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子どもの利他の精神を育てる方法

子育て経営学を読んで


今回も、宮本恵理子さんの「子育て経営学」について書きたいと思います。
前回は、SOUSEI Technologyの乃村一政さんのインタビュー記事に焦点を当てました。
今回は、株式会社 WiLの宇佐山元さんのインタビュー記事からです。

子どもにただ一心に愛情を伝えることが利他につながる

精神的に「大丈夫だ、自分は守られているんだ」と脳にすり込まれない限り、自分の気持ちに余裕をもって周りの人に優しく接することはできないし、社会をよくすること行動にはつながっていかないはずです。
「自分に余裕があるときには人を助けよう」と自然に思えるようになってほしい。そのために何をすべきかという答えが、「親が徹底的に愛情を注いで安心を与える」ということでした。

著書の中ではこのように、子どもにただ一心に愛情を伝えることを大事にしていると紹介されています。私も、家庭が子どもたちにとっての安全地帯になればよいと考えて、安心できるような家庭を作るために、愛情を伝えることを大切にしていましたが、愛情を伝え、安心させることが、自分を満たし、他者も満たせる人への成長にもつながるとは意識できていなかったので、そんな意識も持ってこれからは愛情を伝えていけたらと思いました。

目標を途中で変更することも許す!

勉強でもスポーツでも、うちは「朝令暮改OK」と言っています。やりたかったらいつでも初めていいし、つまらなくてその理由が明確なら、次のことに挑戦していい。その代わり、いとどはちゃんとトライして自分との相性を確認しろよ、と。

朝令暮改OKという子供たちへの態度についても上述のように紹介されています。
これも、私も同様に子どもにはそうあれたらいいなぁと感じています。私自身、大学も2回も出て、仕事も今の仕事で3つ目。回転寿司、引っ越しの梱包、新幹線のパーサー、お正月の工場バイト、店頭販売員など、様々なバイトも経験していて、そんな経験があったから、今があると感じています。一方で、2つ目の仕事で本当にできなかったのにもかかわらず、3年、4年目に何とか先輩からも評価してもらえるような状態にもなったので、石の上にも3年という価値観も理解できます。だから、つらくてしんどいことを続けて、それに本人が納得していて、継続することでプラスになっているのであれば、親としてそれを応援していきたい思います。しかし、つらくてしんどいことをしているときにすでに、別に「こうしたいこと」が明確にあれば、今していることをやめて、ほかのことに挑戦するという決断も応援できる親でいたいと思います。

スポーツを推奨する理由

スポーツは本から吸収できない知恵がたくさん詰まっている。スポーツに付き物の肉体的な痛みを経験して、他人の痛みも想像できるようになる。その感覚を吸収できないまま育つと、他人をいじめることが平気になってしまう。チーム競技で勝ちを目指す経験も、勉強では得られにくい、スポーツならではの学び。

私は、学生時代は陸上部だったので、まさにチーム戦という競技経験はないのですが、それでもリレーや駅伝でチームで頑張る経験はとても良い経験だったと感じています。しかし、バスケやバレーなど、みんなで協力しないと勝てないようなスポーツの経験もはたで見ていて、いいなぁと感じていたので、子どもたちは何に興味を持つのかはわからないですが、できればスポーツを通して、仲間と挑戦することにも、やりたいと考えて挑戦してくれたらと思っています。

成績にBやCが混ざっている時に

また、BやCが混ざっている成績は、「難解な課題に挑戦していることの証拠だ。頑張っているな。」という視点が素敵だと思いました。
これは、こどもの成績を眺めるときに大切にしたい視点と思いました。ついつい、良い評価が良いと感じてしまう。「がんばろう」を見ると他と比べて、「うちの子はできない。」と思ってしまう。けれど、「がんばろう」はその子にとっては、そのことが難なくできることではない証なので、そんなことにも頑張って取り組んでいるというその姿勢を称えられるように今後は成績表を眺め、フィードバックしてあげられるような親になりたいと思いました。もしかしたら、こんなとらえ方は、このことを語った伊佐山さんが意図した内容とは違うかもしれませんが、それでも、私はこう感じた、これが私の価値観って、気付いたので、それを大事にしたいと思います。

私は、まだまだ子育て8年目。未だに軸が定まらないなぁと試行錯誤している感じだったので、この本を読んで、この部分は大きくうなずける=自分の価値観なのだって、気付いたり、この考え方は参考にしたいという新たな価値観を得るきっかけをもらったりできました。

なので、この本は、子育ての軸を考えたいなという人にも是非お勧めです!!

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