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フィギュア造り続けて一年 副業を考える。

こんにちわ! 3Dプリンター戦記です!

今回は自分が副業を始めるにあたっての経緯や登録したサイト、そして実際どうなのということを書いていこうと思います。


始めようと思ったきっかけ

今まで副業に関しては最初は始めようと思っていませんでした。
というのも自分がやっている3Dプリンターでの原型を製作するというのは、プロレベルの素人がゴロゴロいる世界でそんなレベルの人が趣味でやっていたりする世界です。
今までそういう世界に無縁だった自分がそんな世界でお金を人から頂こうなんて、おこがMAXということは自分でも重々承知で金銭的にも日々困ってるわけではないので始めた当初は考えていませんでした。

考えが変わったのは8月で、今年の8月に10年付き合っていた彼女が亡くなってしまい、その8月末には母親が腎臓癌のステージ4だということが判明します。
8月だけで3キロ痩せるぐらい衰えたんですが、何をするにしてもお金は必要だということを再認識しました。
母親の治療費は高額医療の制度で上限が決まっているといっても入院費は別だったり薬局での薬はその上限の枠から外れている等、驚くほどお金がかかります。

内心、彼女が亡くなったことは今でも忘れられずにスカイプ画面を開いてはもう二度と繋がらない画面の前で時々、今でも泣いていることもあります。
しかし前に進むしかありません。 母親が癌になってしまい、自分がしっかりするしかないと言い聞かせて8月頃に副業を視野にZbrushを活かそうと考えを改めました。

副業を始めるにあたって使ったサイト

副業を調べてみると自分はココナラというサイトに真っ先にいきついてとりあえず、ココナラに登録してみます。
(ココナラとはフリーランスや個人事業主がネットでサービスを売り買いしている仲介サイトみたいな感じです。)

ココナラでサービスを見てみるとフィギュア制作の仕事はそこそこあり、データ制作等のサービスもそこそこありました。

サービスを一通り見てみると、気が付いたことがあり仕事を受けてる人に仕事が集中している傾向が非常に強い感じになっていました。

恐らくリピーターやら実績がつくのでそれに基づいて仕事が集中してしまうため新規の方にはなかなか仕事がいきづらい環境だとすぐにわかりました。


自分のココナラでの市場価値


ココナラでのサービスの金額を見てみると非常にバラつきがあります。
安いとこだと5000円でデータを作ってる人がいたりして驚きました。
高いところだと天井知らずといえるでしょう。
では仮に自分が5000円でデータを作った場合、一体いくらぐらいになるのか  
計算してみました。
自分がフィギュアを作る場合はデータだけでどんなに早くても10時間かかります。
長い場合は40時間程度です。

仮に40時間と想定すると時間あたりの労働単価は125円になります。(笑)

流石に125円ではリスクしかないのでこれを二万円と想定すると40時間かかった場合は500円となります。
500円ならば十分 挑戦する価値はあります。


ここで自分の市場価値を客観的に見てみます。

肩書は 素人 Zbrush歴一年未満 ただの高卒 ちゃんと勉強してない上に独学 実績0

これが自分の肩書ですね。 客観的に見て誰がこんな人物に仕事を頼むんでしょうか?

肩書だけでは市場価値は無価値どころかマイナスだということがわかりました。

どうやってサービスを売るか


では客観的に見て 二万円でフィギュア制作の仕事のサービスを置いた場合、自分から見て購入するかどうか考えてみます。

まず市場では金額は天上知らずなので、他と比べた場合は二万円は安く感じますが二万円という金額自体はあまりに大きく絶対に失敗したくありません。
じゃあどこを見るかというと実際にどんなものが作れるのかということになります。
なので、ポートフォリオや作ったものの画像が重要でそこが判断のポイントとなると思いました。
9月頃から特に見栄えを意識するようにZbrushでの造形も意識変更しました。

次にプロフィールを確認されると思うのでプロフィールもしっかり書いておきました。

ポートフォリオ→プロフィール→サービス登録

この順番で形にしていき、とりあえず二万円という価格設定でおいてみました。

出来ないことを書いてもしょうがないので、美少女フィギュアが得意(ほぼそれしか作ってない)ということを念を押して書いておき、作ったものの作例を実際載せて、後は放置しておくことにしました。

それと仮に副業が成立するようになればZbrushでの経験にもなるので自分にはいいことづくめです。
経験がつめるというのは自分にとっては大きなメリットで造形もできて経験も積めるならば一石二鳥!

