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【社員インタビュー】システムを作るうえで、肝となるのはドキュメントです エンジニアには文章を読み解く力、言語化する力が必要だと思います

中途入社、一年目にして大活躍されているKさんにお話を伺いました。文章を読み解く力、言語化する力がエンジニアには必要というお話から、エンジニアという仕事の奥深さを改めて知るきっかけとなりました。エンジニアを目指されている方にもぜひお読みいただきたい内容です!

―はじめに入社された時期からお伺いします。
2023年6月入社です。ちょうど1年経ちました。

―現在の担当業務を教えてください。
メガバンク様で行員の方の業務をDX化するための新しいWebサイトの開発業務を担当しています。

―転職理由をお伺いできますか。
前職もシステムエンジニアでした。入社以来5年間ずっと同じ現場におり、新しい環境へシフトしよう思ったことがきっかけです。今後エンジニアとしてのキャリアが30年ほど続いていくことを考えると、経験や知識をアップデートしていく必要性を感じていました。現場ではレガシーなシステムを使っており、新しいものを取り入れる機会がほとんどない環境でした。さらに給与を上げたいという気持ちもあり転職に至りました。

―トリプルアイズを選んだ理由を教えてください。
多くのIT企業のなかからトリプルアイズに興味を持ったのは、コーポレートサイトを見てメッセージが分かりやすかったこと、さらに「AI」や「囲碁AI世界一」など独自の強みが明確に伝わってきたことで安定した会社である印象を受けたことです。

―前職ではどのような業務を担当されていたのですか。
省庁関係のシステム開発を担当していました。省庁なので年度単位で仕事が切り分けられており、「新年度に向けてこんなふうにシステムを変えたい」というリクエストに対して要件定義からリリースまでを担当していました。省庁という特質上、バグに対しては厳しかったです。「ひどい場合は新聞に載る可能性もある」と言われたこともあります(笑)

―緊張感のある現場ですね。どういったスキルが得られましたか?
いまに生かされていると感じるのは、文章を読んで理解する力です。省庁系は日本語だけれど翻訳ソフトがほしくなるような小難しい文章が多いですよね。そのような文章を読んで、理解して、アウトプットするという部分においてはかなり鍛えられました。さらに当時の上司が厳しい方だったこともあり、設計書や仕様書の完成度を高めるというスキルも相当ついたと思います。
私はエンジニアになる前、エンジニア=プログラマーのイメージを持っていました。しかしエンジニアになってみて感じるのは、設計の占めるウエイトが大きいことです。何かを作るにしても、元となるのはドキュメントなので。イメージでいうと、テスト2割、コーディング8割だと思っていたところ、実際には設計5割、テスト3割、コーディング2割という感じです。もちろんエンジニアといっても業務内容は多岐にわたるので、あくまで私がこれまで経験してきた仕事においてはということですが、エンジニアにとって文章を読み解く力、言語化する力は非常に重要だと感じています。

―転職して、新しい環境で仕事を始めてみてどうですか?
業界も変わりましたし、使っているシステムも変わりました。しかし仕事の進め方自体は似ており、これは正直驚いた部分でした。「他の現場も同じような感じなのだな」と発見がありました! メガバンク様なので前職と同じようにお堅い風土は似通っていると感じます。似ている部分があるからこそ、これまでの経験や知識が活かされていると実感しています。一方で、一からコンテンツを作るのは初めての経験であるため、その部分にはギャップを感じつつも、全力で取り組んでいます。

―前職の経験が生かされていると感じるのはどんな時ですか?
先述した文章を読み解く力は役に立っていると感じます。いまの現場でも最近フェーズが変わり、ドキュメントを整える段階に入ってきました。複雑な仕様や処理と向き合う際に、内容を整理して正しく理解することができるのは自分の強みだと思うので、これからも貢献できるように力を注いでいきたいです!

