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初心者が探る!web3(ウェブスリー)①🔰

こんにちは、grapefruitです。
「初心者が探る!web3(ウェブスリー)①🔰」をお届けします。



登場人物

ミミ
好奇心旺盛でちょっとおっちょこちょい
ゴーイングマイウェイタイプ
いつもココをハラハラさせている
ココ
優しく頼りになる
調和を大切にするタイプ
ミミのよき理解者

この記事は「ミミ」と「ココ」との会話形式で進みます。


ミミ:最近よく耳にする「web3」について知りたいと思ってるんだけど、よく分からなくて。

ココ:web3に興味があるんだね。ぼくもだよ。一緒に学ぼうよ。

ミミ:ありがとう!早速だけどWeb1.0、Web2.0、web3って何を表してる言葉なの?

ココ:Webの進化の段階のことだよ。

Web(ウェブ)とは、インターネット上のさまざまな情報(テキストや画像、動画など)を閲覧できるようにするシステム

Search Labs | AI による概

ミミ:第一、第二、第三段階みたいな感じ?

ココ:そうだね。Webの進化の第一、第二、第三段階を図にしてみたよ。

画像をクリックすると大きくなるよ

【Web1.0】

読み方:(ウェブイッテンゼロ)
時期:1990年~2000年前半頃。
・一般にインターネットが普及

ぼくたちの情報源といえばテレビ・ラジオ・新聞・書籍や雑誌だった。そこにインターネットというものがやってきた。本当に画期的だったね。

だけどまだ、ごく一部の人が発信するホームページなどをぼくたちは読み取るだけだった。だから「read」とか「一方通行型」と表現されているね。受け身的な感じだったね。

通信速度は今よりずっと遅くて、動画はほとんどなかった。テキストと画像の静的なWebサイトが主流だったね。

ミミ:1990年代か・・・。東京ラブストーリーが1991年ね。知ってる?

ココ:知ってるよ。昔のドラマを見ると当時の様子が見えるね。東京ラブストーリーの頃はまだ携帯はないはずだから固定電話とか公衆電話で連絡とってるんじゃないかな?

ミミ:テレフォンカードで公衆電話!懐かしい~。

ココ:こうして時代を振り返ってみるのもいいものだね。

次はWeb2.0をみていこう。


【Web2.0】

読み方:(ウェブニイテンゼロ)
時期:2000年代中頃(後半説あり)から現在

専門的な知識がなくてもSNSのプラットホームを使って誰でも自分の情報を発信できるようになった。読み取れるし、書き込むことができるようになったね。だから「read&write」とか「双方向型」と表現されているね。情報の流れが一方通行ではなく、双方向になったということだね。

ミミ:「見てるだけ」から「私のも見て」ができるようになったのね。

ココ:そうだね。自分でコンテンツを作ったり、共有したり、他の人と対話したりできるようになって、受け身じゃなく積極的に関わることができるようになったね。

ミミ:ところで中央のビルの絵はなにを表してるの?

ココ:プラットフォーマーだよ。(YouTubeがプラットフォームで、Googleがプラットフォーマー。インスタがプラットホームで、Metaがプラットフォーマー)

プラットフォームはサービスを提供する場で、プラットフォーマーはそのサービスを運営・管理する企業

たくさんの人がSNSのプラットホームを使って情報発信するようになって、プラットフォーマー、つまり管理者に情報や権限が集中するようになっていったんだ。「中央集権型」と表現されているね。

ミミ:情報や権限が集中するってどういうこと?

ココ:無料でプラットフォームが使えるかわりにぼくたちのデータやコンテンツ、個人情報が管理されているということだよ。

ミミ:管理されている?具体的にどういうこと?

