仕事に責任を負う覚悟はあるか?
ある。と即答できる人はとても強い人だと思う。
ただ多くの一般社員にとっては「仕事に責任を負う」と言っても、責任を負えるだけの権限がない事が多い。
例えば仕事でミスをして損害を出した時、ミスをした人に巨額の資金を補填させるか?それはしない。仕事の責任を負うのは会社である。だから会社として損害賠償を行う。
では、個人が言う「仕事の責任を取る」はどう考えればいいのだろうか。
自分は仕事の責任を取るとは言わない。‘’絶対に”という言葉も使わない。安易な口約束になってしまうからだ。
私が言うとするなら、「仕事を成功させるために全力で取り組みます」だ。全力で仕事をするのは行動に現れる。そしてその取り組みは結果として証明できる。
口ではなく行動で示す。
これが全てである。
なので、自分が仕事の責任を負えるのかどうかなんて考えなくていい。そんなことを考えていると、恐怖に襲われてリスクが取れなくなる。動き出しは遅くなる。
やるべきことは目の前の仕事に全力で取り組むことだ。全力で取り組むように動くと、苦手な契約書周りの話も理解するし、全然知らない他部署の人に話しかけに行くし、さまざまな可能性を検討する。もしそれで結果が振るわなかった時には、その振るわなかった結果を挽回できるようにする。「責任取って辞めます」ではないことは明らかであろう。
こんなことを考えているのだけれど、多くの人は「責任取ります!」と言う人が大好きである。責任感のある人だなぁと思うのかもしれない。
軽々しく「責任を取る」と言う必要はないが、その場の空気において言っておいた方が得という場面があることは認識しておこう。「絶対に責任取りたくない!」という印象に映ると、貰える仕事も貰えなくなってしまう。
しかし本当に必要なのは、仕事で責任を取る覚悟ではない。必要なのはあくまで全力で仕事をするという行動なのだと思う。