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スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん第二章~#6

こちらの続きです

『小瓶の修理』


 ウィンドヘルムのホワイトファイアルにやってきました。ここに来るのも久しぶりです。

こんにちはー

 クインタスさんは私を見るなり笑顔でいいました。
「うれしいよ。居場所が見つけにくかったみたいでな。配達人が粘り強くて良かった」

たしかにあの配達人には頭があがりませんね

「小瓶の修理ができるって、本当ですか?」

 その中に入れた液体をどんなものであれ補充し続けるという、伝説のアーティファクト。クインタスさんの師匠ヌレリオンさんに依頼され入手したものの、発見した時にはすでに小瓶が割れていたせいで喜ばれず、残念な結果となったのでした。ヌレリオンさんはそのまま病床に臥せってしまい、今やクインタスさんがこの店を一人で切り盛りしながら、師匠の世話をしている状況です。
 私にとっても苦い思い出ではありますが、元凶である白き小瓶を修理できるだなんて。クインタスさんが緊急で私を呼び寄せたのは、死の淵にあるヌレリオンさんのため一刻も早く小瓶を修理したいがためだったようです。

「きわめて重要な要素が三つある。見つけやすさはそれぞれ異なるが」
 小瓶の修理に必要な材料として、

・世界のノドにある解けない雪
・巨人しか作れないマンモスの牙粉
・フォースウォーンが持つブライア・ハート

これらを集めるよう依頼されました。

「お任せください!」
 ブライア・ハートは先日カーススパイアーのフォースウォーンから回収していたものがありました。
 世界のノドに戻って、パーサーナックスへの挨拶もそこそこに溶けない雪と…

冷たい!

 巨人のキャンプで希少なマンモスの牙粉をゲット。

どうやって作るんだろ

 その道中でステンダールの番人の間を見つけましたが、吸血鬼の襲撃を受けた後だったようで、建物は焼け落ち、番人と吸血鬼の死骸が散乱している状況でした。

うわ
うわわー

 番人が旅をしているのを見かけますが、彼らはこの現状を知っているのでしょうか?

 凄惨な現場を後にして、ウィンドヘルムへ戻ってきました。
 クインタスさんに材料を渡すと、
「ありがたい。すぐ小瓶に取り掛かるよ」
と言って錬金術台に向かいました。

がんばれー

 やがてクインタスさんは二階へ上がり、ベッドで寝ているヌレリオンさんに小瓶を見せました。
「先生、見てください、小瓶です」

どきどき…

「なに?どうやって…」
「そんなことはどうでもいい。ほら、ここでいうトニックのお替りだ」
「すごいな…くっ…」

あ!?

「…死んだよ」
 え!?なんとヌレリオンさんは最後に小瓶を見てお亡くなりになってしまいました。生涯をかけて追い求めていた白き小瓶が、せっかく修理できたというのに。
「残念です…」
「でもあんたのおかげで、一生の仕事が無駄じゃないってことを知って死ねた。先生が仕事をやり遂げられるよう、立派に力を貸してくれたな。感謝しているよ」
「いえいえ。すべてはあなたが諦めずに研究をつづけた成果ですよ」
 あと配達人も。
「…自分はただの錬金術師でいられれば満足なんだ。小瓶を持つと、ヌレリオンがどれほどこれに執着し、消耗させられたかを思い出してしまう」
 クインタスさんもよほど苦労したんでしょうね。
「とっておいてくれ。あんたは今やクラルミルと同じくらいに伝説の一部だ。先生が望んだような幸福が得られればいいな」
「いいんですか?」
「ああ。ただ、クラルミルほどの技術がないんでね。残念ながら一種類の液体を補充するだけだと思う」
 どの種類の液体を入れるか聞かれ、回復薬を満たしてもらいました。

わーい

 これを使い切っても補充されるということですね?すごいことです。

 最後にヌレリオンさんの冥福を祈り、お別れです。

(ついでに懐のお金も…)

 クインタスさんはこれからヌレリオンさんの功績を伝えていくべく、彼が残した手記を研究していくつもりらしいです。師匠の願いをかなえ、その功績も尊重し遺していこうとするなんて、本当に立派な弟子ですね。

頑張ってください!

 その後にウィンドヘルムを歩いていたら、衛兵から
「ヌレリオンが死ぬ前にあの小瓶を取り戻してくれてよかった。あれに憑りつかれていたからな」
と感謝されました。
 ヌレリオンさんは街でもずっと小瓶の話をしていたのでしょうね。お役に立てて良かったです。

いえいえ


『サルモールの暗殺者を見つける』


 なんとなくお酒を飲みたい気分になったので、灰色地区の酒場「ニューグニシス・コーナークラブ」へ立ち寄りました。
 すると見知った顔が目に入りました。ウッドエルフのマルボーンさんです。
「ああ、お前か。また会えるとは思っていなかった。」

生きてたんかワレェ!

