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スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん第二章~#17

こちらの続きです


『アルドゥインの災い』②解決編


 ドラゴンレンドを習得して時間の傷から戻って来た直後、アルドゥインの襲撃を受けました。

 パーサーナックスが羽ばたき、アルドゥインと戦っています。上空から声が降ってきました。
「ドヴァーキン!知っているのならドラゴンレンドを使え!」

こちらにはドラゴンレンドがある!

 パーサーナックスとアルドゥインが激しい攻防を繰り広げています。凄まじいスピードで飛び回るアルドゥインにドラゴンレンドを命中させるのは難しく、時間がかかります。かといって弓矢が当たる距離ではありません。
 息を切らしながら、アルドゥインめがけてドラゴンレンドを繰り返します。

がんばえ

 うっかりパーサーナックスに誤爆して弓矢まで打ち込んでしまったり…

ごめーん!

 ファルカスさんも虫の息、パーサーナックスには私が深手を負わせてしまったせいで、孤軍奮闘しているうちに、なんとかアルドゥインにドラゴンレンドを命中させられました。

やっと当たった!

「チャンスだ、ドヴァーキン!ありったけの力で攻撃をするのだ!」
 一度や二度の落下でくたばる相手ではありません。弓矢の攻撃力を上げる薬や耐火薬を飲み、がつがつ弓矢を打ち込みます。

いけいけ!

「メイズ、ムル、ドヴァーキン。強くなったな」
 アルドゥインが息も絶え絶えに喋り始めました。どうやら勝ったようです。
「しかし我はアルドゥイン、アカトシュから最初に生まれしもの!ムラーギ、ゾック、ロット!お前にも何者にも、この我を倒すことはできぬ!」

こんにゃろ~

「お前達に勝ち目はない。我だけが生き延びるのだ…定命の者よ!」
 アルドゥインはそう言い残して上空へ飛び立ち、姿を消しました。

逃げた!

 血まみれのパーサーナックス(※私のせい)が羽を休めながら落ち着いた声で言いました。
「ロット、クロングラー。お前にはまさにドヴァ―の”声”が備わっている。これでアルドゥインの仲間も考え直すだろう」
 そうは言いますが、これで解決ではありません。
「アルドゥインは死んでいません。居場所を突き止めなければ…」
「うむ、奴の仲間が…教えてくれるだろう。モトマフス…だが奴を裏切るよう説得するのは…容易ではあるまい」

無茶だろー

 パーサーナックスのような好意的なドラゴンはそういません。アルドゥインの逃亡先を知る仲間ならなおさらです。
「おそらくホワイトランのホフカーセジュン、宮殿…”ドラゴンズリーチ”なら可能だろう。あれは元来、捕らえたドヴァーを入れるために作られたものだ」
「そういえば…そんな話を聞いたことがあります」
「アルドゥインの仲間を捕らえるには、いい場所ではないか?」

できるかなあ

 たしかに、ドラゴンズリーチにドラゴンを投獄されていたという話は、吟遊詩人の大学在学中に聞いたことがありました。やはりあれは本当の話だったんですね。

 「もちろん、ずっと昔だがね。あの頃は一族の数もずっと多かった・ブルニーッケ…アカヴィリが現われて、我がゼイマーを皆殺しにする前の事だ」
 パーサーナックスは懐かしむように言いました。
「あの頃はよく彼の元を訪れたものだ。孤独から正気を失いそうになっていたよ。ティーラズ、シヴァース。彼は自分の名前さえ思い出せなかった。彼がなぜ捕らえられたのかはわからん。だがあのプロンジュン…首長は、そんなペットに満足していた。パーク!」
 パーサーナックスは不快感をあらわにしました。捕まったドラゴンは近しい友人か身内だったのでしょうか。

苦い記憶みたい

 そうはいっても、現在は首長の住まう宮殿。近くには守られるべき城下町もあります。そんなところにドラゴンを捕らえるなんて、首長が承諾するとは思えません。
「難しそうですね…」
「うむ。そうだな。だがお前のスームは強大だ。お前なら、彼を説得できるだろう」

 ドラゴンズリーチの本来の用途など、寓話として語られるような大昔の話です。協力してくれるのかもわかりませんが…今のところアルドゥインの仲間を尋問する手段はこれしかありません。


 一旦ハイ・フロスガーに立ち寄り、アーンゲールさんにも声をかけておきました。ここにもドラゴンレンドのシャウトが聞こえたようです。
「アルドゥイン…奴を倒したのか?」

無理ですた

「逃げられました」
「そうではないかと思っていた。戦いの後に東へ飛び去ったのは、奴だろうな」
 東か…逃げられたものの手負いのはずです。一体どこへ行ったのでしょうか。
「アルドゥインの居場所を知るドラゴンを捕らえるつもりなんです。パルグルーフ首長が協力してくれれば、ですが」
「そうか!ドラゴンズリーチか!問題も多いが、それよりもいい考えも思いつかん」
 アーンゲールさんもドラゴンズリーチの由来をご存知だったのですね。
「だが首長も簡単には説得できんだろう」
「そうなんですよね…」
 正直、説得できる自信はありません。

「いいか、声の道が訓練するのは戦いのためだけではない。実際、船上での使用はもっとも取るに足らないものと考えている。声の力と真実がお前の助けとなるように。呼吸し、集中せよ」
 肩を落とす私を、アーンゲールさんなりに励ましてくれたようです。その言葉を心にとめておきましょう。

「それにしても、アルドゥインは一体どこへ向かったのでしょうか」
「古い物語によれば、奴は死者の魂を喰らいにソブンガルデへ行けるのだという」

ソブンガルデ…

 ソブンガルデといえば、たしかノルドの勇者が行けるという死後の世界、だったような…実際にそんなところに逃げ込まれたら、どうやって追いかければいいのでしょう。
「奴が力を取り戻して戻ってくる前に、どうやっているのかを突き止めねばならん」
 そうですね。アルドゥインに出来るなら、何か方法があるはずです。

「とにかく、ドラゴンズリーチに行って説得してみます!」
 
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