パズルゲームと胃カメラ
inbentoをクリアした。
見た目が可愛いので子供も遊べるかと思ってダウンロードしたが、意外と難易度が高くて子供向けではなかった。最初はサクサク進んで、私はレベル9-6から躓いた。その他にも超苦戦した面があるので是非みんなにも解いてみてほしい。
⬇️以下はストーリーのネタバレを含む感想⬇️
内容はお弁当の具材を重ねて完成図通りにするパズルゲームだ。
ストーリーは猫のお母さんが子供のためにお弁当を作るという流れなのだが、パズルの方は味や見た目を考えてないレシピなので笑ってしまう。
具材も全く味が合わないであろう順番で何層にも重なるし、いろいろ具材を重ねた1番上の段が白米だったりするのもシュールだ。プレイヤーとしてお弁当を作りながら、こんなもの子供に食わさんでくれという葛藤がある。
パズルゲームとしては面白いけど、お弁当としての完成度が低いのが残念だ。それならせめて感動系じゃなくてギャグ寄りのストーリーだったら納得ができたのではとも思う。
ただほんとにパズルは良かったのでオススメ。
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胃痛と吐き気が酷いので胃カメラをした。幼少期に胃カメラの存在を知ってからずっと自分もやってみたくて受ける日を楽しみにしていた。もちろん自分の消化器官を見てみたいのもあったが、それよりもカメラを入れる感覚が面白そうだったからだ。私は昔から耳鼻科で処置されるのが好きなので、胃カメラも好きかもしれないと可能性を感じていた。
ところが、検査室に入って横になり点滴で鎮静剤を入れてもらった途端に私は意識をなくした。次に起きたのは別室で看護師さんに声をかけられたときで、検査後の1時間休憩が終わっている時刻だった。その間ぐっすり寝ていたので胃カメラのカメラを見ても無い。つまり胃カメラを体験したとは全く言えない感じになってしまったのだ。
事前説明では使用する鎮静剤はぼーっとする程度だと聞いていたのだが、起こしてくれた時に私の意識を確認する看護師さんも引くほどに私は意識が無くなっていた。
胃カメラの苦しみを全く味わうことなく胃カメラを乗り越えることが出来た私は幸運だったのだと思う。おそらく。きっと。
しかも写真で見た胃の中は超健康でツルツルのピカピカ。胃の状態によっては5千円から2万円かかると言われていたのに3千円で会計は済んだ。鎮静剤でぼんやりしながら転ばないように気をつけて病院を後にする。
私の主観では検査も体験してないし、異常もないから先生の説明もあっさりと終わり、次の予約もない。帰る時はほんとに不思議な気持ちだった。
もしかして、夢???
……しかし、手元にある自分の胃(とされる)の写真のプリントが夢ではないと証明している。
ファンタジーのラストシーンみたいだね。