サクッとプロジェクト管理
どーも、自称Redmineエバンジェリストのsaburoです。
プロジェクト管理をしたくなった時、あれやこれや検討すると思いますが、私は使い慣れたRedmineをサクッと構築してサクッと利用することが多いです。
今日はそんなRedmineの構築をサクッとお届けします。
この記事のゴール
この記事では下記のような状態をゴールとしています。
Redmineをインストールしてアクセスできること
SSLを導入してセキュアに利用できること
なお、DNS設定は省略しています。
利用するホスティングサービス
今回はConohaを利用します。
Conohaを選定する理由は下記のとおりです。
安価に利用できる
Redmineをサクッとインストールできる
安定稼働している
Conohaの料金表は下記のとおりですが、今回は12カ月の割引切符を使って年間1万円程度で作成してみます。
構築
まずはサクッと契約しちゃいます。
契約時に入力した内容はこんな感じです。
1年間の運用で1万円切るなんて、昔じゃ考えられない激安感です!!
⑤で入力したrootパスワードはお忘れなく!
まぁ、忘れても再構築すればいいのでご安心を。
マツコと数分・・・じゃなくて待つこと数分、サーバーリスト上で「起動中」になります。
(「待つこと数分」と打つと「マツコと数分」に変換されたw)
起動が確認出来たらIPアドレスを確認してDNSのレコードを設定してひとまず構築完了。
これだけでRedmineを利用できます!
めちゃ簡単!!!
ただし、まだSSLでのアクセスに対応していないのでサーバーを設定します。
サーバーの設定
ここからはサーバーにSSHでログインして実行します。
<domain>と<mail>は修正してご利用ください。
もろもろのインストール
つべこべ言わずに下記2行を実行します。
yum update -y
yum install -y mod_ssl certbot
Let's Encrypt の導入
四の五の言わずに下記を実行します。
certbot certonly --webroot -w /var/lib/redmine/public -d <domain> --email <mail> -n --agree-tos
firewallの設定
ぼさっとしないで下記4行を実行します。
firewall-cmd --list-all
firewall-cmd --add-service=https --zone=public --permanent
firewall-cmd --reload
firewall-cmd --list-all
ssl.confの修正
もう少しだ頑張れと "/etc/httpd/conf.d/ssl.conf" を修正します。
修正内容は下記の通り。
修正箇所は内容からおおよその見当を付けていただければと。
httpアクセス時のリダイレクト
ssl.confに書く内容じゃないんだけどね・・・今回は手っ取り早くこっちに記載。
<VirtualHost _default_:80>
<ifModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R,L]
</ifModule>
</VirtualHost>
ServerNameの修正
ServerName <domain>:443
各種SSLの設定
SSLCertificateFile /etc/letsencrypt/live/<domain>/cert.pem
SSLCertificateKeyFile /etc/letsencrypt/live/<domain>/privkey.pem
SSLCACertificateFile /etc/letsencrypt/live/<domain>/chain.pem
httpd再起動
お疲れさんでした。
ここまで来たら再起動でSSLアクセスできます!
systemctl restart httpd.service
SSLの自動更新
Let’s Encryptを利用してるので下記コマンドを cronに設定しましょう。
#-- Crats Let's Encrypt Settings
00 01 * * * /bin/certbot renew --post-hook "systemctl restart httpd.service"
まとめ
どうでしょう?
手順さえわかれば自前のプロジェクト管理環境がおおよそ15分くらいで手に入ります。
バックログなどのようなサービスも良いですが、利用人数に関係なくサーバー費だけで運用できるというのは魅力的です。
それでは良いプロジェクト管理ライフを!