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【自閉症息子の療育園(母子通園)がスタート/母の過酷な日々/障害需要しきれない・障害の重さ】

4月。いよいよ療育園(母子通園)が
始まりました。と、同時に
長男は幼稚園に入園しました。

長男だって生まれて初めて
日中私から離れて生活する。
プレ幼稚園には連れて行っていたものの
いきなり環境がかわり長男も不安になって
『ママも一緒に行こ?』と毎朝大泣きしてた。
たくを抱き抱え、私もうるうるしながら
長男を見送り帰りは少し早く迎えに行っていた。

先生から1日の様子を聞き園に着くと
お友達と仲良く過ごせていてほっとした。

そして次男たくの療育園。
私はいろんな事が一気に降りかかり
何一つ気持ちの整理がつかず
そして障害を受け入れられず。
療育園初登園の前夜は胸が張り裂けそうで、
この日は人生で初めて
過呼吸になりそうなくらい泣いた。

泣きながら寝て、気づいたら朝。
朝は偏食になって食べもしない息子のお弁当と自分のお弁当を作って
長男を幼稚園のバスに乗せ見送り、
私とたくは不安と孤独とこんなはずじゃ
なかったという気持ちとともに療育園へ向かう。

行きの車内ではたくではなく
私が毎朝泣いていた。
涙で前が見えなくなり近くのコンビニに駐車し
気持ちが落ち着くまでそこにいた。そんな毎日だった。
気持ちが落ち着いたと思ってもまた流れてくる涙。
自分でも戸惑うくらい涙が止まらない。

自閉症、知的障害ということが
まだまだ受け入れられなかった。
そんな中でも行かなきゃどうしようもない。
気持ちは全く受け入れられないままだけど
早く、少しでも発達を促したい。

”この子のためにできる事は全部しよう”
”行動だけは起こさなきゃ”

これだけは頭にあった。

初登園、なんと私たちだけだった。
「え?この地域はうちの子だけなの?」とまた不安になったのをすごく覚えてる。
次の日から2、3人たくと同じくらいの子と
ママさんがきてだんだん増えていった。

私は誰とも話さず。先生とも最低限の会話。
周りに気を使わせたかもしれない。
察して振る舞える余裕がなかった。
そしてすごく感じ悪い人だったと思う。

ただただたくがやることを見てた。
室内でのたくはカラフルな低めの平均台にゴツゴツがついた足裏の感覚遊びを
ずっとぐるぐる歩く遊びか、教室から脱走するか…

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