一週間後

分析から見ると何人見ているのかがグラフでわかります。
グラフを見てみるとほぼ誰の目にも止まってなくて草です。 アクセス数すらも一桁でSNSでの宣伝は一切していないので、予想はしていましたが仕方ないですね・・・。
ツイッターで宣伝すれば多少 アクセス数は上がるかもしれませんがそれだけはしたくないのでSNSでの宣伝はしない方向で挑戦していくことになります。
なんでSNSに書かないかといえば恥ずかしい気持ちが強いです・・・。
本当に、プロレベルや神レベルの人が飲食店とかで働きながら趣味でやっていたりするので、そういう人たちをSNSや海外のアーティストの作品を知っているので、恥ずかしい気持ちがいっぱいですがこのまま趣味でやっていてもお金の不安面は解消されないので、間をとってココナラでサービスだけ登録して作品の画像置いておきそれを見て判断をしていただく という感じになりました。

一か月後

アクセス数は一か月で100程度(くっそ少ない)ですが
質問がとんでくるようになり、少しだけ期待が出てきますがまだ質問止まり・・・。

二か月後 

アクセス数は変わっていません。一か月に100程度です。

見積もり依頼が何件かきましたが・・・。
見積もり止まりで終わってしまいました。
ちなみに自分は美少女フィギュア制作を前面に押し出して作品も全てそれに関するものを載せてるんですが、驚くことに見積もりは美少女フィギュア系は0件です・・・。(笑)
あと見積もり必須にしてしまっている為、必ず最初に見積もりをします。
これは自分のできないものの依頼をされて勝手に話を進められてしまうと困るので見積もり必須で自分は一旦、見積もりをきたものに関してはラフを作り本当に完成までいけるのかということが確認してそのラフを相手に提示するという形式です。
なので、ラフは無料になってしまうんですがこれもZbrushでの修行と考えると非常に有意義です。
色んなものを実際に作ることになるので見識が深まります。

それと、どの方も作風に興味をお持ちいただきお見積りしているとのことで悲観することもないのかなと思いそのまま放置しているとついに運命の見積もりがきました。

運命の見積もり


依頼内容に関しては細かくは言えないのですが、抽象的にいえばフィギュア制作の依頼ではなく、しかもリアル系なので見積もり内容を拝見しているとき『これは自分には無理な分類だな・・・。』と思ってしまいましたが、一応ラフを作ってみました。
リアル系なので三時間もかかってしまいましたが相手に提示すると、好感触で自分もその時は完成までいけるかわからないので、見積もりの段階でラフを進めていくことにしました。
ラフだけで70%ぐらいまで仕上がり、先方に提示してみるとサービス購入の意思があるとのことでサービス購入して頂き、本格的に始まりました。

分類は造形とかではなく彫刻に近い感じのもので最終的に金属にとのことで厚みを特に気を使いながら仕上げていきました。

はっきりいってココナラに転がっていた石、同然の自分を購入してくれた恩義を感じ今までの自分が作ってた物より真剣に考えながら作っていきました。
修正回数とかラフ提示回数というのは抜きにしてこまめに連絡して誠意をこめて作りました。

無事 納品することができました。

気に入ってもらえてまたリピートしてもらえたら嬉しいなと思っています。

そんなこんなで自分がココナラで副業を始めたときのお話でした。


あと少し空いた時間でZbrush日記として最近の作品とか置いておきます。

シュタインズ・ゲートから牧瀬紅莉栖を作ってみました。
制作時間は26時間です。

この頃から服の作成の手間を減らすためにマーベラスデザイナーを導入することにしました。



服の型紙をソフトで作り実際に着せるソフトです。
服のシワを全てシュミレーションで再現してくれるためシワの指標もできて自分にとっては大きくプラスになると思い取り入れることにしました。

次に 
かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦
から
四宮かぐやと早坂愛を作ってみました。

四宮 15h  早坂8h

衣装のほうは全てMDで作りシワも全てMDが作ってくれました。



現在はAI絵を基にフィギュア制作をしていまして、
進行中のモデルがこちらです。

まだ六時間程度ですが、体にも気合を入れて作っています。
ポートフォリオ用のものなのでしっかり作りこんでいきたいと思います。

話が脱線してしまいましたが、以上がココナラでの取引までの道のりと現在進行している自分の造形でした。

取引は慌てても仕方ないので気長に待っていくことにします!

ここまで読んで頂きありがとうございました!

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