見出し画像

レバレッジ・リーディング

2021.02.18 No.35「レバレッジ・リーディング」
著者:本田直之

本書では、読書は失敗しない、100倍以上の利益を生み出す自己投資である、という考えのもとに
とにかくたくさん本を読んで重要なエッセンスを取り出し、現場で実践してみることをおすすめしている本でした。

特にビジネスマンや経営を極めたい方向けに先人の知恵を借りることを説いていました。

確かに、自分で試行錯誤するよりも周りに相談したほうがいいだろうなと思っていましたし、
名だたる経営者に直接相談する機会はそうそうないので、そういった方々の本をたくさん読んで自分に取り入れるのはいいやり方だなと思いました。

その本を読む目的を明確に

本書で目から鱗だったのは、「その本を読む目的を明確にする」ということです。

本書では1日1冊以上、たくさん本を読むことをおすすめしています。

しかし、1冊1冊丁寧に読んでいたらいくら時間があっても足りません。

ですから、その本を読む目的を事前に明確にしておくことで、関心のある部分に目が向きやすくなる、
代わりに関心がないところは流し読みをする、
というように、読むときに緩急をつけて読む、というやり方もあることを知りました。

著者のことを調べる

また、私はあまり著者がどのような人なのか気にせず読んでいましたが、
本田直之さんは著者がどのような人なのか事前に確認しておくということをおすすめされていました。

「経営」「ビジネス」について実務経験のある人が書いた本の方が実践的に書かれており、参考にしやすいからだということです。

確かにどのような人が書いたかによって主張が少しづつ違っているな、ということに気が付きました。

例えば、最近「読書」に関することとして、

学校の先生や教授が書いている本は
「読み飛ばしたりせず丁寧に分の前後関係を拾って読むことが良い」
「自分にとって難しいと感じる本を読むことで自分を成長させよう」
と記載されているのに対し、

経営者が書いている本は
「自分が興味のある本や部分を重点的に読もう」
「その時の自分に合わないと思ったら一旦寝かせて別の本にトライしよう」
と記載されていました。

著者がどのような人なのか、どのような目的でそれをしているのか次第で「いい」と主張することが違うということに改めて気が付きました。

ビジネス書は実用書

ビジネス書は実用書、ということで、「とにかく使い倒す」ということがおすすめされていました。

実用書というと料理本などが当てはまると思うのですが、そういった料理本には線を引いたりしるしをつけたり、ドッグイヤー(紙を折って後から見返しやすくすること)をしたりすると思います。

ビジネス書も同様、たくさん書き込んだり紙を折ったりすべし、
読み終わったら重要なエッセンスを抜き出して常に携帯していつでも見られるようにすべし
ということが書かれていました。

それをするためにはビジネス本は基本的に購入しろ、とのことでした。

確かに、最短ルートで経営者としてやっていきたい人にはかなりおすすめの方法なのだと思います。

しかし、個人的にはビジネス書だけではなく他のジャンルの本もたくさん読みたいと思っているので、
・ビジネス書は緩急をつけて読む
・ビジネス書以外のジャンルは丁寧に読む
ということを心がけて読書を続けていきます!

いいなと思ったら応援しよう!