【blender】三次元空間の把握の仕方
こんにちは。grapefruitです。
私が初めて3次元CADのソフトを使い始めた時そもそもわからなかったことは「この空間はいったいどういうことになっているのだろう?」ということでした。右も左も分からないとはこのことです。どのように頭の中に空間をイメージしたらいいかがわからなかったです。もしかしたら三次元CGの入口で「なんかむずかしそうだからやーめた」となる要因のひとつかもしれません。そこで今日は空間の把握の仕方をお伝えしてみたいと思います。
3次元CADもblenderも空間のイメージは同じでして無限に広がる宇宙みたいな感じです。オーバーレイ表示をOFFにしてみるとそれが実感できます。(表示非表示の切り替えは図1のマークから行えます。)
すべてのガイドをOFFにすると手掛かりのない暗黒の宇宙に放り出されたような感じがします。これでは空間を把握しずらいですよね。この広い宇宙のどこに私はいればいいの?ってなりますよね。そのためにXYZ方向の交点を0地点とするという基準があるわけです。blenderにもありますし、三次元CADにもあります。「XYの平面」に「Zの高さ」を持つ空間。Z=0を地面と見立ててイメージすると一気に空間を把握しやすくなりますね。グリッド線(マス目)を表示させておくのは空間を把握するのに大変便利です。オーバーレイのマークの右の三角マークから「グリッド」と「床」にチェックを入れ、座標軸のXYZを全てONにしておきます。(図2)そうするとグリッド線(マス目)と赤いX軸・青いY軸・緑のZ軸が表示され空間を掴みやすくなります。もしOFFになっていたらここから設定することができます。
また、物体を「南東の空」から見ている状態を基準にするとさらに空間を把握しやすくなります。「え?どういうこと?」と思われるかと思います。つまりこういうことです。エレベーターで例えてみますと(図3)エレベーターのドアの幅が赤いX軸方向になり、エレベーターの奥行が緑のY軸方向になる視点です。色々視点を変えてモデリングをしていると今自分がどこから見ているかわからなくなる時があります。そういう時は、南東の空からの視点に一旦戻って空間を把握しなおすわけです。そうすると、あぁ裏からみていたのだな、とか左斜め下から見上げていたのだなとかがわかるようになります。画面右上のXYZのマークで確認すると
画面に向かって
「ーY」が手前「Y」が奥
「ーX」が左「X」が右
になっている状態です。
この視点を常に意識することで今自分がどこから物体を見ているのか、また物体がどちらの方向を向いて配置されているのかがピンときやすくなります。
三次元空間で迷子になったらこの南東の空から俯瞰する視点に戻る。
これはおすすめです。