バレエ文学ご寄稿No23 「くつくつトゥトゥトゥ」 さく、たらはかに さしえ、あんじょー
※たらはかにさまより、バレエ文学にご寄稿いただいたので紹介いたします。挿絵はあんじょーさま。文学フリマ京都で無料配布の絵本作成のときと同じペアでやってもらいました。
絵本形式で掲載していきます。
↓ ↓ ↓
くつくつトゥトゥトゥ
ここは、とあるまちのくつやさん。
カッコイイスニーカー
おとなっぽいかわぐつ
おしゃれなブーツ
なつのサンダル
そんなおみせのはしっこに、バレエのトゥーシューズもうられています。
よるになっておみせのひとがいなくなると、パーティがはじまります。
「オレのダッシュはせかいいち!」
とスニーカーのスニック。
「わたしのスタイルさいこうよ」
とブーツのブティー。
そしてさいごはトゥーシューズのトゥトゥのでばんです。
トゥトゥはタン!ととびあがると、かれいなダンスをはじめました。
そしてクルクルとまわります。
トゥトゥはクルクル
トゥトゥのくつひももクルクル
まわりのみんなもクルクル
まるでトゥトゥのバレエだんです。
おどりつかれたトゥトゥたちは、そのばでグッスリねむりました。そしてあさになりました。
「だれ? ちらかしてかえったのは!」
てんちょうさんはおこりました。
はこにもどらなかったトゥトゥたちはしまったとおもいながらも、クツクツとわらいました。
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