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 こんにちは。バレエ文学出版の藤田です。

 本年の8月に田丸雅智氏の単独絵本「おててバレエ」 を無事上梓しました。もう1冊出版する予定でしたが、着彩に入っていますものの遅れております。来年の3月ごろに上梓予定です。

 ひとり出版社ながら、本を出す以上はできるだけ多くの読者さまを獲得したい。そしてこのバレエ絵本を読んでよかったと思ってもらいたい。どなたでもバレエの良さと楽しさを感じられる絵本を出し続けたい。

 そのためにバレエ絵本専門の出版社を作って現在に至ります。

上はアマゾン、下は楽天。その他WEB上で取り扱っていただいています。


A4サイズ、表紙込み28ページ。
税込みで1100円の絵本です。
今回は絵本の損益分岐点も公表します。

以下の数字はすべて税込みです。
販売手数料440円。
印刷費用405円
消費税100円も当然引かれてこちらの純益が155円。
原作者や挿絵画家の印税を引くと、こちらに残る55円が純益となります。
ですが支払い済みの原稿料やDTPデザイナーさんへのお給料を考えると、純利益をあげるには程遠い状況です。


 現在、新規の絵本でベストセラーを出すのはプロでも難しく、名前が通っている作家作品だけが勢いがある状態です。
 昔ながらの絵本はやっぱり強いです。子供時代に読んだ絵本を親になってから新たに購入して我が子に読み聞かせをする。こうやって絵本が世代や時代を超えて繋がっていきます。
「おててバレエ」の絵本も、そういった流れに乗れたら嬉しいですが、わたしの商売の下手さもあってなかなかうまくいきません。

 わたしの場合バレエが大好きという思いでやっていて儲けは二の次なので続けられます。また幸い原作者様、絵師様たちも売り上げについて厳しいことをいう人ではないのでなんとかやっていけています。



 今年は直の卸を利用することも考えていろいろと動きましたが家族に病人がいること、他に仕事もある状態で専任はできないのでどうしても行動に制限がかかります。他の出版社との提携も考えてそれも動きました。打診した会社側もこちらが素人であることを踏まえていろいろと親切に教えていただきましたが成立しませんでした。

 バレエというニッチな分野に加えて、売り上げは正直に申して悲惨な状況です。バレエに関与している大手の販売会社やWEB上でも取り扱っていただけるよう声をかけましたが全滅でした。
 どうも書店卸や取次を使わないのがネック&信用ゼロなようです。でもそれを使うとどうしても絵本が1100円では販売できなくなります。バレエ販売店での直取引の場合でも販売利益を3割ほど渡さないといけないので、1500円ぐらいに値上げするつもりでしたが、断られたので1100円のままです。いいのかわるいのかわかりません。

 絵本って結構高いよね、と思っていましたが実際に自分で会社を作って作成したら最低限の価格が1000円です。税込みで1100円。だから購入していただける人はただただありがたく思います。

おててバレエはオンデマンド印刷専門でWEB上だけでの販売ですが令和7年1月19日の文学フリマ京都(京都勧業館1階、入場無料)で実売します。見本コーナーにも出しますので現在ショートショート作家の旗手、田丸雅智氏のバレエ原作ってどんなのだろうと思われた方はどうぞ読みにきてください。

↓ ↓ ↓

https://c.bunfree.net/p/kyoto09/40878

※こちらで購入していただけると、特製クリアファイルがおまけについてきます。
※無料配布のミニサイズのバレエ絵本もあります。(先着順です)


 令和7年の春に出版予定の絵本は、素晴らしい作家から素晴らしい原作を寄稿していただきました。挿絵画家さんも現在着彩中ですが、良い出来栄えになるはずです。
 新規で出す絵本については他の作家様と交渉中です。こちらは無名なので無視をされて当たり前なのですが、ちゃんと相手をして考えていただける先生もいらっしゃいます。多忙を理由に断られましたがとても感謝しております。

まだまだ拙い出版社ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

                    バレエ文学出版 藤田拝


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