集中しなくてもいいから、とにかく仕事を終わらせる大切さ
集中できない日はある。これは仕方がない。やってる業務が嫌なのか、周りがうるさいのかプライベートな問題なのかと色々あるだろうけど、とにもかくにも集中できない日というのは存在する。
「集中力を高めるぞ!」と思っても、それを潜在意識の中で脳が拒否してるのでぜんぜん捗らない。よくある対処法としてとりあえず手を付けてみるってのもやってみたけどイマイチ進みがよくない。作業場所を変えたり、少し休憩を取ったりもしたけど変わりなし。
そうして決意したのは「集中しないでいいからもうダラダラやろう」ということだった。ただし、仕事は絶対に今日中に終わらせるとだけ肝に銘じて。
仕事が予定通りに進められるなら手段は選ばない。時間を使うだけで仕事を終わらせるなら、時間を使う。それだけの話だった。仕事は終わらせたので、明日も予定通りにスケジュールを進められる。集中できないことを理由に仕事を遅らせるくらいなら、集中できないけど仕事はスケジュール通りに進めることの方がよい。
ただこれはあくまで暫定的な手段である。恒常化させてはいけない。集中できない日が毎日のようにあるんだったら改善策を考えた方がいいに決まってる。今回の件は自分にとっては非常に稀な話なので、ダラダラと仕事をするという選択をして業務を終わらせたわけだ。
これまでの経験上、集中できない日があったとしても大抵はタスクを小分けしたり作業場所を変えたりと集中出来る環境に持っていく処世術でなんとかなっていた。でも時として、もうどうにもならないという日もあるようだ。
作業をしている途中で、「このまま作業を進めると定時は過ぎる」ということを予感した。だからこそ集中力を高めてなんとか終わらすことを一瞬考えたけど、「集中するの無理だわ」というもう1人の自分の声も聞こえる。もう1人の自分の声に寄り添った。
なんで集中できなかったのかは後で考えておくとして、いまの自分は「仕事はやり切れた」という感覚が強く残っている。
集中できないことを理由にして締切を遅らせていたらこの感覚はなかったと思う。帰りの電車の中で「明日は昨日できなかったあれからやらないといけないのか…」と憂鬱になることも無い。なぜなら仕事を終わらせているから。この達成感を得られるなら、多少時間がかかったとしても仕事はスケジュール通りに終わらせることにした方がよさそうだ。