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アフロヘアの心理的ケアどうしたらいいか

 コニーが生まれて、アフロヘアだと分かって以来、アフロヘアに対する関心が高まった私はよく関連する記事を読んだ。校則で三つ編みが2本以上認められず、ヘアケアに困っている中学生とか、卒業式にたくさん編み込みしたスタイルで出ようとして別室に入れられた高校生の話とか。もしくは白人やアジア人がドレッドヘアをするのは文化の盗用か否か、など。カーリーヘア問題、こうして我が子ごとになるまで気が付かなかった。アフロだけじゃない、天パの子どもたちよ、今まで日本人らしい髪質じゃないというだけで色々な苦労をしてきただろう。私も無頓着で、無意識のうちに傷つけてきたに違いない。
 最近読んだ中で印象的だったのは、サッカー選手の鈴木武蔵選手のエッセイで、小さな頃祖父に連れて行かれた床屋の人から、巻き毛すぎて高くなるよと言われて以来、大人になるまで一度もヘアカットに行けなかったというエピソード。他に同じような人がいない中で生きるというのは、繊細な子ども時代には厳しいことなんだ、と改めて思い知らされた。
 コニーも「かあかみたいなまっすぐが良かった、幼稚園でも私しかいない」とキレ気味に訴えてくる。インスタを開けばアフロジャパニーズの女の子たちが縮毛矯正でニコニコしてるショート動画が出てきたりする。生まれたままの、ありのままで美しいと言ったって、彼女たちのまっすぐに憧れる気持ちも否定はできない。コニーがティーンになったころは、地毛をどういう風に捉えているだろうか。できればこれも悪くない、くらいには思っていてほしいな。

 悩みといえば、ちょうどコニーが生まれたころ、アーティストでラッパーの田村なみちえさんが何でも悩み相談を有料で募集していて、アーティストともラッパーとも関係ない質問でその質問をすること自体がマイクロアグレッションじゃないかと悩んだけど、思い切ってコニーのヘアケアの悩みを相談してみた。そしたらいいですよと普通に相談に乗ってくれた。相談に乗ってくれたこともそうだが、画面越しにコニーを見てかわいいと言ってくれたり、夫を見て素敵と言って上げてくれたのが嬉しかった。
 お前を逃す、名曲なのでみんな聴いてください。