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ヴァンサバ悪魔城コラボがどれだけすごいかという話をしよう
この記事はげむすき ゲーム紹介【2】Advent Calendar 2024への参加記事です。
※記事の特性上、Vampires SurviversのDLC「Ode to Castlevania」のネタバレを含みます。
ネタバレを含む章は見出しに記載しているので、初見で楽しみたい方はその箇所を避けてお読みください。
ヴァンサバと悪魔城、ついに出会う
2024年10月21日、『それ』は来た。
Vampire Surviversと悪魔城ドラキュラシリーズのコラボDLCの配信告知である。
ヴァンサバの新しいDLCは「悪魔城ドラキュラ」コラボのOde to Castlevania!10月31日から発売開始!誰がこの展開を予測できた?!
— ヴァンパイアサバイバーズ 公式🧄 (@poncleVampireJP) October 21, 2024
このDLCは過去最大のアップデートで、最低でも10時間ぐらいゲームプレイができるよ
🧄 20人以上のキャラ
💥40種以上の武器
🗺️ 1つの巨大なステージ+他にも! pic.twitter.com/GmrShbuhvD
このDLCがどんだけすごいのか?という話をする前に、まずはVampire Survivers(以下、「ヴァンサバ」と表記)というゲームについて軽く紹介しておこう。
ヴァンサバの遊び方は極めて簡単。
操作は移動と決定だけ。オートで発動する武器で敵を倒し、経験値を集めてレベルアップして、武器を強化しながら押し寄せる敵を対処する。
そうやって、30分間生存すればステージクリア。ね、簡単でしょう?
最初のうちは10分間生き延びるのも精一杯だが、何度もプレイを重ねてキャラクターの強化ができるようになったり、新しい武器や武器の進化をアンロックすれば30分間の生存も可能になる。
ゲームに慣れると「30分間生き残れるか」ではなく「今回はどの武器で敵を蹴散らしてやろっかな〜」に目標が変わっていく。それがまた面白い。
とまあ、軽くヴァンサバの魅力に触れたので次はヴァンサバと悪魔城ドラキュラシリーズ(以下、「悪魔城」と表記)の関係について記そう。
このヴァンサバ、実は悪魔城のパロディがてんこ盛りなゲームなのである。
ピンとくる人は初期キャラのアントニオ・ベルペーゼを見ただけでもう「悪魔城やんけこれ!!」と反応するだろう。
サークレット(あるいはバンダナ?)を身につけ、ミニスカにも見える衣装を纏った鞭振りマッチョ。これは悪魔城の初代主人公、シモン・ベルモンド及びベルモンド一族に頻出する特徴である。
ゲームを進めるとアンロックできる操作キャラのアルカ・ラドンナだって、「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」にて主人公を務めて以降、シリーズ看板キャラの一人となったアルカードにそっくりだ。
初期武器「炎の杖」の進化先の「地獄の業火」のエフェクトが完全にダークインフェルノ(悪魔城にてドラキュラ、アルカード、来須蒼真が使える魔法)なのも芸が細かい。
また、武器の数々にも悪魔城パロディがたっぷりだ。投擲武器のナイフはまあありがちとしても、上方向に放物線を描いて飛ぶ斧、設置ダメージの聖水、ブーメランの如く戻ってくる十字架、ぐるぐるとプレイヤーキャラの周囲を回って敵から守ってくれる聖書は名前も挙動も完全に悪魔城のサブウェポンそのまんまである。
とどめに回復アイテムは肉だ。悪魔城で壁を壊すと出てくるやつだ。そして一定時間時を止める懐中時計や画面内の敵を殲滅するロザリオも、悪魔城に同様のアイテム(懐中時計はサブウェポンだが)がある。もう悪魔城既プレイヤーには馴染みしかない。
そんな悪魔城パロディをふんだんに取り入れたヴァンサバが、悪魔城と正式にコラボを果たしたらどうなるか?
