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金沢旅行記

かなり遅くなってしまいましたが、

ずっと行ってみたかった金沢に8月中旬に行ってきました。
今回は家族旅行だったので、行く場所や時間に制限がありましたが、計画を私が組むことになったので、家族に相談しながら行きたかったところにかなり行けました。

まず最初は尾山神社
私が庭園美術館に興味を持ったのをきっかけに、日本国内西洋建築物について調べていく中で擬洋建築というものを知り、今回尾山神社を訪れたいと思いました。

家族の中で美術や建築に興味のあるのは母だけで父や他の兄弟たちは、歴史の方に興味を向けていました。(母も歴史の方が好き)

今回金沢を訪れる際に事前に歴史や情報を入れることを避けました。その場所に行って、知ることが重要であり、より記憶に残っていくものだと考えたからです。よく机の上で暗記物をするより、体を動かした方が覚えるといわれているのと同じです。

尾山神社は加賀百万石で有名な前田利家の妻が建てたものだったのです。私はあまり歴史が得意ではないので、ぱっと前田利家がどのような人物か思い出せませんでしたが、そのような人物がこの擬洋建築を作ったと考えると面白い背景があるのだなと思いました。

次に金澤神社
父の御朱印集めもあり、この神社を訪れることになりました。
ここで大きな驚きがありました。金澤神社の県立美術館側にある湧き水が流れているところで金澤という名称の由来を知ることになります。
「金を洗う沢」というところから金沢という名前ができたそう。たしかに綺麗な湧き水が流れていて、金を沢山持てるほどの財力があった地域と考えられるのもあり、かなり説得力がありました。

一度ホテルに戻り、母と2人で訪れた工芸館
私の中で目玉のひとつでした。キャンパスメンバーズの特権をここで発揮できるからです。キャンパスメンバーズとは特定の大学が国立の美術館や博物館の常設展を無料でみることができ、企画展などでも割引でみることができる制度です。学校によって対象となる施設などは異なるのですが、私の通っている大学では工芸館も対象でした。工芸館へのイメージは北の丸公園から金沢に移転したということ、名前の通り様々な工芸品が展示、保管してあるというイメージしかありませんでした。今回私が楽しみにしていたのは、その建物でした。明治期の洋風建築を移築したものだからです。
いつも行っているような美術館とは少し違った雰囲気で、工芸だけでなく、日本の文化や品格、歴史なんかまで感じることができました。今回の水の展示は工芸品のことだけでなく、価値観などを改めさせるようなそんな感じがしました。
私も母が訪れた時間が閉館1時間を切ったところだったので、周りに人は少なく、閉館時間までゆっくりみることが出来ました。

夜ご飯は金沢駅の隣にある商業施設内のお寿司を食べました。のどぐろや白えびなど金沢ならではのネタを食べました。帰りに鼓門のライトアップもみることができ、満足な1日でした。

2日目は朝から21世紀美術館を訪れました。コレクション展の開場が始まる前に、館内外を一周しました。屋外作品たちやインスタで話題のうさぎの椅子、透明のエレベーターなどを実際にみました。屋外の茶屋が個人的に印象的です。そこに静な空間がたしかにあって、金沢の土地にある意味のようなものを感じました。
21世紀美術館の全体的な感想としては、美術を鑑賞する場としての魅力と美術館全体が観光資源になっているという印象です。私自身も観光客として金沢を訪れたのでなんともいえませんが、作品を見に来ているというよりかは、金沢観光するなら来る場所のような雰囲気を持っていると感じました。それは美術に対してそこまで興味を持たなかった人たちを美術へ誘う力があり、一般的なイメージよりもカジュアルな雰囲気で楽しむことが出来る美術館という役割を持っているのだと感じました。

ほかにも松井秀喜ミュージアムや地元チェーン店の8ばんラーメンなどにも訪れました。

念願の金沢にやっと行けて、楽しかったです。北陸新幹線は来年の春には福井まで開通するそうです。また手軽に行ける範囲が広がり、次は福井や金沢ではない石川県の地域などを訪れてみたいなと思いました。
今年はまだまだ旅行に行くので、次の旅はどんなものになるのか楽しみになりました。

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