スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん第二章~#13
こちらの続きです
『アーニエルの企て』②解決編
ウィンターホールド大学へ戻り、アーニエルさんにプロジェクトの進捗を聞いてみました。アーニエルさんはドゥーマーが消えた謎に迫る研究をしているのです。
すると荒くれた様子で
「この調子じゃ無理だ!絶対にな!」
と吐き捨てられました。
「エンシルがまたも要求を拒否している。研究に欠かせない他の道具を届けようとしないんだ!」
またエンシルさんといざこざを起こしてしまったようです。困ったものですね。アーニエルさんは少々一方的なところがありますから、とりあえずあちらの言い分を聞いてみましょう。
エンシルさんの個室を訪問し、アーニエルさんのことについて尋ねます。
「おやおや、お前もか?」
うんざりしたご様子。
「彼にはもう伝えた。私は持っていない!」
どうやら今回は交換条件のもつれではなく、そもそも商品自体が手に入らなかったようです。
「取引のお膳立てをしたのは私だ。配達人がモロウウィンドから運んでくる予定だったが、結局来なかった。いいか?取引は成立していたが、品物が届かなかったんだ。それじゃどうしようもない!」
それは確かにどうしようもないですね。しかしアーニエルさんにとっては返金しておしまいという話ではなく、どうしても必要なものだったからこそあれだけ憤慨していたわけで…
「そもそも何を入手しようとしていたんですか?」
「知らない。決して教えてはくれなかった。彼はほとんど自分で手配していて、あとはモロウウィンドから運ぶだけだった。それを引き受けたのさ。そんなに重要なものだと分かっていたら、もっと高く請求したのに」
どこまでもがめついですね…
「うーん、で、配達人はどこに?」
「わからない。話を聞いているのか?」
エンシルさんはイライラしながら睨みつけてきました。
「最後に聞いたところでは、イーストマーチを通ってくる予定だったという話だった。この件に関わるというなら、その点から始めるんだな」
てことで、イーストマーチにやってきました。色々な情報を基に、ダークシェイドと呼ばれる洞窟を探ってみます。入り口にはさっそくノルドの死体が転がっていて不穏です。
ジェイ・ザルゴさんも警戒しています。
中に入るとさっそくトロールが。遠くから弓矢で倒します。
配達人らしき遺体を見つけました。ダークエルフです。モロウウィンドからやってきて…どういう経緯でこんな場所で命を落としてしまったのかはわかりませんが、不運でしたね。
そういえば、残すところダークエルフのみで、エルフの血液採集は完了するところでした。ちょうどよかったので抽出機で血液をいただきます。あとでセプティマスさんの所へ届けましょう。
荷物を探ると、『キーニング』と銘打たれた珍しいデザインのダガーが一本見つかりました。おそらくこれがアーニエルさんご所望の品ですね。
トロールで試し切りしてみると、なかなか切れ味が良いです。
洞窟を出てすぐウィンターホールド大学へ戻り、アーニエルさんの元へお届けしました。
「ダガー持ってきましたよ」
「ダガーだって…?アカトシュにかけて、しっかり包装すらしていなかったのか?これに触ったのか?いや、触ったに決まってる!振り回してみたか?なぜ生きている?」
触ったり振り回したどころかトロールに思いっきり斬りつけてしまいましたが…黙っておきましょう。
「ああ!完璧な状態だとは驚きだ!」
よかった…怒られないで済みそうです。
「それで、このダガーのどこがそんなに重要なんですか?」
「これはただのダガーじゃない!非常に価値のあるドワーフの秘宝だ。計り知れない力を秘めている。とんでもなく貴重な道具なんだ」
そうだったのか…よく手配できましたね。一体どれほどのお金を積んだのでしょう。
「これで必要なものはすべて揃ったということですか?」
「ああ…その通りだ」
アーニエルさんはかみしめるように頷きました。
「カグレナク自身が使っていた大いなる道具、キーニングがついにこの手に入った。こんな日が来るとは夢のようだ。次は…自分の理論が正しいか確かめてみる」
具体的には、ドワーフが消えた事象をこの場で再現するのだといいます。
「そんなことをして大丈夫なんですか?」
「謎を解くための第一歩だ。死んだ神の心臓はないから、あんたに作るのを手伝ってもらったクリスタルで代用する。ダガーのキーニングと対になるサンダーもない。だが理論上は、これでもうまくいくはずだ」
なんだか足りないものだらけのような気がしますが、本当に大丈夫なのでしょうか…?
「まったく同じ結果が出るとは思わない。なんたって俺は、色彩の設計者じゃないんだからな!」
もはや開き直りでは…
とにもかくにも、アーニエルさんの覚悟は決まっているようです。
「あんたはこの実験に重要な役割を果たしてきた。その目で結果を見てってくれ」
そう言うと、汚されたクリスタルをキーニングで強く斬りつけ始めました。
「は!は!ふむ、何も起こらない…は!もう少し強くか?」
ぶつぶつ言いながら斬りつけ続けます。
「さあ動け、クソが!」
悪態をつきながら強烈な一撃をぶつけた、その時です。
眩しい光が部屋の中を包みました。おもわず目を瞑り、開けた時には、アーニエルさんの姿はなくなっていました。
後には床に落ちたキーニングと、汚された魂石だけが残されています。
キーニングを拾い上げた後、自分の中に不思議な力が宿っていることに気が付きました。試しにマジカを放出してみると
なんと、アーニエルさんの影が召喚されました。
「あ、アーニエルさん!?なんで!?」
まったくわけがわかりません。
アーニエルさんの影は喋ることなく、ただただ「うー」と唸るだけです。
どうやら実験は失敗し、アーニエルさんはこの世から姿を消してしまったようです。…いや、これが失敗なのか、成功なのか、私にはわかりようがありません。おそらくアーニエルさん自身にとっても…
こうしてまたドゥーマーの謎に魅了された一人の最期を目の前で見送る事になってしまいました。とはいえ、魂はまだこの世に結び付けられているようですが…
次にドゥーマーの遺跡に立ち寄った時にでも、アーニエルさんを召喚してみようかな、などと思うのでした。