答えは簡単。本気を出しまくった。
それはもう、悪魔城ファンが卒倒する勢いで気合の入りまくったDLCを作ってくれた。
この記事では、その気合の入り方がいかにすごいかという事実をヴァンサバ開発元のponcleへの深い感謝を込めながら記していく。
ヴァンサバ×悪魔城DLCのここがスゴい!①参戦キャラ数
ヴァンサバにはこれまでにも新たなキャラ、武器、ステージを追加するいくつかのDLCが配信されている。
和風モチーフの「Legacy of the Moonspell」、魔術モチーフの「Tides of the Foscari」、宇宙人狼の別名で知られる人気ゲームAmong Usとのコラボの「Emergency Meeting」、悪魔城と同じくKONAMIの伝統的な人気タイトルである魂斗羅シリーズとのコラボの「Operation Guns」。
値段は非コラボ二つが200円、コラボ二つが250円と非常に安くてお買い得。
それに対して悪魔城コラボの「Ode to Castlevania」は400円とちょっとお高い。これはなぜなのかというと、単純にこれだけボリュームがおかしいからだ。
これまでのDLCは追加キャラが10人前後、武器はそれより少し多く、ステージは多くて2〜3ステージ。魂斗羅コラボがちょっと奮発して20種強の武器が追加されているくらいだ。
一方、悪魔城コラボは20人以上のキャラと40種以上の武器。単純にボリュームはこれまでの倍だ。
そして追加ステージはひとつだけだが、規模は最大級。30分で探索し尽くせるか怪しいレベルの広大なマップと数々のボスがご用意されている。
さらに目を見張るのが参戦キャラの数々。購入時点でプレイヤーキャラリストに追加されるキャラは以下の通り。
レオン・ベルモンド
ソニア・ベルモンド
ラルフ・ベルモンド
クリストファー・ベルモンド
シモン・ベルモンド
ジュスト・ベルモンド
リヒター・ベルモンド
ユリウス・ベルモンド
グラント
ジョニー・モリス
ジョナサン・モリス
来須蒼真
シャーロット・オーリン
サイファ・ヴェルナンデス
ヨーコ・ヴェルナンデス
アルカード
エリック・リカード
ヘクター
マリア・ラーネッド
シャノア
多い。
この時点で悪魔城未見さんもびっくりだろうが、さらに憎いのが人選だ。シモンやアルカードといったド定番だけでなく、普段なかなかスポットライトの当たらないキャラクターまで抜擢されているのが素晴らしい。
特にすごいのがソニア・ベルモンドの参戦だ。
ソニアは「悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲」の主人公なのだが、公式サイトの悪魔城ドラキュラシリーズの時系列を記した年表に「漆黒たる前奏曲」が記載されていないという不遇な扱いを受けている主人公である。
それがしっかりスポットライトを浴び、プレイヤーキャラとして選ばれている。これがどれだけすごいことか。PVで彼女の姿を見た時にはひっくり返りそうになったくらいだ。
その他のキャラも、幅広いタイトルからまんべんなくピックアップされている。ファンからすれば「えっこのキャラも使えるの!」と大歓喜ものだ。
キャラだけでもすごいのだが、各人が持つ武器もまた原作ネタが細かく仕込まれている。特に進化させてからが既視感マックスバリバリなので、もし悪魔城既プレイヤーでまだヴァンサバの悪魔城DLCをプレイしていない方は是非その目で確かめていただきたい。
早くしろ!ネタバレを踏む前にーーーーーーッ!!
ヴァンサバ×悪魔城DLCのここがスゴい!②BGM
悪魔城シリーズといえば、BGMがいずれも名曲揃いで知られている。
特に「Vampire Killer」「Bloody Tears」「Beginning」の三曲はドラキュラ三大名曲として有名なのだが、そんな名曲の数々もコラボDLCにはしっかり収録されている。
さらにはなんと先述の三大名曲だけでなく、各キャラのテーマ曲とでも呼べる曲がばっちり入っているのだ。悪魔城キャラを選択すればそのキャラのテーマ曲がデフォで流れる仕様になっていて、どのステージでも名曲が楽しめてしまう。
さらにさらに、DLCではなく初期からあるステージで「魔法の楽器」というアイテムを取得すればステージBGMを自由に選択して遊べるので、コラボキャラ以外でも悪魔城BGMを聴きながらプレイができる!
30曲を超える収録曲の数々はBGM選択画面で試聴ができるし、なぜかヴァンサバのアレンジ版だけでなく原曲も聞けてしまうので是非とも原曲とアレンジ両方聴き比べて幸せになってもらいたい。
個人的オススメはレオン・ベルモンドのテーマ「Lament of Innocence」(真実の嘆き)と、リヒター・ベルモンドのテーマ「Bloodlines Bequeathed」(乾坤の血族)だ。ほかの曲も名曲揃いなので、是非ともお気に入りの曲を見つけてほしい。
ヴァンサバ×悪魔城DLCのここがスゴい!③ステージ
キャラとBGMについて触れたので、最後に追加ステージについて紹介しよう。
追加ステージ「Ode to Castlevania」は公式曰く最大規模のステージだ。何が最大かって、まずその広さである。
ヴァンサバのステージはいずれも広大だが、この悪魔城コラボステージは複数のエリアから成る広いマップを探索し、各地にいるボスを倒してエリアを解放しながら先に進んでいくという今までにない仕組みになっている。
当然、登場する敵やボスはいずれも悪魔城に登場したモンスターばかり。中には範囲攻撃ギミックを引っ提げて登場するボスもいるし、原作そのままの演出で登場するボスまでいる。
また、城内で出会える肉やハートリペアーなどのアイテムも悪魔城原作そのままの姿で登場している。
悪魔城の肉を取得した時は「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」の回復SEが流れるし、ハートリペアーはエフェクトまでついてくる。凝りすぎである。
そんな細かすぎる原作再現が詰まりまくったステージで手強いボスを打ち倒し、広大な悪魔城を少しずつ踏破し、様々なキャラをアンロックして、いつもの階段を踏み締めて玉座の間に登った時、そこに何が待ち受けているかは是非自分の目で確かめてもらいたい。
買おう、ヴァンサバ! 買おう、悪魔城DLC! 本体とDLC合わせて1000円くらいだから!
