自傷行為
自傷行為って?
自傷行為と聞いて、何を思い浮かべますか?
リストカットや、OD、自分を殴る、などでしょうか?
私も自傷行為と呼ばれるものをしていた時期があり、
抜毛症に至っては、今も気が付けば、
大量に抜いてしまっていることもあります。
何故自傷行為をするの?
(先に謝っておきます。
あくまで私視点の話であり、
すべての方がそうであるわけではないことを
踏まえた状態で、お願いします)
自傷行為の1つ、リストカットなんて、
痛いし、血も出るし、傷跡も残る、半袖も着れない。
メリットなんかないし、
何より自分を傷つけるなんて、
怖いし、気持ち悪いですよね。
(私の想像にすぎませんが。)
何故わざわざ自分を傷つけるのでしょうか?
死にたいから?
私はそうは思いません。
少なくとも私は違いました。
自分の気持ちを落ちつかせるためであったり、
死にたくないからでした。
死にたくないのに何故そのような行為をするのでしょうか?
私は、自分を守るためでした。
自分を押し殺してしまわないように、
見えない傷を見えるようにして、
誰かを傷つけないように、
自分自身を見失わないように。
そして、私は誰かに気づいて欲しかった。
自分はこんなに頑張っている、
苦しい、消えたい、
一つのSOSでもありました。
血を見て安心する、
痛みを感じて生きていることを実感する、
他にも沢山してしまう理由はあります。
ODは、ふわふわしてあまり考えずに済むので、
私は学校に行く前にしんどいことを紛らわせていました。
他にも沢山の自傷行為と呼ばれるものがあります。
でも止めることだけが正解ではありません。
根本的な原因を解決させないと、
違う形で溢れてしまいます。
理解できなくても、おかしいと思っても、
否定から入るのではなく、
まずはその人の立場になって考えてみませんか?
その行動の裏には何があるのか、
何が原因なのか、解決させる方法はないのか、
他者が考えることよりも
その事柄はとても重くて深いものです。
実際はそんなに深くなくても、
本人は簡単に割り切れないことが多いんです。
おかしい、異常、そんな言葉で片付けていい問題じゃないと思います。
私たちはまず向き合い、
寄り添い、話を聞く。
そして、何より認めてあげること。
正論だけが正しいわけじゃないから。
見えない傷が見えるようになっただけ、
そしてそれも一部だけ。
第三者ができることは少ないかもしれないけれど、
それでもできることはないわけじゃない。
少しでも誰かの傷が減りますように。
明日がきっと「うまくいく」おまじない、
toi toi toi.