学校の表彰式

先日終業式が終わり、冬休みに突入しました。クリスマスは友達とパーティーしてなかなか楽しい長期休みを過ごしているのですが、1つだけ毎日考えてしまうことがあります。

それは終業式と同日に行われた表彰式についてです。担任の先生に推薦されて9月から始まった後期の射撃での活躍を全校生徒の前で表彰させてほしいと言っていただきました。お恥ずかしい話、今まであまり表彰された経験がなく嬉しくなってしまいそのお話をすぐに受けました。

ステージから聞こえた声

標語で最優秀賞をとった子、絵で優秀賞をとった先輩、そして全国大会出場権を獲得した部活そして私が表彰されました。順番的には私が一番最後だったのですが「ライフル射撃の表彰です」と司会の方が言った瞬間に体育館の空気は一変。嫌な笑い声、話し声が広がりました。
私の感覚なので正しかったかは定かではありませんが、3年生からは「えなに射撃?」という話し声が聞こえました。同じ学年の2年生からは笑い声が聞こえて恥ずかしくて早く賞状をもらって降壇したいと強く思いました。

仲いい友人でさえも

思い返せばいつも一緒にお弁当を食べる友人たちに表彰されることを伝えたときもそんな反応だった気がします。ただ仲の良い友人だからいじられてるんだと思い込んでいつもツッコんでみたりしてその場は乗り切っていました。でもその友人からのイジりは案外本心でそして多くの人の総意だったのかもしれません。
「表彰されてるとき笑っちゃうかも」そんなことを言われたことを思い出しました。その場では「いや笑わないでよ〜?」なんておちゃらけて返したけどライフル射撃で表彰されることって笑われちゃうことなのかなとあとになって振り返りました。

2人が言ってくれたこと

推薦してくれた先生からも何も言われないまま冬休みになり、色々考えてこれから先また表彰式を勧められたとしても断ろうと考えていました。
一緒にクリスマスパーティーをした友人と歩いて家へ帰る途中にこんなことを教えてくれました。
「表彰式のときクラスの男子めっちゃ笑ってさ、わざと拍手大きくしたりして感じ悪かったんだよね」
その男子は名前を聞かなくてもわかりました。本来であれば拍手を大きくするのは称えてくれてるのかなと思うかもしれませんが、今回のはきっと皮肉を混ぜた汚い拍手であったんだろうと感じます。続けて友人は言いました。
「つぎ表彰式の推薦来たら断ったら?」

その後小学校からずっと一緒の幼馴染から連絡が来て、表彰式のことについて訪ねました。
「他のクラスの男子もニヤニヤしながら拍手して、小さい声でヨッ!!とか言ってて聞いてるこっちが恥ずかしかった」
こんなことを言っていました。そして続けて幼馴染は言いました。
「次表彰式の推薦来たら絶対に断りな!」

立て続けに2人の友人から表彰式の推薦を断るように助言をされました。
相当嫌な雰囲気だったのだなと思います。
そして聞けばきくほどこの競技を軽んじている用に感じます。または私のことが嫌いなのかそれはわかりませんがとにかくいい気持ちにはひとつもならない。次もし表彰の機会があれば必ず断ろうと思います。


マイナースポーツを行う人間の使命

ライフル射撃はマイナースポーツです。野球やサッカー、バスケットボールやバレーボールのように体育で行う競技ではないし、競技人口も多いとは言えません。
だからこそこの競技の楽しさ、面白さを知っている人間が広めていく必要があるのかなと感じます。そして私は部活動ではない、射撃場もない地域で練習をしています。そんな人が全国大会で良い結果を残したらもしかしたらライフル射撃という競技がメジャーな競技に近づく一歩になるかもしれません。今は悔しいけど、腹立つことも有るけど私が住む地域でライフル射撃の広めたパイオニアになれたらいいななんて思います。


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