そしてできれば悪魔城シリーズにも触れてくださいお願いします!!
※ネタバレ※まだまだスゴいぞ悪魔城DLC!
ここから先はスタッフロール後のネタバレを含む内容となっている。
すでに全てを見たか、あるいはネタバレされても構わないから紹介してくれという人だけお読みいただきたい。
いいですね?
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
勘の良い方は気付いたであろう。
「20人以上のキャラって言ってるのに、レオンからシャノアまで足しても20人ぴったりじゃないか?」と。
そう、追加キャラはこれだけでは終わらない。
リヒターで玉座の間に到達した後、そしてスタッフロールの後に、以下のキャラクターが追加されるのだ。
ヴラド・ツェペシュ ドラキュラ
リサ・ツェペシュ
キンシー・モリス
ネイサン・グレーブス
マクシーム・キシン
白馬弥那
ヴィンセント
アルバス
ラインハルト・シュナイダー
キャリー・ヴェルナンデス
コーネル
ヘンリー
サラ・トラントゥール
リナルド・ガンドルフィー
ジュリア・ラフォレーゼ
サンジェルマン
シャフト
エリザベート
アイザック
バーロウ
多いわ!!!
しかもこれ、悪魔城にて非戦闘員だった味方キャラや敵キャラが多分に含まれているのだ。
この内主人公はネイサン、ラインハルト、キャリー、コーネルの四人。
おまけモードも含めてプレイヤーキャラとして使えたのはマクシーム、ヘンリー、アルバスの三人。
敵キャラとして戦えるのはドラキュラ、サンジェルマン、シャフト、エリザベート、アイザック、バーロウの六人。
つまり残りの七人はヴァンサバで初めて戦えるようになったわけである。どういうこと?
なお、キンシー・モリスは「バンパイアキラー」の主人公ジョニー・モリスの父であり、過去にドラキュラを討ち果たした経験があるので正確には非戦闘員ではない。が、名前だけ語られているような存在なのでグラフィック付きでの登場はおそらくヴァンサバが初だ。どういうこと?
さらにさらに、スタッフロールを見た後はOde to Castlevaniaのステージに新エリアが追加され、新たなボスや武器と出会えるようになっている。
つまりはまた一から楽しめるようなものだ。ボリュームが明らかにおかしい。そりゃほかのDLCの倍額するわ。
とどめに、新エリアを進めて新たなボスを倒すとシークレット(謎かけ式の達成項目みたいなもの)が追加され、それを全て解放すると総計40人のキャラが追加される。
DLCキャラ全部合わせて40人、ではない。シークレットだけで40人だ。初期の20人、エンドロール後の20人と合わせるとDLCキャラは総勢80人にもなる。もう一度言おう。どういうこと?本当にどういうことなの?
あまりに多すぎるので列挙はやめておくが、ここまで来るとponcleには一生足を向けて寝られないくらいだ。
また、シークレットを解放するとステージにはさらなる新ボスが追加される。ここまで来るともはやスタッフロール後が本番だ。どういうことなの本当に。
おわりに
悪魔城ドラキュラシリーズは特に海外で人気が高く、根強いファンが多いとされる。
ヴァンサバ開発元のponcleもパロディをてんこ盛りにするくらいだから、きっと悪魔城のことが大好きなのであろう。
この悪魔城コラボDLCは、熱意のあるマニアにコラボ権を渡したらどうなるかという好例になった。にわかファンの私ではとても拾いきれないくらいにこれでもかと詰め込まれた細かな原作ネタは、制作元の愛の証にほかならない。
その熱意に敬意を表して、ここにささやかながらお礼の言葉をしたためさせていただきたい。
ありがとうKONAMI。ありがとうponcle。
この供給で一年くらいは余裕で食っていけます。
この記事で少しでも悪魔城コラボDLCのすごさとponcleから悪魔城シリーズへのラブコールの熱烈さが伝われば幸いだ。
そしてあわよくば、この記事をきっかけにヴァンサバに手を出し、ついでに悪魔城もプレイしてくれる人が現れてくれることを願う。
アニバーサリーコレクションやアドバンスコレクション、ドミナスコレクションなどお得な悪魔城シリーズ移植版セットは各種プラットフォームで配信中!!!
やろう、悪魔城ドラキュラ!!やろう、Vampires Survivers!!
ご清聴ありがとうございました。
↓おまけ