえず、行ってみよう‼︎
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助産院へ、初めていった日のこと。
心の準備をすごくすごくしていったし
やっぱりすごく緊張していた。笑
あまり緊張しないタイプだけれど。
だって、助産院=ハードル高い場所
だとまだ思っていたから。
見た目普通の、おうち。
1階のお部屋に案内してもらう。
出迎えてくれたのは、院長の助産師Mさんと、
若くて可愛いらしい助産師Sさん。
何聞かれるんやろ?
どんな食事してる?運動は?体重は?とか
聞かれるんやろか…
恥ずかしいけれど、
模範回答みたいなこと心の中で準備もしてた。
…でも、ただのおしゃべりだった。笑
温かいお茶をいただきながら、上の子達のことや仕事のことや、好きなことの話をした。
もちろんちゃんとひと通り、
助産院の説明は聞いて、
施設の案内もしてもらって、
緊急時のリスク的なことも聞いたけれど…
最後に、
ここで産むかどうかは帰ってご家族と相談して
お返事してくれたらいいからね。
と言われたんだけど、
もう、助産院から帰る道中で、
"あの方たちとお産したいから、
わたし、助産院で産むわ!
あなたも会えばわかるわ‼︎"
と
夫に電話を入れていました。
夫は、え?!ん?なに?って
めちゃくちゃ動揺していました。笑
わからない、わからないけれどピンときた。
この方達とお産がしたい。
私のこの妊娠の経過を一緒に見て欲しい。
ただただ、そう思ったのです。
でも、次の日だったかに、ちゃんと夫に説明したけれど、何をどう説明しても、
夫は反対していました。
基本的に私のすること、決めることに口出ししないタイプだけれど…
・冷静になろう。
・もし何かあった時、対応遅れたら?
・長女が立ち会いたいって理由で
病院をやめるって、それ理由になるの?
・とにかく本当に大丈夫なの?
・助産院で産んだ人なんてまわりにいない。
・わからない。ただただ心配。
なんか、こんなようなことを
つらつら話していた。
超えるべきハードルはまずここにあった。笑
うん、気持ち、わかるよ、
わからないことはない。
でも、"産むのはわたし"
長女の言葉がきっかけにはなったけれど
わたしが、安心だと思えるところで
安心だと思える人たちと産みたいから。
それまでも病院であまりいい想いを
してこなかった経緯があり…
そのことももう一度夫に話をして
最後は
"そうだね。俺が産むわけじゃないから…"と
言ってくれたけど、たぶん彼は
産んだその日まで、何か思っていたとは思う。
(思っていたと、実際言っていました。)
3回目の妊娠で、はじめてちゃんと
自分の気持ちを自分に問うた。
病院は、病院でよかったところもあった。
決してだめだったわけじゃない。
けれども、本当は…
もっとこうできたのでは?
あれってどうだったの?
…思い返せば溢れてくる。
妊娠、そして出産は、
一生に一度経験できるかできないかの
命懸けの偉業。
これを成し遂げようとするのに
上の子達のときは
なぜ自分主体で物事を決めてこなかったのか?
周りのよくわからない言葉に振り回されて
傷ついたり、落ち込んだりして
不安だらけの妊娠生活を過ごして
いつ生まれてくるかわからない
誰とお産するかもわからないまま
病院へ行き…
思い描いていたバースプランなんて
そっちのけで必死に必死にこの世に
赤ちゃんを産み出した。
どんな過程があったとしても
結果、赤ちゃんと自分が無事であれば
万事OKなことは間違いないのだけれど…
先に書いたように
一生に一度経験するかしないかの
命懸けの偉業に挑むのだから
もっと自分本位でいいし、
もっと自分を大事にしたいし、
もっと人に頼っていい、
と思ったのです。
よく言う、妊娠中や、お産時のあれこれは
いいことも悪いことも一生忘れない。
本当にそう思ったから。
どこで産むにしても、
不安がゼロになることはないけれど、
少しでも、その不安をゼロに近づけられるよう、
自分が安心できる場所で、
安心できる人達に囲まれて、残りの妊娠生活と
お産の時間を過ごしたい。
それが私の出した結論でした。
それでも、やっぱり、世間一般からしたら
普通じゃないことをしようとしていたから
外野から何か言われるのが嫌で、
助産院、自宅での出産については、夫とほんの数名にしか話していませんでした。
(今はそんな気持ち全くないし、次産む時も必ず迷わず、胸を張って自宅を選択します。)
実の両親にも話していませんでした。
(なんなら一番やいやい言われそうだから一番言いたくなかった。)
病院で産むことを安心、安全と思う方もいると思います。それは否定しません。
今は計画分娩、無痛分娩という選択肢もありますね。
人によって違う、妊娠の経過も、妊娠や出産への想いも。
ただ、"選択できる"ということ。
妊娠したら病院で産む、ではなく
他の選択肢もある、ということを
まず、知って欲しい🌸🌸🌸🌸
そして、助産院≠ハードル高い場所
なことも知って欲しい。
それは次回🌸
3hmama.