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自問自答ファッション 3年を振り返る

気がつけば自問自答ファッション講座を受けてからもうすぐ4年経つ。
私はびっくりするほどアウトプットができていない系ガールズですが、
スキクロに参加する勢いで振り返ろうと思う。

1年目

呪い(メンタルブロック)の解除

「ファッション」「おしゃれ」にどんな印象をもっているか?
私にとってこちらの答えは「恐れ」「分不相応」でした。

原因もわかっている。よくある話で思春期訪れた「なんとなくスカートが嫌になって、メンズライクな服を好んできていた時期」が少し終わりが見えてきた中学生の頃。コソコソと母のリップを拝借したのがバレた。
母がニヤニヤしながらその時に放ったのは「あんたでも興味あるんだね」の一言だった。
まさに穴があったら入りたい!その時は虚勢を張って誤魔化したが、何気ない一言をこの後、無意識に30半ばまで引きずることになる。
SeventeenやSoupを買ったりして、ファッションに憧れ、興味を持ちつつも表紙の大きな顔写真が怖かった。

時は流れてコロナ禍真っ只中のGW。運命の出会いを果たす。
そう、ハロープロジェクトのアンジュルムというアイドルです!
自問自答ファッションじゃないんかい!!というツッコミはあると思うが、まぁ、置いておいて・・。
Youtubeで期間限定で配信していた十人十色というライブの動画に魅了されて、そのままズブズブと沼にはまる。それまで一人でいったことなかったライブも行けるようになり、この間地方遠征まで果たした。
彼女たちに惹かれた理由は長くなるので割愛するが、それぞれの違いを尊重しつつリスペクトを感じられるところ。
みんな、ファッションやメイクを楽しんでいるところを見て、「私もアンジュルムになりたい!!赤リップ塗りたい!」(概念)と思ったのを覚えている。

その三ヶ月後に出会ったのがTwitterで募集していた「自問自答ファッション講座」。導かれるかのように申し込んで12月に受講した。

呪い解除への旅路が始まった。

あこがれへのチャレンジ

講座を受けた結果、黒い服がクローゼットにやたら増えた。
シンプルに黒い服へのあこがれがあった。
foufouの試着会にも勇気を出してチャレンジして、プリミティブシャツカラーワンピースやドイツメディカルドレスはその年の制服となった。
しかし、感じる違和感。服は確実に可愛いが自分がしっくりこない。
何だこの違和感。自分ではわからない違和感を解決したい。
受けるか・・満を持して・・パーソナルカラー・骨格診断!

という訳で受けた。
結果は1st冬、2nd秋。ダークカラー適性が高い!
逆にくすみ系パステルカラーはびっくりするほど似合わなかった。
メイクについては冬系の色のほうが良いかもと言われた。
骨格診断は予想していたけど、ストレート。(アナリストさんの診断も早かった)
元々イエベ春だと思っていたからひっくり返った。なお、foufouが私に違和感が理由はシルエットがウェーブ向けだったのかなと当時思ったことを記憶している。
(試着会のとき肋骨が苦しい服もあったな〜という伏線回収)

取説を知って楽になる

自分に似合う色の方向性がわかると、服が選びやすくなる。
そして、今までだったらチャレンジしない色もチャレンジしたくなる。
カラー診断の後、赤いリップも買った。
今までベージュやピンクしか持ってなかったのに、暗い赤いリップを手に入れて、目の前が開けた気がした。

2年目

楽してオシャレになりたい。型を見つけたい。でも冒険もしたい。

JJF講座をきっかけにイメコンを受けたり、試着を重ねて似合う形がわかってきた。どうやら上半身がコンパクトにして下がタイトスカートにすると、一番しっくりくる気がする。
あと、少し背伸びしてUNITED TOKYOの鮮やかな青紫のワンピースを手に入れた。多分、人生で一番派手なワンピースだった。
正直自分にすごい似合うかというとそうでもなかった。
ただ、少し尖った服に憧れていたので、「なりたい」「似合う」「好き」の中から「なりたい」「好き」を優先した。
平日に着る服より休日に着る服のほうが増えた。

1,2年目は思春期の頃の憧れの供養をする一年だった。

3年目

憧れが昇華された結果、やっぱり「楽してオシャレになりたい」と思う。
元々、JJF講座を受けたきっかけもあきやさんの↓の記事で、スティーブ・ジョブズのような同じ服を着て、着るものを考えるリソースを減らしたいという話に共感していたから、制服化適正は割と高かった。