―もともと文書を読んだり書いたりすることは得意な方だったのですか?
大学院時代に修論を書いて発表したり、教授の手伝いで学部生のレポートを読んだりした経験が下積みとしてあると思います。

―学生時代は何を学ばれていたのですか?
学部時代は教養学部で社会学を学び、大学院時代はエスノメソドロジー(会話分析)に興味を持って研究に打ち込みました。

―就職でエンジニア職を選んだ理由はどういった点にあったのですか?
手に職をつけたかったことがあります。就職活動をしていた7年ほど前は、終身雇用制度がなくなっていくという考え方が広まっていた時期でもありました。将来性を見据えた時に、どこでも働ける力をつけたいと思いました。両親も専門職で、経験からそういったアドバイスをくれたこともきっかけの一つです。さらに自分を棚卸しすると営業は得意でない、全国転勤があるのは避けたい、というポイントも浮かび上がり最終的にIT分野に進んでエンジニアになろうと決めました。

―入社するまでプログラミングを学んだことはなかったのですね。
はい。プログラミング未経験で入社し、研修を通じて基礎を学びました。研修で学んだ内容は土台として役立っていますが、それ以上に現場で学ぶことが多かったと感じています。あまりそうは見られないのですが、私は「現場たたき上げ育ち」です(笑)

―仕事をしていて大変だと感じるのはどういった場面ですか?
関係する人が増えてくると、コミュニケーションの齟齬が生まれやすくなります。その調整が大変だと感じる場面があります。たとえば現在のプロジェクトでは10社以上のエンジニアさんが関わり、皆で一つのシステムを創り上げようとしています。このなかで、言葉が正しく伝わらなかったり、認識の齟齬が生じたりすることはどうしても避けられません。まずは丁寧な説明を心がけて認識齟齬が生まれるのを予防し、エビデンスを残すなど細かな注意を払いながらスムーズなコミュニケーションが取れるように意識しています。丁寧なコミュニケーションは大変ではありますが、仕事を進めるうえで重要だと思います。

―やりがいを感じるのはどんな時ですか?
作ったものが実際に稼働しているのを見たとき、「仕様通りに動いていますね」と言われたときは嬉しいです! しっかり設計し、しっかり作るとバグも少ないので、完成したときによかったと感じます。やりがいというより安心感の方が大きいかもしれません。

本社エントランスにて

―トリプルアイズの働きやすさについて教えてください。
エンジニアが集中して仕事に取り組める環境が整っています。前職ではエンジニアが営業の役割も兼務することがあり、上司の姿を見て自分もその役割を担う日が来るのかと思うと少し気が重かったです。しかしトリプルアイズでは営業メンバーがエンジニアをサポートしてくれます。現場でのちょっとした調整なども任せられるので、安心してエンジニアの仕事に集中できます。そういった点も働きやすい会社だと感じます。

―今後の展望について教えてください。
現在の業務ではJavaをメインで扱っているのですが、今後は新しい言語を使った業務にも挑戦していきたいです。社内研修のAT20でPythonを学びたいという展望もあります。さらに最近レビュー業務を本格的に任せていただくようになったので、そのスキルも上げていきたいです!

―休日の過ごし方を教えてください。
健康診断の結果が芳しくなかったため、少し前にダイエットを始めました。ロードバイクを購入し、週末に遠出しています。Googleマップを開き、自宅から1、2時間で行けるエリアで気になる場所を目的地に決めます。だいたい片道20キロくらいの距離です。先日は埼玉の自宅から中野ブロードウェイへ行ってきました! 往路は楽しいのですが、復路は足も疲れて早く見慣れた街の景色にならないかな、と思いながらペダルをひたすら漕いでいます(笑)併せて食事にも気を遣っており、ダイエットは順調です。3キロほど減量に成功しました! もう少し落としたいので継続していきたいです。

―爽やかな休日ですね! 最後に若手社員、新入社員へメッセージをお願いします。
いろいろ経験して、自分のできることを一つでも増やしていってほしいです! できることが増えれば増えるほど、選択肢も増え道が拓けます。そして積極的に質問をしてください。恥ずかしさやプライドが出てくることもあるかもしれませんが、その勇気が自分自身の成長につながります。質問をしてもらえると、理解しようとしてくれている姿勢を感じますし、教えていて安心感もあります。その場ですぐに質問できなくても問題ないので、気になることは放置しないでください。先輩は優しく教えてくれます。自分の成長のために、ぜひ勇気を出してください!

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