【あの映画、あの俳優、あの役】
思うがまま気の向くままに Ⅴol3
性懲りもなく今回は、今まで見た映画の中の、印象的なキャスト、役柄、場面という視点で個人的な感想を述べたい。お読みいただく皆さんと相通ずるところがあれば幸いです。
シンドラーのリスト 実在するユダヤ人たち 本人
エンドロールで、映画のモデルになった実在のユダヤ人(本人)たちが、映画のシーンとオーバーラップさせて、オスカーシンドラーの墓に花を手向ける場面。(スピルバーグの反則技)
ミザリー キャシーベイツ 映画全編
役が憑依していたとしか思いようがない怪演。シャイニングのジャックニコルソンよりも更なる恐怖を感じた。
激突 デニスウイーバー デヴィッドマン
主人公が最後放心状態で崖の上から、自分を恐怖のどん底に陥れたトレーラーの残骸を見つめるシーン。トレーラーの運転手の顔を一度も出さなかった演出には恐れ入った。
大脱走 スティーブマックイーン ヒルツ
最後にまた独房送りになるヒルツが、仲間からグローブとボールを投げ渡されるシーン。カッコイイ場面は全部マックイーンがかっさらった。リチャードアッテンボローが役者で出ていたのも記憶に残る。
真夜中のカーボーイ ダスティンホフマン ラッツオ
バスの中で絶命するシーン。しょぼくれた小市民を演じさせたら、ダスティンホフマンの右に出る役者はいない。ジョンヴォイトとの絡みも文句のつけようがない。
ワンスアポンアタイムインアメリカ ロバートデニーロ ヌードル
最後にアヘン窟でヌードルが、笑みを浮かべながらアヘンに興じるシーンは何を言わんとしていたのか未だ謎である。心情的にはこの役のデニーロが一番好みだ。
砂の器 加藤嘉 本村千代吉
今西刑事(丹波哲郎)がハンセン病療養所の千代吉の元を訪ね、和賀英良(加藤剛)が実子であるという確証を得るため詰め寄るが、息子を慮って頑なにそれを認めない鬼気迫る加藤嘉の演技。この役は加藤嘉以外に考えられない。
いやー映画ってホント楽しいですよね。またお会いしましょう、それではサヨナラサヨナラ。
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