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幻の黒い怪物 Barbarossa GARGOYLE -前編【機材レビュー】

【はじめに】


こんにちは、ご覧いただきありがとうございます。
タイトルにもあります通り機材、エフェクターのレビューでございます。

今回ご紹介・レビューするのはBarbarossaというブランドのGARGOYLEというディストーションでございます。
行きつけの楽器屋に入荷していたので試奏して参りました!

Barbarossaというブランドを知らない人のために…
っていう説明は他のブログ・レビュー記事で散々見たし多分この記事にたどり着いている方には最早説明不要かと思われます。(説明放棄)

凛としたバンドの某嶋徹さんが使っていることで有名ですね。 私もそれで知りましたし、このエフェクターに興味を持った理由のひとつでもあります。
やはり彼の音作りは魅力的ですからね…
ハイ。

【本題】



そんなことより早速本題ですが…


???
!?!?!?

買いました 

税込132000円

高ぇ、そこそこいい竿買える金額

やっちまいました…
いや、やってやりました

【経緯について】

ことの発端と言うほど大袈裟ではないのですが、たまたま何の気なしにTwitterで
[Barbarossa GARGOYLE]
とか検索して眺めていたら、なんと行きつけの楽器屋さんにGARGOYLEが入荷していて衝撃が走りました。

そんなに驚く程のことか?と思う方もいらっしゃるかもしれませんがBarbarossa(特にGARGOYLE)はタマ数がとても少なく、デジマートに張り付いてても年に数回入荷するかというレベルです。
しかも、入荷するのはだいたい東京・関東の楽器屋さんなんですよね。
関西在住の私はそもそもお目にかかることすらなく当然試奏もしたことがなかったワケです。

そんなわけで、大阪の某楽器屋さんにて入荷のツイートを見た私は「とにかくお目にかかりたい、弾いてみたい」という気持ちに駆られ、次の日に予定していたリハーサルスタジオ終わりに機材を持ったまま大阪に直行しました…

【試奏時点でのインプレッション】

スタジオから直行したので、自分のテレキャス(当然モンスタートーン搭載)(TKシグでは無い)からHX STOMP、HXのセンドリターンにGARGOYLE、アンプはもちろんFender Twin Reverbという感じで繋がせていただきました(ややこしい試奏の注文に応えて頂いた楽器店様に感謝)

とりあえずHXの方でプリアンプとしてTimmyのモデリングだけON
そしてGARGOYLE(設定はLevel9時・Tone12時・Gain12時ぐらいだった記憶)のスイッチをONにして
B#add9thのコードを1発ジャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「アッ、これ"正解の音"じゃん」

ーーーーーーーーーーーーーン

もう、凛として時雨のライブ前のサウンドチェックの時に聴けるあの音がそのままアンプから飛んできました(敢えてライブで聴ける音とは書かない)(TKの手から出る音は常人のそれでは無い)

個人的な気持ちの話は置いといて、レビューですね。
言葉で表現するのは難しいのですが、特徴を挙げていきますと
・音量がクソデカい、Vol9時方向でもバイパスよりかなり音量上がる。デカい音は正義
・Toneの効きが独特。12時方向までは割と普通っぽい、こもった感じの音から徐々に前に出てくる感じ。さらに上げていくとハイ〜ハイミッド辺り?が急激にガツンと上がってきて音量も上がる。
個人的には11~12時方向ぐらいが好き
・歪みの量感はほぼクリーンからかなり深めのディストーションサウンドまで行ける、ただしメタル系までは行かない。
・歪みの質感は結構キメ細かい?けど音が太くて音圧が凄い。
・そして凄く音が太いのに、輪郭がハッキリしている、低音のぼやける感じが一切無い。
・オープンコードを鳴らした時やアルペジオを弾いた時の弦の分離感が圧倒的。6本の弦がプリプリキラキラ鳴っている。

