【自閉症重度知的障害と診断された息子】年少さん運動会(障害受容)
保育園へ転園し、上の子はすぐ友達ができて
安心しました。
食は細いけど口には合うみたいで毎日ちゃんと
給食も食べて来ていた。さすが5歳、
すぐに馴染めて私はすごくホッとした。
そして次男のたくは加配の先生を付けて過ごすことに。
幼稚園から保育園+加配になり
私もちょっとホッとしていました。
重度の知的障害がありながらも
安易に幼稚園にいれてしまった、
もっと役所や先生に相談すればよかった。
掘り下げたらもっと出てくるであろう今回の失敗。
子供達には(特に長男)本当にごめんね。
だけど母として大きな学びでした。
この失敗から学んだことは、ただの失敗ではない。
するべき失敗と言ってもいいくらい次に繋がった。
入園前の面接は幼稚園とは違い
たくと一緒に、そして
細かくたくのことや私の話を聞いてくださった。
4月に入園し、6月あたり園長先生から声がかかった
『たっくんこういう制度あるけどママさん知ってる?』
園ですごしてる息子を、普段児発にいる先生が
モニタリングし、
加配の先生たちに息子の保育をどうしていくといいかアトバイスしてくださる制度でした。
私『知らないです。』
事細かく説明してくださり、すぐ使うことに。
そこの先生と会うことになり
的確なアドバイスを私や担任にしてくださり
たくさん私のことを褒めてくださった。
いつもあたたかい先生に恵まれていると感じた。
その年、長男は年中さん保育園では初めての運動会。
立派にやり遂げていた。
下2人に気を取られることが多い中、
いつのまにこんなに自立したんだろう…と思うくらい
一生懸命踊ったり走ったりしていた。
マイペースな一面があった長男は長男で
心配な部分がなかったわけではないけど
少しずつ周りに合わせることを覚えたり
人の話がちゃんと聞けるようになったり
着実に成長していた。
次男は年少さんの運動会
みんなと一緒のことをしてるだけで
私は涙が溢れた
先生と一緒に、されるがままだけど
ニコニコ過ごせた運動会でした。
と、同時にされるがままのたくをみてまた
"本当ならみんなと同じ輪に入っていたのに…"
と、空想の次男を作り上げていた。
息子は自閉症なのに"本当なら"という言葉をつけて健常児だったら…
という空想の次男を頭の中で、
想像でいつも作り上げていた。
頭の片隅にはまだまだ障害受容しきれていない自分がいた。
そんな自分を責めた。
この壁を越えるには…
自分でもどうしていいかわからなかった。
そしてそれと同時にそれを思うたび毎回、
たくには罪悪感でいっぱいだった。
たくの存在を否定しているようでやっぱり私は未熟でダメな親だと責めた。
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