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【コラム】僕がビッグ6でもない日本人選手もいないFULHAM FCを推す理由

今日は僕の好きなフラムというチームについて語らせていただきたいと思っている次第です。

FULHAM FCとは

イングランドの首都ロンドン西部・フラム地区をホームタウンとする、プレミアリーグに所属するプロサッカークラブ。スタジアムはクレーブンコテージ。かつて元日本代表稲本選手も所属したことで知られる。
ELでは準優勝を果たしたこともあるチームであるが、ここ数年は1部と2部を行き来するエレベータークラブであった。
有名な選手としてはマンチェスターユナイテッドでも活躍したオランダ代表のファンデルサール(2001-2005)、アメリカ代表でトッテナムでも活躍したクリントデンプシー、現在アルナスルでロナウドと得点王を争うアレクサンダーミトロビッチなど

FULHAM FCを推し始めた理由

私が推し始めたのは2018シーズンから。
なぜ同じロンドンでもアーセナル、チェルシー、トッテナムなどのビッグクラブがあるのに関わらず、日本人選手もいないにも関わらず、せいぜい残留が目標だったクラブを推し始めたのか。

①地元クラブの応援を通して培われたM気質

結論から申し上げると私は勝てなくても楽しめたのだ。私の地元クラブは関西にある昨年Jリーグ優勝を勝ち取ったヴィッセル神戸である。今でこそ強豪へと片足を突っ込んでいる神戸であるが、私が応援し始めた頃は降格争いがザラで奇跡の残留だなんだと喜んでいた頃であった。その頃小学生だった私にその負け癖というのは完全に染み込んでしまったのである。
しかしこの性癖?というものは悪いことばかりではないのである。勝利をした時のアドレナリンがハンパなく溢れるのである。想像してみてください何回も負けるチームがたまに勝ったら、さらにジャイアントキリングを起こしたら。勝ちを義務付けられるビッグチームというのは年の半分以上の試合が「負けない」「取りこぼさない」ことが求められる。つまり極端に言うと勝っても「当たり前」、負けたら「最悪」である。その一方で弱いチームはある意味で「勝つ」ことを純粋に追い求めて応援できると言える。
ある意味天邪鬼だとも言える理由だが勝利の歓び負けの悔しさを天秤にかけた結果FULHAMのようなチームを好きになったのだ。

②魅力的な選手

前述のように「弱い」チームが好きだという話だったが、これはプレミアリーグという魔境の中での話であって、魅力的な選手も多かった。私が応援し始めた2018年(降格はしたが)にはチェルシーやドルトムントで活躍したアンドレ・シュールレ(ドイツ代表)、アトレティコやビジャレアルで活躍したルシアーノビエット(アルゼンチン代表)、リバプールでも活躍したドリブラーのライアンバベル(オランダ代表)、当時バルサへの移籍の噂も出たジャンミカエルセリなどをはじめとしたプレイヤーなどサッカーゲームのFIFAでキャリアモードに熱中していた自分には「著名」なプレイヤーがいた。

私が熱中したFIFA
何か縛りを入れてドラフトをして戦うことにハマり選手の知識は増えた(これはアフリカ縛り)


また近年のチーム構成としてプレミアのビッグ6からのプレイヤーが多いのも特徴である。例えば20/21ではチェルシーからロフタスチーク、シティユースで現在チェルシーのアダラバイヨを獲得21/22ではリバプールのハリーウィルソン、ネコウィリアムスを獲得。22/23ではウィリアンやマンUからアンドレアス・ペレイアやアーセナルからベルントレノを獲得。23/24では元アーセナルのイウォビを獲得そして今シーズンはアーセナルからスミスロウリースネルソンを獲得これだけにとどまらずウルブズからトラオレとヒメネスを獲得するなど好きな人には好きなロマンのある補強をするチームである。そしてこのようなプレイヤーはここで一旗上げるぞという思いが強いのか、やる気に満ち溢れたプレイを見せてくれるので、応援のしがいがあるプレイヤーが多いのである。

そしてユースもライアンセセニョン(元トッテナム)、エリオット(リバプール)、ファビオカルバーリョ(元リバプール)などワンダーボーイは生まれてくる土壌がある。

ガビガビ画像の現在リバプールのエリオットのデビューの瞬間
当時はかなり奇抜な髪型だった

③ユニフォーム&エンブレム&スタジアム

白と黒を基調としたユニフォームとエンブレムには一種のエレガンスすら感じる。一言で表すととにかくシンプルなのである。現在サッカー界で流行るエンブレムの変更の潮流を先読みしていたかのような視認性も高く、サッカーサッカーしていないデザインに惚れてしまったのである。ちなみに今シーズンのユニフォームは襟付きで普段着にするとおしゃれなのでおすすめしたい。
またスタジアムであるクレーブンコテージはテムズ川の川沿いにあり、(近年改修したとはいえど)昔ながらのいかにもイギリスという感じのスタジアムでたとえば鉄の柱で見えないだろっていう席があるようなスタジアムである。また選手の入場口もハーフウェーラインから出てくるのではなく、オールドトラッフォードのようにコーナーから出てくるのである。しかも選手入場口とベンチは反対側にあるので、ピッチ内を横切って監督、選手、スタッフがぞろぞろと出てくるようなのんびりしたスタジアムである。何かそう言うロマンに溢れたスタジアムを見るとそそられてしまったのである。

今年のユニフォーム襟ありがカッコ良すぎる

FULHAM FC応援のススメ

これまで色々述べてきたが、別に私自身はフラムの人間ではないのでファンにさせたいという気持ちは毛頭ない。しかし自分がハマった以上ほかにもハマる人は出てくるかもしれないという点を考慮すると、なにか他と違うとみられたい自分みたいな天邪鬼な人間、サッカーは好きで選手も詳しいけど特に応援しているチームがない人、ビッグ6応援してるけどもう一チーム見てみたいなと思う人にはハマる可能性のあるチームなのではないでしょうか?
今シーズンはかなり調子も良くマルコシウバ監督のもとで球際の強さと速攻を軸としてみていて面白い魅力的なサッカーを展開しているので、一見の価値ありです。
初めてのノートなので至らぬところも多いと思いますが、今後も自分の好きなこと、そして何か考えたことがあれば適当に書いていこうと思っています。


コンパクトながらもロマン溢れるスタジアム
昨年3月撮影

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