自問自答ファッション講座と足元がおろそかな話
事の起こり
あきやさんの自問自答ファッション講座に申し込んだのは、昨年の夏だった。
こんなご時世もあり当時の私はとても疲れていて、生活のなにか変えたいと思っていた頃だった。
そんなときにTwitterで目に入ってきた、あきやさんの「年内の自問自答講座の枠、あと３名です！」の告知。思わず申し込んだ。
え・・・まだ８月？４ヶ月後か・・！と思いながら。
無事申し込んだあと、本来であれば公開日までワクワクして過ごすはずが、
繁忙に追われ、考えるまもなく、４ヶ月経ってしまった。
（事前準備0でも満足度は高いけど、事前準備をしっかりした方がさらに満足度が高まっただろうと思って悔しい。。ただ、あのタイミングで申し込んだ事自体はファインプレーだったと思っているのでその点は褒めたい）
そしてやってきた講座当日
実際にあったあきやさんは、第一印象からしてとても素敵で太陽みたいな人だった。
服の話より、好きなものや趣味の話を沢山聞いてくださった。
こんなに自分のことを話すのってはじめてだったかもしれない。
気がつけば、人生についての話まで広がって、少々涙目になった。
（このあたりの所感は別途まとめたい）
ファッション関係の話の中で印象的だったのが、家に全身鏡はありますか？という話。
「お洋服選べているように見えるのですが、ご本人的にしっくりきてないような方はたいてい家に全身鏡がない！」（実際持ってなかった）
これは目からウロコがボロボロ落ちたので、すぐ鏡を買いに行きました。
そして納得。自分で全身見えないとそりゃ不安だよね。
そんな話をしているうちにあっという間に４、5時間経っていた。
帰りにちょうど講座を行っていた場所のすぐそばのデパートで、あきやさんのお友達のアクセサリーブランドのポップアップショップが開催されていて、一緒にあれこれ見てくださって心が踊った。
ただ、人生でこんなに高いアクセサリー買ったこと無いよぉ・・と一旦心にしまって帰途についた。
（しかし、その帰りで趣味のもの（指輪と同額）をかった・・なんでそうなる）
その後3日悩みに悩んでやはり人生の灯火として気分が上がる指輪がほしい！と、改めて売り場に向かったら、奇しくもあきやさんがいらっしゃった。
たまたまお店にスタッフとして立つ日だったらしい。
これはやっぱり運命であろう。
その場で指輪をお迎えした。
指先に光が灯ったような気持ちになった。
その日は昨年の冬至、夜が一番長い日に夜空みたいな指輪を買うのってロマンチックじゃん・・・。
それから
あきやさんからレポート頂いてびっくりしたのが、制服案の1,2,3のそれぞれの形状が実際に持っている服に似ていたこと！
自分、本当にちゃんと選べていたのか。と嬉しかった。
そして、方向性がはっきりしたので服をたくさん捨てた！
そしてレポートでおすすめしていただいたブランドのブラウスを購入した。
中高生の頃、ささやかなモード系の服のあこがれを持っていたのを思いだしたのだ。（当時、妹にお前はモード系は似合わんと言われて、納得したものの憧れを燻ぶらせていた）
手に入れた洋服は、好き：似合う：なりたいの要素的に、50：20：30って感じ。「似合う」より「好き」優先。
でもいいのだ。今は「好き」に特化したい時期だから。
そして次のステップである。
そう、バッグがほしい。
手持ちのバッグ、もともと大変少ない。
PCが入るリュック、トートバッグ。以上だ。
なんというか、中庸なサイズの・・・バッグがない・・。
そんなわけで、ショルダーバッグがほしいと毎日ZOZOをみてはあれではないこれではないと考えた。実際にお店に見にいったりもしたけど、なんかしっくりこない。
ふと「バッグは他者評価、靴は自己評価」というあきやさんのお言葉を思い出した。
なんで忘れていたんだ！おろかものよ・・！
一旦軌道修正！
そうだ革靴を見に行こう！
気合を入れて、伊勢丹へ・・正直恐怖である。
こんな庶民が踏み入れていいの・・？ファッションモンスターがうろつく人外魔境の地に？こんな履きつぶしたスニーカー（革のよろい）で？
実際にドキドキしながら踏みいれたものの、ほんとに不慣れすぎるので、あえて初心者の面を気持ち的に押し出し、わからないことをおしえていただこう！という体を取ることで、少し気が楽になった。
さぁ、いざゆかん、最高の靴を探しに・・・
最初はビビりました・・わかる・・さすが伊勢丹価格・・・そして奥地に行くにつれてシームレスに心臓によろしくないゾーンに入っていって変な汗かきましたね・・。
私も知ってる高級ブランドだ・・(単価の桁がちがう）
そもそも、革靴は高校以来履いていない。
基本的にフラットシューズとスニーカー（というかほぼスニーカー）で過ごしていたので革靴履けるのか・・？
えぇ・・底がゴムじゃないんですけど・・。
そんなときに目に入ったのがTOD's！
ゴツかわいい。でもお値段もゴツい・・。ためし履きするのも恐ろしい。
横目で見ながら通り過ぎつつ、やはりお試しだけでもと店員さんに声をかけた。
とりあえず
・ここ数年スニーカーしかはいてなくて、革靴は久しぶりである。
・せっかくなので良い靴を買いたいと思って色々見ている
と伝えて、靴を出していただいた。
ためし履きに靴べら付きで履かされるの初めて・・変な汗がでる・・。
緊張しながらもなんとか履けたので、鏡の前に経った。
なんということでしょう。服が・・！
全体が・・！
魔法にかけられたように！
3段階ぐらい良いものに見える・・！！
すごい！まほうのくつだ・・！！
・・気づいてしまった。今、私に必要なのは靴だ！
私は表面的な自問自答しかできてなかった！
根本的な自問自答が必要だ・・！
物理的に足元が疎かになっていたから、なにかパッとしないし自信がない。
荒れ地にジェルをコーティングしてごまかしている状態なのでは・・？
神は細部に宿るというのに末端が！！おろそか！！
これはいけない・・。靴を・・！買おう！
と思ったまでは良かったけど、家賃みたいな値段の靴を流石にいきなり購入に踏み切れない。
デビューにはあまりに重すぎる。
よって、いつかは絶対いい靴を手に入れると思いつつも、今の自分の最大公約数の靴を探したい。
つきましては、あの素敵な靴を履いた瞬間のときめきを忘れずに。しばらくは靴探しに注力したいと思いました。
っていうのが、7月の話でしてね。
今の10月時点でまだ靴を探している。
20足近くためし履きしたけど、いまいち決め手にかけている。
しかし、人生でこんなに靴のことを考えるのは初めてだ。
自分的最高の靴を探すのは難しいけど楽しい。
年末ぐらいまでに見つかるといいな。
気長に探すこととする。