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スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん~ #8
こちらの続きです
北西への旅
出発の前にキナレス聖堂の前に行ってみると、枯れていたギルダー・グリーンは取り除かれ、そこに一本の若木が植えられていました。ダニカさんが苗木を大事に育ててくれているみたいです。
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気分を新たに、装備を整えて出発です。目的地は北西にあるノースウォッチ砦。かなりの長旅です。
山で鹿を狩り、遺跡で山賊を狩り、順調に歩みを進めていきますが、やがて岩山の向こうから、昨日聞いたばかりの恐ろしい咆哮が聞こえてきました。
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今回は兵士もおらず、私とファエンダル先生の二人だけ。かなり苦戦しましたが、なんとか矢が尽きる前に倒すことができました。
それにしても、ホワイトランでドラゴンを倒したはずなのに、まだ現れるということは、復活したのは一匹だけではないということなのでしょうか。恐ろしいことです。
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スカイボーンの祭壇
先ほどドラゴンの姿が見えた山の頂上へ行ってみると、また人工的な岩壁があり、生贄のようにたくさんの動物の遺体も置かれていました。さきほどのドラゴンの餌食になったのでしょうか?
岩壁には例によって古代文字が刻まれ、以前と同じように体の中に不思議な力が吸い込まれ、頭の中に声が響きました。
さきほどドラゴンを倒した時も同じように体の中へ力が吸い込まれていったので、きっとドラゴンと関係のあるものに触れると起きる現象なのでしょう。
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山道を下り始めたところで、トロールに遭遇してしまいました。かなりの強敵です。ファエンダル先生は早々に逃げ出してしまい、一人で食べ物を腹に突っ込んで回復しながら戦いました。途中でシャウトを使ってみると怯んだので、そのすきに距離をとったり矢を打ち込んだりと、使いどころを考えればなかなか便利な技であることがわかりました。
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山道を下っていくと、また一体トロールの死体が見えました。それはどうやら熟練の狩人の獲物のようでした。
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話を聞くと先輩狩人はこの過酷な環境を物ともせず、いつも一人でキャンプを張って獲物を売りながら生活をしているようです。
「俺にはこの生き方が合ってるだけだよ」
そのように謙遜されたら、憧れを感じずにはいられません。従士の暁にホワイトランに家を買う権利をもらっていたので、お金を貯めるか検討もしていましたが、流浪の狩人として生活するのも悪くない気がしてきました。
先輩狩人と別れ、さらに北西を目指します。すると森の中に町を発見しました。
モーサル
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この辺りは寒冷地帯で雪も降っていたので、温かい宿をとりたいと思っていたところです。これ幸いと町へ入ってみましたが、なんとなくホワイトランやリバーウッドとは違い、明らかに陰鬱とした雰囲気が漂っています。
警戒しながら進んでいくと、突然男性に話しかけられました。
「あんたがホワイトランでドラゴンを倒したっていう、狩人の女の子だね。ずっと探していたんだ。はい、これ手紙」
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まさか自分あての手紙をこんなところで渡されるなんて、と驚きながら開いてみると、ファルクリースの首長直々の手紙でした。
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ホワイトランでの活躍がファルクリースにまで届いているようで、そこでも何かしら認められれば土地を購入できるようにしてやるよ、と。
……ここの首長さんもタダではくれないんですね。居を構えるだけでも難しいということなのでしょうか。ちょうど家だの土地だのへの興味が薄れていたところなのでどうでもいいことなのですが。
配達人さんにはご苦労をかけましたが、今優先すべきはソラルドさんの救出です。手紙をカバンにしまい、宿を探すことにしました。
沼地に小舟も浮かべ、その上に木造の橋をかけて建造物が立ち並ぶ不思議な立地です。散策すると店らしい店は魔術と錬金術、それから宿屋くらいで、侘しい印象しかありません。町の人に話をきいてみますがどの人も表情暗く、この状況を打破できない首長への愚痴が絶えない様子です。首長がいるという建物の近くにさしかかると、猛烈に抗議をする市民が集まっていました。
執政らしき男性が必死に人々をなだめようとしていますが、場は納まる様子がありません。執政はあきらめたように首を振り、「とにかくここは抑えてくれ。妻がなんとかする」と言って建物の中に入って行ってしまいました。
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抗議が不発に終わり、怒り冷めやらぬ、といった様子の男性に話を聞いてみることにしました。
ヨルゲンさんは製材所を営んでおり、不安定な財政と忍び寄る戦禍に対してなんの手立てもない町の状況を憂いています。さらに不穏さへ拍車をかける事件が起こり、そのことを解決できていないことへも不満があるようです。
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突然焼け落ちた家。犠牲になった妻子を十分に弔うこともせず、新しい女と結婚した夫。たしかに怪しさ満点です。しかし首長はそれを解決できずにいるといいます。
「こんなことすら放置しているような首長では、我々を戦禍から守ることなどできるはずはない!」
それは確かにそうかもしれません。財政と情勢への不安に輪をかけて維持できていない治安。この町で首長の信用は失墜してしまっているようです。
興味が湧いたので、さっそく不人気の首長へと会いにいってみました。
イドグロッド首長はまるで私がここへ来ることを予見していたかのように歓迎してくれました。
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「あんたには力がある。手を貸してくれないか」
イドグロット首長によれば、不審な火災事件のことについては当然承知しているし、首長自身も怪しいとは思っているようですが、証拠がないので夫をひっとらえることもできないのだそうです。それはそうでしょう。
「火災現場を調べてほしいんだ。不吉がって誰も触れたがらない灰を、よそ者のあんたが見てみれば、何かわかることもあるだろうさ」
要するに第三者の視点を欲しているということでしょう。魔女だのなんだのと悪口を言われていた支持率最悪の首長はどんな人かと思って話してみれば、意外と理性的な人です。だからこそ強引な手立てをとれず、リーダーシップを発揮しきれないでいるのかもしれません。
また都合よく使われてしまっている気もしますが、女性と子供が犠牲になっている事件と聞くと、どうにもこのまま捨て置くことが出来ません。ここは人肌脱ぎましょう!!
ファエンダル先生の「またか」という呆れ声が聞こえた気がしますが、気のせいです。今、優先すべきは無念の死をとげた幼き魂の鎮魂!謎を解明することで、暗雲たちこめる町にも一筋の希望の光が差し込むことでしょう。