息子の成長を感じた出来事
今日は、息子のショートステイでのお話。
息子は、重度の知的障がいを伴う自閉症のため、生活するためには、周りの人のサポートが必須です。
1月に25歳になりましたが、ゆっくりと成長し、今も成長が続いているなーと感じます。
二十歳を過ぎ、少しずつ自立に向けて親と離れる時間を作りたいと思い、ショートステイの利用を始めました。
環境が変わると落ち着かなかったり、眠れなかったりするため、いきなりお泊りではなく、はじめに利用する施設や職員さんに慣れるために日中利用からスタート。
はじめは、連れて行くと、一緒に帰ろうとしたり、寂しそうな顔をしたりして、後ろ髪を引かれる思いでしたが、その後は、仕事もあったため送迎は、移動支援を利用しはじめたところ、淡々とした様子になりました。
その施設は、小学部に通っていたころ、まだ放課後等デイサービスがなかった時代、土曜出社の際に何度か利用したことがあったところ。
以前は、自宅近くにあったのですが、建物の規模を大きくする必要があったため、同じ区内の別の場所に引っ越してしまいましたので、初めて行く場所と同じになってしまいました。
でも、責任者の方が当時と同じ方で、息子のことを覚えてくれていたこと、近かった時に移動支援中に何度も見かけていたとのことで、久しぶりではなかったため、ほっと安心。
半年くらい、日中利用をして、施設や職員さんに慣れてきた頃の昨年2月から、お泊りを開始。
場所が変わると家族と一緒でも寝なかったり、睡眠時間が安定しないので、どうなることやらと思っていたら、やはりはじめは、ほとんど眠らず。
そして、個室には入らず、日中利用の時から気に入っているソファーから動かずにソファーでウトウトしたり、横になったりしたことが続きました。
翌朝は、私が迎えに行き、そのままいつも日中通っている施設に送るのですが、表情で寝不足なのがよくわかりました。
そんなことが何回か続き、職員さんが個室で寝るために就寝時間近くになると、ソファーを別の場所に移したところ、個室に入るようになったのです。
それでも、はじめは職員さんが横についていたようですが、今は、声がけをすると自分で布団に入って、気が付くと寝ているようです。
また、就寝の際、自宅以外の場合には安定剤を飲ませていました。
3時間空けば、2錠まで飲ませられるのですが、私は服薬を好まないので、1錠だけお願いし、そして落ち着かない時に塗る用として、エッセンシャルオイルと寝つきが悪い時用のエッセンシャルオイルのサプリを飲ませていただくようにお願いしていました。
7~8か月くらいたった時、朝迎えに行くと職員さんから「服薬はなくても大丈夫そうです。サプリもたぶん無くても大丈夫!」と言われ、必要なければ飲ませなくてもいい旨をお知らせしていたら、その次は、「何も飲まずに一人で眠り、夜中も一度も起きませんでした」とうれしい報告!
それからは、迎えに行ったときにの表情が変わり、険しさがなくなって落ち着いている表情になりました
いつも大丈夫かなっと心配ばかりしてしまったり、
できないと決めつけてしまったり、
でも、親の見えないところで頑張っている姿がとても嬉しいです。
最近は、「大丈夫!」と思うようになりました。
それは、意識のある方に向かっていくことが分かったので。
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