  サルモール大使館に潜入し、脱出した時以来です。あの場で別れてどこにいったのかと思っていましたが、こんなところに潜伏していたとは。

「サルモールの暗殺者から逃げるので精いっぱいだ。こっちはお前のように英雄じゃない。勝ち目はないだろう」
 確かにサルモールの暗殺部隊は精鋭揃いです。マルボーンさん一人で太刀打ちは難しいでしょう。なんとかここまで逃げ延びてきたようですが、ついにサルモールに居場所を嗅ぎつけられたようだ、と漏らしました。
「助けてはくれないか。そう、こんな面倒に巻き込んだ罪滅ぼしだ」
 それは引き込んだデルフィンさんの仕事のような気もしますが、一時でも仲間だった人です。見捨てるわけにはいきません。
「あの時マルボーンさんには何かと助けてもらいましたからね。もちろん協力しますよ」
「何?本当か?じゃあ、状況を説明しておこう」
 
 マルボーンさんはモロウウィンドに行きたいそうです。モロウウィンドに住むダンマーはサルモールと折り合いが悪いので、潜伏先としてどこよりも安全だと。
 しかしひとりのカジートが中央門当たりをうろついており、彼がマルボーンさんを見る目からして、サルモールの手の者に違いないと気が付いたとのこと。それが本当なら、この人はなんて勘がいいんでしょうか。

 暗殺者のカジートが近くにいる以上、モロウウィンドに向かう船には乗れない…そのためここから動けないでいるということなので、そのカジートを探し、暗殺者であれば始末しようという結論になりました。

「また命を救ってくれるのか?恩義を感じていないように見えるだろうが…今にもナイフを突き立てられるのではないかと、ただ怯えているだけだ」
「余裕がないんですね、わかります。とりあえず私に任せてください。」
 ここに宿をとったところで、暗殺者がいる限り眠れるとはおもえませんが。人肌脱ぎましょう。

 ということで一通りウィンドヘルムの街の中を見てみましたが、カジートは見当たりません。そこで城門を出て周辺の馬屋まで足を伸ばしてみました。すると馬屋の脇の広場に、カジートのキャラバンを見つけました。
 カジートのキャラバンは横のつながりが強いイメージがあります。彼らなら何か情報を持っているかもしれません。
「あのー…」
 話しかけると、一人のカジートが冷たく「行ってくれ。今日は売り物がない」とあしらってきました。

あら

 近くにいた他のカジートにも声をかけると、いつものように商魂たくましく商品を勧められました。
 必要な商品をいくつか購入し、それから話を聞いてみました。
「あるカジートを探しているんです。サルモールの密偵かもしれなくて」
 すると商人のカジートが鼻の上に皺を寄せました。
「ああ。あそこにいる奴のことだな。あいつは仲間なんかじゃない」

にゃに!?

 どうやら仲間と見せかけ、キャラバン隊でもなんでもなかったようです。
「サルモールの屑の?カジートの面汚しめ」
 キャラバン隊は孤立したカジートに敵意を向けました。これはこの場で始末しても問題なさそうですね。彼らもサルモールと対立関係にあるとは知りませんでした。それはさておき―

 偽商人に近づいて話しかけます。
「マルボーンから伝言があります」
「マルボーンが?おお…」
 カジートは大きな瞳で私をじっと見据えました。
「それは何より…理解し合えたようだな」

ビンゴ!

 暗殺者は剣を抜いて襲い掛かってきました。私も弓を構えて射抜きます。暗殺者はあっさりと息絶えました。

やったぜ

 暗殺者の懐を探ると、指示書が出てきました。
『ファリネスティの火事で全滅したと思われた反逆者の生き残りとされている』―サルモールに強い恨みがあるとは聞いていましたが、マルボーンは随分訳アリの過去があるようですね。
 それにしてもカジートが暗殺者だと気が付くとは、サルモールの予測を上回る慎重さだったようです。これなら逃げた先でもきっと生き残ることができるでしょう。

ふーむ

 マルボーンさんに報告すると、少しばかり安堵してくれたようでした。
「それは…素晴らしい知らせだ。すぐに… 出発すべきだろう。今すぐに、奴らに見つかる前に。今しかない」
「そうですね。お気をつけて」
「本当に助かった!さあこれを…この数年間、サルモールから色々な物を盗んできた。これはその一部だ」

おや!

 なんと、マルボーンさんは脱出の折にしっかり盗品も持ち出していたようです。勘が鋭く慎重なうえに、ちゃっかりしている、なんともたくましい人です。
 これならこの先また元気にお会いできる機会があるかもしれませんね。

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