2年目で得た似合う形の知見を活かして、大体夏はユニクロのTシャツ+スカートで過ごした。
ただ、同じじゃつまらないので上も下ともに黒い服を着るオールブラックコーデにもチャレンジした。
そのように過ごした中でYeeに出会う

突然の出会い

Twitterのタイムラインでスギサキさんのカラー診断の話をよく見かけるようになり気になっていたところ、たまたま伊勢丹で御本人に合う機会があり、その流れで申し込めた。
カラー診断の結果はやっぱり冬!手持ちのコスメも見てもらったが、地味に秋強めなカラーが多かった。
1年目に見てもらったカラー診断で「メイクは冬の色がいいかも」って言われていたのに、だいぶ秋に引っ張られていた。
だって、冬の重たい色ってこう・・ぱっと見、初心者には躊躇する色がおおいじゃないですか・・・
でも、スギサキさんに進められて塗ってみたら自然と馴染んで驚いた。
ビビってもしょうがないので、チャレンジチャレンジ!

そして、私がスギサキさんに興味を持ったきっかけはカラー診断だけど、それを入り口にご夫妻で手掛けているブランドである「yee」の「みずたまり」という柄に「オレ ゼッタイ コイツ ニアウ スキ」と頭の中で声が聞こえるぐらい一目惚れした。
本音を言えば、ジャケット、コート、スカート全部欲しい勢いでしたが耐えに耐えてタイトスカートをオーダーした。

出来上がったスカートは美しく、まさに好みど真ん中のどストライクで少なくとも10年履きたい。
劣化しない魔法をかけたいぐらい大満足な出来栄えだった。

解呪

装うことに前向きになっていってもまだ「恐れ」は未だにある。
ただ、ブレイクスルーとなる出来事があった。
そう、帰省である。

コロナ禍の関係で、4年ぶりに帰省した。
それまでは毎年1回は帰省していたが、そのたびに「変わらないね〜!」と言われるのが、東京に言っても垢抜けないと言われている気がして、小さな棘が刺さっていた。
別に見返したいわけでもないけど、前より楽しんで選んだメイクや服を見て、どんな反応をされるかは少し気になっていた。

装備品は赤いリップに赤いニットに水たまりのスカート。昔の私なら選ばないチョイスでバスを降りて母を待つ。
迎えに来た母の第一声が「東京の人みたいじゃん!」だった。
赤いリップについても特にからかわれずに、「似合っているじゃん!」ただそれだけだった。
上京して10数年、初めて「東京の人みたい」と言われて少し嬉しかった。
中学生のころの私の羞恥心がようやく浄化された気がする。

なお、みずたまりスカートは洋裁をしていた、祖母とその姉妹からも、大好評で、本当に好きで選んだものを褒められることは幸せだなと思った。

「ファッション」「おしゃれ」への呪い=コンプレックスはまだまだ完全に溶けていないけど、10代20代の頃と比較したら「おしゃれ」に対してポジティブになれたとおもう。
もし、タイムマシーンで20代とかに戻れたら、「気にしすぎ!!もったいない!!誰でもみんな初心者!!」って声をかけたい。

もうすぐ12月で4年目に突入するが、3年経って本当に自問自答ファッションのスタートラインに立てた。
振り返ると、この3年間は準備に費やしたのかもしれない。

とくに2年目までは特に憧れへの供養へリソースを割いていたから、
すこし上滑りしている印象があった。一回本質に立ち返ろうと思い、ずっと決まらなかったコンセプトを仮で「ハッピー生活賢者」にした。
我ながら胡散臭いけど、土台をしっかりさせたいという思いはより強くなった。

正直、私はかなり足が遅いJJGなので他の人達に比べたら、演歌バックも買ってないし、どでかい買い物もそこまでしていない。
コンセプトも未だに大分定まっていないし!!
でも、私なりに前に進めている実感を持てたことは、JJF講座を受けて本当に良かったと思う。
あきやさんに出会えたことでおしゃれへの免罪符を手に入れた気持ちである。
別にハイブラのアイテムをかわなくても、同じように「おしゃれ」への恐れを持っている人はJJF教室に参加することはおすすめしたい。
あきやさんは答えじゃなくて、魚の釣り方を教えてくれる。

4年目は、ファッション以外のより自分の本質的な欲求に向き合うことを目標にすすめたいと思います。

俺たちの旅はまだまだ続く!!!


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