
スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん~ #9
こちらの続きです
『埋葬』①
モーサルのイドグロッド首長から依頼を受け、謎の火災事件を解明することになった、名探偵の狩人です。
広間を出て現場検証へ向かう途中、暗い表情の女性に話しかけられました。

弟のジョリックさんについての手紙をキナレス聖堂のダニカさんに渡してほしいそうです。ダニカさんのことならよく知っています。ソラルドさんの件が解決したらホワイトランへ戻るつもりだったので、その時でよければ責任をもって届けましょう。
さて、目的の火災現場へ到着しました。焼け残った家の中に足を踏み入れると、なんと幽霊がこちらを見ています!驚いて言葉を失いかけましたが、見たところ少女のようで、もしかしたらここで焼け死んでしまったという娘さんではないかと思い至りました。

話しかけてみると予想通り、彼女はここで亡くなった娘のヘルギちゃんでした。
「わたし、熱くて怖くて、隠れたの。それから眠くなって、起きたら誰もいなくなっちゃった。お友達も遊んでくれなくなっちゃって、寂しいんだ。お姉さん、遊んでくれる?かくれんぼしましょう!」
「待って、あなたに聞きたいことがあるの。火事の時のことを教えて」
「わたしを見つけられたら教えてあげる。早くしないと、あの子が来ちゃうわ」
「あの子?誰の事?」
「がんばって見つけてね!」
少女は質問に答えることなく、明るい声を残して消えてしまいました。
町中を探して回りましたが少女の姿はありません。幽霊なのです、そう簡単に見つかるわけはないでしょう。
ヨルゲンさんの製材所へ立ち寄ると、薪を買い取ってくれるという男性に出会いました。彼がヘルギちゃんの父親、事件の当事者であるフロガーさんです。
ヘルギちゃんの亡霊の話をすると、まるでなんの興味もないような反応を示しました。

「今は自分がアルバの世話をしている。もうヘルギに用はない」
鋼鉄の矢をあらゆる穴に貫通させようかなと思いましたが、ファエンダル先生に矢の無駄遣いをするなと止められてしまいました。
首長もあえて明言はしませんでしたがこの男が犯人ではないかと疑っている様子でした。ヘルガーがアルバという女に再婚を申し込んだのは、まだ燃えた灰の熱すら冷めやらぬうちだった、とかなんとか。不倫相手と結婚したくて、邪魔になった妻子を焼き殺した鬼畜。名探偵の目はごまかせません。さっさと証拠を見つけて、合法的にこいつをバーベキューの具材にしてしまいましょう。
引き続き捜索を続けます。大男べノアさんに話しかけると、何をどう解釈したのか「おれと喧嘩しようぜ!」と持ち掛けられました。意味不明ではありますが、こちらもむしゃくしゃしていたので話に乗ることにしました。ちょうど誰かを合法的に血祭りにあげたかったのです。

こんな細腕だからとなめられたようですが、これでもドラゴンを二匹討伐している旅の狩人です。右フック左フック、確実に当てていきます。

勝負に勝つとべノアさんからは友人と認められ、旅に連れて行ってほしそうにされましたが、丁重にお断りしました。荷物をなるべく軽くするのは狩人の基本です。
ヘルギちゃんを見つけられないまま夜も更け、困り果ててしまいました。夜道をとぼとぼ歩いていると、たいまつを手にした製材工のソンニールさんが「妻のラレッテが帰らないんだ」と不安そうにあたりを見回していました。

次から次へと事件の起きる町です。これは呪われているとしか思えません。みなさん米花町へ引っ越しましょう。
その後も捜索を続けますが、お手上げです。首長に相談しにいこうと決めました。土地勘があればもう少し目星がつけられるかもしれません。
広間へ向かう途中で、昼間には会うことのなかった妖艶な美女と遭遇しました。噂のアルバさんです。

ヘルガーの野郎はこの女性の魅力に当てられて、あんな事件を起こしてしまったのでしょうか?疑惑をぶつけてみると、「本当?うれしい!男にそこまで尽くされるなんて、女冥利に尽きると思わない?」などと妄言を吐きました。お似合いの二人です。ヘルギちゃんとお母さんがこんな二人のために殺されてしまったのだとしたら、気の毒でなりません。
寝ていたイドグロッド首長をたたき起こしてかくれんぼの件を相談すると、墓地を調べるようアドバイスしてくれました。さすがスピリチュアル夫人です。

昼間は見つけられなかった墓地の場所を教えてもらい、さっそく向かいました。
そこには掘り起こされた棺桶と、傍らには黒服を身にまとった女性が佇んでいました。誰でしょうか?近づいてみると、女性が鋭い歯をむき出して襲い掛かってきました。吸血鬼だ!
棺桶からヘルギちゃんの声が聞こえました。
「ラレッテを追い払って!彼女はおかしくなってしまったの!」
吸血鬼ラレッテは、ダガーの刃で簡単に倒れました。ヘルギちゃんの声が続きます。
「ラレッテは、アルバにおかしくされてしまったのよ。ラレッテはあの火事の夜、怖がってる私を抱きしめてくれたの。ラレッテが『大丈夫よ』ってキスをしてくれたら眠くなって、熱くなくなって、とっても楽になったの」
どういうことなのでしょう。火事を起こしたのはラレッテさん。そのラレッテは吸血鬼に。そしてその裏には、ヘルガーの新恋人、アルバ。
「ラレッテ!」
ソンニールさんがやってきました。ラレッテさんの死と同時に、彼女が吸血鬼になり果てていたことにも大変なショックを受けているようです。

悲しみにくれるソンニールさんでしたが、吸血鬼になってしまったラレッテさんを倒したことは責められませんでした。
ソンニールさんは最後にラレッテさんと別れた日のことを話してくれました。
ラレッテさんは反乱軍に合流するため出立する直前、アルバに会ってくるといって出かけました。しかしその後、アルバからは「待ち合わせ場所には現れなかった。そのまま行ってしまったみたい」と聞いていたそうです。そしてそのまま帰ってこなかった……
「本当はアルバとラレッテさんは会っていたんじゃないかしら」
「お前はアルバがラレッテを吸血鬼にしたと言いたいのか?」
「わかりません。しかし吸血鬼となったラレッテさんとヘルギちゃんの死に、アルバさんが深く関わっていることは間違いないでしょう」

何はともあれ証拠が足りません。アルバの家にいけば、何か立証できるものが出てくるのではないでしょうか。

事件は単純な愛憎劇から吸血鬼のからむ深淵の思惑へと様相を変え、無念にもまた一人犠牲者を増やしてしまいました。これ以上悲しみを増やさないために、必ず証拠を手に入れて見せます!