上述の要素から、深く歪ませても歪んでないかのようなクリアさがあり、他の歪み系エフェクターでは体感したことの無い独特・唯一無二という感じの歪みです。

あと、ツインリバーブに繋いでいたこともあってか独特の箱鳴り感?の様な音の厚みというか深みを感じました。

そんなわけで、もう最初の時点で惚れ込みましたね…

というか、試奏しに来た時点でもう負けてたんですよ。
いやむしろ勝ったのか、勝ちです。(勝ち負けの話ではない)(負け)

店員さんからもかなりオススメされましたし、やっぱりレア物なだけあって買わずに後悔するより買って後悔したいじゃないですか…(あと万が一のことがあってもリセールバリューがそこそこ良いし)
そんなわけで冒頭の流れになるわけです。

めでたく購入し、私の所有物となりました。

【自宅でじっくり弾いてみた】

やはり購入したからには、もう徹底的に弾き倒してやりたいと思いまして、帰宅して直ぐに宅録環境(ほぼHX STOMPしか使ってないけど)でじっくり弾きました。

まず最初に言っておきたいのですが、GARGOYLEはアンプに繋いで大音量で鳴らしてあげることで本領を発揮するエフェクターであると思います。
シミュレーターからモニタースピーカーやヘッドホンを通して聴いても、やはりアンプの音圧というか空気感?には敵わないと思いました。

とはいえ、やはり宅録環境でも良い音には変わりないですね。
凛として時雨のMissing lingという曲のイントロのフレーズを弾くのがとても気持ち良いです。(前のツアーの始まりがとてもカッコよかった)(なんでライブはフロントPUじゃないねん)


無骨なデザインがクール
あと、マットブラックって色が好きなんですよね



あとどうでもいい情報ですが、噂通り本体重量がクソ重いです。アルミ削り出しかつ、かなり肉厚な筐体であり内部もパーツが仕切られた構造になっているため、その影響が大きいですね。

なりきり北嶋徹セット()
ワンコンの方届いてからちょっと記事書き直してます


比較としまして、サイズは一回り小さいですが同じくアルミ削り出し筐体のワンコントロールTKシグの重さですが

353g
サイズの割にやや重く感じます

そしてGARGOYLEの重量が…

は?

もはや鈍器

【参考音源】

そもそも私が重い腰を上げてレビュー記事を書こうと思ったのは
「ネット上にGARGOYLEのレビュー、特に音源が少なすぎる!」と常日頃思っていたからです。

絶賛してるブログとかはありますし、レビューとしてはとても参考になるのですが、エフェクターは音を出す・聴くもの。

百聞は一見にしかず

いや、楽器なら百見は一聞にしかずとでも言うべきでしょうか

とにかく音源を聴いてなんぼのもんなんですよね。
(今まで書いてきた約2000文字全否定)

実際のところこの記事の執筆時点で、YouTubeにてGARGOYLEの試奏動画と銘打って上がっているのは恐らく川村健司様の動画ぐらいですかね。

というわけで、この記事でサンプル動画を上げたかったのですが、GARGOYLE購入後にワンコントロールのTKシグネチャーペダル(アルミ版)も購入したため、せっかくならそちらとの比較・相性も合わせて動画を作成したいため、後編という形で次回の記事に載せていきたいと思います、申し訳ございません…

一応、TKシグが届いた直後に、2つ合わせて適当に録音したものをTwitterに上げておりますので参考までに⤵︎ ︎


【ひとまずの総評】

総評としましては、値段に見合うかどうかはともかく最高峰の歪みエフェクターの1つであると私は思います。
特にTK氏のギターのコピーをしている方には1度弾いてみてほしい逸品ですね。
まあ、なかなか店頭に並ばないのがネックですが…

また、折角手に入れて自由に弾くことができるようになったので、記事へのコメントや私のTwitterなどで「こういう環境で弾いてみてほしい」とか「~系のエフェクター・アンプとの相性が知りたい」みたいな意見をいただければ、(あくまでシュミレーターで出来る範疇ですが)可能な限り要望に応えたいと思っております。
お気軽にコメント・リプライなどお願いします。


それでは今回はここまで。
ご覧いただきありがとうございました。

来月のカードの請求が怖ぇです

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