小沢健二「So kakkoii 宇宙 Shows」で見たもの 〜開演前は胸騒ぎ編〜
2022年6月に小沢健二によって日本各地で行われた奇祭「So kakkoii 宇宙 Shows」。
そのいくつかを訪れることができたので、そこで見たもの、感じたものを覚えているうちに書き記します。人は忘れるので。
こちらは開演前編。本編はこちら。
物販事前情報
物販情報を心待ちにしていると、なんと物販情報は事前非公開、販売時間になったら入場して、その場で見て決めて、 #オザケンルーク なる奇怪なハッシュタグを使い周囲に情報共有せよ、との指示。
「物販情報は、こちらからはナシです。」じゃないのよ。ほんとに!イジワルしないで!
そして15時から物販が開始されるとインスタストーリーがあがる。
後日、物販の売り切れ情報をインスタストーリーで上げるだけのインスタグラムアカウントも爆誕。列に並びながら、インスタストーリーを更新&凝視する生活が始まる。
さて、いざ列に並んでみても、ロビーの中は衝立が立ててあり、中の様子は全く見えない。猛暑のなか、大雨の予感のなか、人びとは並び続ける。人びとは勝つよ、うん。だんだんと勝利する…にしても時間かかる。
予想通り()物販販売開始時間が遅れ、はじまりはじまりと扉が開くと…。
ロビーへ
ロビーには、ハンガーに掛かったおしゃアイテム(大量のTシャツとポロシャツと帽子)と、床に置いてある読むポスターの数々。ポスターは踏んで良い日とダメな日があった。
そして地面には謎の紫の光を天井に向かって照射する謎の機械が複数設置されている。あやしいひかりでこんらんしそう。
会場では異様に低音が強調された地鳴りみたいな邪悪な音響でBGMが掛かっている。シンプルに「う、うるせえ」と思ったけど、ずっと聞いてるとなんとなくボーッとしてきて、没入感がある。音楽のさいみんじゅつ。
ちなみに会場にある謎のQRコードは
サイズ表一覧でした。
今しがた初めて見たものを即決めて買えという、オザケンお殿様の無茶ぶりに応えるべく、意を決してレジに並び、商品を買う。買いすぎちゃうよねえ。
早速身につけるべく、ロビーの隅でコソコソ商品を取りだしていると、商品タグに見せかけた謎のスクラッチカードがついていた。
遊びだし!自分のツイートをトレーディングカードにする人って他にいるんだろうか?ちょっと面白くて最高である。
そしてどうやら今回各商品に蓄光仕様(闇で光る)加工がされてるっぽいということがわかりまして。服やトートバッグに書いてある小沢健二の直筆文字が光るという。最高かな?小沢健二の手書き文字が嫌いな人はいません。それが光るという。ん?なんだこれ?なんで光るんだ?いや、冷静になっちゃダメだ。なんかよくわかんないけど、この楽しいって気持ちが大事なんだ。
魔法的電子回路という、観客が持たされる光る針金の紐も、パッケージや本体に蓄光加工がしてある。いえーい、光るもの好きー。
子育て世代的には完全に「光るパジャマ」シリーズでおなじみのやつですね。
ちなみに物販は奇祭が開催された各土地限定商品があり、そのたびに我らは慌てながら落ち着いてそれらを買ったり、買えなかったりしたのであった。
あと最終的にはカタログ公開もしてくれた。いじわるでやさしい人ですね!
ちなみに終了後3日間限定で一部ラインナップの別バージョンの通販もやっている。やっぱりいじわるでやさしい。
そして開演へ
物販を見終えたあとは、ステッカーをもらったり、アンジュルムのCDを配ったりして過ごし、いざ入場。
入場後も「ロビーをゆっくり見」ると「演奏がより近くなる」とのことで、会場の花を見たり、床ポスターを見たりして過ごす。
次第に我々は、会場に吸い込まれていき、座席のある場所に辿り着くのであった。あと1回座席に座って景色を確認してから、トイレにいきますよね。
本編へ続く↓
↑本編