運動会
先週の土曜日はうちの小さい人の運動会。大きい人の幼稚園時代から数えたら、運動会のお弁当づくりはかれこれ13年目に入った。
最初の頃はおにぎりに家族の顔を描いたり、サンドイッチ弁当にしたり、カフェ風弁当、ハンバーガー弁当、天候が寒い日とわかればビーフシチューを添えたりして、あれやこれやと毎年楽しんでやってきたけど、当の家族は特に盛り上がることもなく、ここ数年はほぼ同じ内容に。今年はポップコーンシュリンプに挑戦したくらいだ。
旦那の両親にいたっては、最初は果物だけの担当だったが、毎年変わる我が家のお弁当についていけなくなったのか、数年前からおにぎりを持参するようになった。その流れに乗っかるのがこちらとしても好都合だったので、それからは果物とおにぎりづくりはお願いしている。
とはいえ、小さい人だけは大のパン好きなので、今年もタマゴサンドのリクエストがあって、ひとりだけタマゴサンドに。
「ママのタマゴサンドってほんとうにおいしい!」
そうです、そうです、おいしいんです。
だって我が家のタマゴサンドはセブンイレブン様の味付半熟ゆでたまごを刻んで、味の素様のピュアセレクトマヨネーズを絡ませて、塩とこしょうを少々ふりかけるだけでソッコー完成。パンは絶対にヤマザキ様のふんわり食パンでランチパック風にするのがポイント。これでいつでもブレないバツグン安定の味に!
ありがとうセブンイレブン様!
ありがとう味の素様!
ありがとうヤマザキ様!
(何かの依頼こないかな。笑)
2018年
2017年
2016年
2015年
日曜日は父の様子を見に姉tomoeさんと実家に少しだけ顔をだした。自分の運動会で思い出すのは、カメラを構える父の姿と母のお弁当が美味しかったこと。
19歳の時に父から一眼レフカメラを譲ってもらって気づいたのは撮影することの難しさ。運動会なんて被写体は常に動いていて撮るのが難しいはずなのに、運動会の写真はいつも本当に良く撮れていると思う。
お弁当も今思うと量が多くて、おにぎりもいなり寿司も唐揚げも煮物も卵焼きもたくさんたくさん作ってたな。親戚家族も毎回応援に来ていたし、母はお弁当の準備をするのがかなり大変だったと思う。
こうやって事ある毎に自分の過去を思い出すことも、父が生きているうちに出来る親孝行のひとつなのかもしれない。学校行事ひとつとってみてもいかに私も姉も両親に愛されて育ったのだというのを感じてみたり。自分の子どもたちもいつか私のお弁当を思い出して何かを感じてくれればよいなぁと秘かに願ったり。
いろんな事を思いながら実家からの道のりはいつもより早く感じた帰路だった。
(文・撮影 イガラシナオ)