ココ:たとえばミミちゃんの年齢や性別などのプロフィール情報、購入履歴や閲覧履歴などから、ミミちゃんの興味や行動パターンを分析することができてしまうんだよ。

ミミ:それで自分好みの広告や記事がおすすめに上がってくるのね。

ココ:そう。Web2.0はこういう構図ともいえるよね。👇

膨大なデータが中央に集まっている

そして「権限」という点では、例えばプラットフォーマーはアカウントを凍結する権限だって持っている。それが一国の大統領であったとしてもだよ。


【Web3.0とweb3の違い】

ミミ:ところでこの図は、どうしてWeb1.0とWeb2.0だけ赤枠で囲って、web3だけ赤枠の外にあるの?👇

ココ:いいところに気が付いたね。これは大切なポイントなんだ。

Web1.0とWeb2.0のベースは「Web技術」
web3のベースは「ブロックチェーン技術」
だから赤枠で囲って区別したんだよ。

ミミ:ブロックチェーン技術??チェーンブロックなら知ってるけど。

これじゃないね

ココ:ブロックチェーンというのは今のWeb技術とは全く異なる新しい技術のことだよ。

ブロックチェーンとは「取引の公明な記録を残す仕組み」であり、情報は多くのコンピュータに分散して保存され、透明性が保たれています。一度記録された取引は変更が難しく、誰でもその内容を確認できるため、公正で信頼性の高い記録ができます。

ChatGPT・Copilot

ミミ:どうして「Web3.0」ではなく「web3」って書くの?


ココ:「Web3.0」と「web3」は別の概念だからだよ。

技術者の方達は進化してきたWeb技術を、もっと賢くより使いやすくWeb3.0へと進化させようと研究していたんだ。

だけどそのWeb3.0が実現する前に、これまでにない全く新しいブロックチェーンという技術が生まれて、Web3.0を追い越してしまった、ということらしいんだ。

このブロックチェーン技術を使って実行されるプログラムや新しい組織なんかをまるっとひっくるめてweb3と言う事にしたということみたいだよ。

Web3.0とは
2006年にティム・バーナーズ=リーが提唱
セマンティックWebの概念に基づく未来のビジョン
まだ実現していない


web3とは
2014年にギャビン・ウッドが提唱
現在進行形で発展している技術とムーブメントのこと
ブロックチェーン技術に基づく分散型エコシステム

ミミ:いつ誰が提唱したかがはっきりとしているのね。

ココ:そうなんだ。

Web3.0を提唱したティム・バーナーズ=リーさん(69歳)は、インターネット上でWebページやブラウザーを使って情報を共有できる仕組みを作った人で、「ウェブの父」と呼ばれている人なんだ。彼はこれまでのWebの発展を元に未来のインターネットを考えていた。

一方、web3を提唱したギャビン・ウッドさん(44歳)は、イーサリアム(ブロックチェーン技術を利用したプラットフォーム)の技術開発者の内の一人で、これまでのWebとは全く違うブロックチェーンという技術を元に未来のインターネットを考えていた。

Web3.0=web3として使われることもあるようだけど、この違いを知っていればどちらのことを言っているのか分かるから問題ないよね。

ミミ:うん。ふわっと分かった気がする。
ココ、今日はありがとう!またね~バイバ~イ。

ココ:あれ?ミミちゃん、まだ【web3】やってないよ~。


【まとめ】

・Web1.0:情報を読み取るだけの「一方通行型」。

・Web2.0:情報を読み取ったり、書き込んだりできる「双方向型」。
 情報や権限がプラットフォーマーに集中する「中央集権型」。

・Web3.0とweb3は別の概念。

次回は、【web3】をお届けします。


【今回参考にさせていただいた主なサイトや動画のURL】

👆️こちらのサイトに、web3とWeb3.0との違いの比較表があります。

01:33 なぜWeb3.0ではなくweb3?
05:30 小文字で書く理由


あとがき

「Web3.0とweb3」の違いについて、どの記事を読んでもいまいちよく分からなかったところ、伊藤穣一さんのお話で、頭が整理できました。

もしWeb3.0とweb3にそれぞれ違う定義があるのなら、あいまいなまま進むと、途中で訳が分からなくなりそうでしたし、ブログに書くとき毎回「どっちで書いたらいいのだ?」と迷いそうだったので調べてみました。
伊藤穣一さんの動画に感謝です。

最後までお読みくださりありがとうございました。
grapefruitでした。


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