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2024シーズンが思い出になる前に

はじめまして、𝒍𝒊𝒂(りあ)です。

心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くりたい、と考えていたので素敵な企画に便乗して始めてみました。書きたいことはたくさんありますが、語彙力や表現力、日本語力が追い付いてこれるのか、とても気掛かりです。私の1年間日記になってしまう気もしています。拙い文章ですが最後までお読みいただけると嬉しいです。では。


私について

本題に入る前に軽く私についてお話しします。
私は山口県で大学生をしている19歳です。出身は静岡県。好きなものは日本語と古墳と母校から見える冬の富士山。好きなことはサッカー観戦。好きな色はオレンジで苦手な色はサックスブルー。好きな横断幕は『サッカーチームは色々あるけど愛するチームは清水だけ』。

ここまで読んだら予想がつく方もいるかもしれません。そう、私は生粋の清水エスパルスサポーターなのです。

それゆえ、視点が変だ、不快だ、などと思われる方もいらっしゃるかもしれません。申し訳ございません。

どうして山口県に?

入学してから今日まで何度聞かれたことでしょう。

清水や藤枝などに遠征したことのある方ならお分かりでしょうが静岡と山口ってとんでもなく遠いんです。車で約9時間。新幹線を使っても地元までは5時間以上かかります。私が初めて山口の地を踏んだのは大学受験のとき、2024シーズン開幕の週末でした。去年の4月半ばにも訪れるべきだったと今は思います。

話を戻して、なぜ私が山口の大学を選んだかというと
レノファがあるから
でした。

大学選びの基準は人それぞれで、私にもいくつか条件がありました。

かつての私はかなり頑張ったんです。でも人生って残酷で。静岡を出ざるを得なくなりました。ばいばいエスパルス、ばいばいアイスタ。

私でも行ける大学を探す会でいくつか候補が挙がったのですが、決断にあたり心に決めていたことがありました。

  • エスパルスが対戦するJリーグチームの本拠地があること

  • 2024シーズンのアウェイ対戦が4月以降にあること

全ての条件を満たしていたのが山口だったのです。

山口県=レノファ

恥ずかしながら山口県についての知識は日本史の授業で学んだ僅かなものしかなく、しかも日本史でとなると過去の話じゃないですか。例えば大内氏とか四国連合艦隊下関砲撃事件とか。現代の山口県ってなんだろうと考えたとき一番に思い浮かんだのが「レノファ」でした。

レノファとの出会い

私が初めてレノファの試合を現地で観たのは2016年8月14日。エスパルスが初めてJ2で戦った年です。まさかまた降格するなんて夢にも思わなかったなぁ。
あの頃は小学生だったので「山口か~」くらいにしか思っていなかったのでしょう。試合経過などはほとんど覚えていません。この試合で着ていた夏の限定ユニがかっこよかったことがかろうじて記憶にあるくらいです。

調べてみると、スタメンにキムボムヨン選手が、リザーブには村田和哉選手がいました。懐かしい。

出会いから数年

エスパルスOBの村田選手が移籍したり、生え抜きの成岡輝瑠選手が移籍したりと比較的身近な存在だったレノファ。

2度の中断を挟みながらも6得点で勝利した2023年4月。8月、友人と受験前最後!と意気込んでスタジアムで観た試合の対戦相手がレノファだったことに縁を感じています。(結局、ホーム最終戦 vs.大宮、J1昇格PO準決勝 vs.山形にも行きましたが‬)(おい‬)
8月の試合には今関わりのある方がアイスタにいらしていたそうで、驚くと同時に、あの小さな箱ならすれ違っていた可能性があるな、と少し不思議な気持ちです。

色々あった2023シーズン。レノファには良い印象がありました。

はじめまして、2024年

お待たせしました。ようやく年明けです。はっぴーにゅーいやー!!(?)
この時期って勉強に追われていてあまり記憶にないんですけど、彼の移籍が発表されたのって1月3日だったみたいです。

大学生になりました

色々あって4月になって

前述のように大学を選び、無事(?)入学。
入学式の日も試合はあったのですがそれどころではなかったので断念。
ただ、スタジアム外周を回っていると私の傘(エスパルス仕様)に気付いてくださったレノファサポーターの方がおり、「矢島選手をよろしくお願いします!」と声をかけてくださいました。よろしくさせていただいています!!!!

なんやかんやで初観戦は4月21日の水戸ホーリーホック戦。
タオルとレノ丸ぬいぐるみを買いました。(でもこのレノ丸、8月3日にスタジアムで落としたまま見つかってないんです。事務所にも届いていなくて大号泣案件。)

レノ丸w/実家から連れてきたホーリーくん

結果は負けでしたが、雨でも濡れない座席に感動したことを覚えています。”サッカーを観る”ことを目的としていたので得点シーンを観られて大満足でした。
ただでさえ憂鬱な雨の日観戦。客席の大半が屋根で覆われているメイン席はうまく活用できそうだなと思っています。

悲劇

忘れもしない6月2日。

この日のために山口の大学を選んだと言っても過言ではないのに。
慣れない土地で2ヶ月も一人暮らしを頑張ったのに。

シーズンが終わってから、この試合が一番印象に残っているというレノファサポーターさんの声を聞きますが、私にとっては悔しかったという意味で一番印象に残る試合です。
最終戦のセレモニーの動画でこの試合映像が使われたとき、反射で家族や友人に連絡してしまいました。「悔しい!悲しい!」と。

試合結果はもちろん、ピッチの反対側に見える「やまぐち一番」、知人の「大丈夫、煽らないから」の声かけがどんなに私の気分を落としたことでしょう。(静岡から来ていた家族もこの言葉を聞いていたのですが、恐らく、家族内今年擦られている言葉TOP3に入ります)

photo by 勝つ気しかなかった試合前の私
次ここで試合するのはお互いJ1のときだからねー

対してレノファ側から考えると、首位相手にこのような戦いができたことは大きな自信になりますし、事実、プレーオフ争いに食い込んでいたことに鑑みると、何らおかしくない結果とも言える気がします。配布メガホンの音も印象的でした。

7月・8月もスタジアムに行ったのですが、分量が増えすぎてしまうのでまた別の機会に書こうと思います。

喜劇

9月にはようやく帰省できました。
帰省の目的は母校に行ったり、友人に会ったりすること。そして、アイスタでレノファ戦を観ること。

毎試合出してくださるこのwelcomeボード
大好きなんです。
試合開始(土砂降り)○分前

高校時代からの友人と一緒に観て、勝ちロコまでできました、わーい!矢島選手の恩返し弾×2もあり、6月の借りを返せたと個人的には思っています。優勝を決めた試合に匹敵するくらい嬉しくて印象深い試合です。キックオフ、試合終了と同時に大雨降り出すなんて聞いてませんでしたが!笑。あ、私も煽りませんからねー!

静岡新聞さんが撮影なさった素敵な写真(特に2枚目)があるのでぜひ見ていただきたいです。この写真本当に大好きで。関選手のなんとも言えない表情がまた…。

この日嬉しかったことは山ほどあるのですが、レノファサポーターさんが思っていたよりも多くアイスタに来てくださっていたことが上位に入ります。連敗中かつ長期休暇中でもない普通の週末ナイター遠方(+アクセスが頗る悪い)アウェイ。好条件とは言えない中で来ていただいた方には頭が上がりません。

加えて声量には正直驚かされました。みらスタのゴール裏にいると、構造上の問題なのかあまり聞こえないんですよね。私の周りでも「もっと声出そう」というように訴えてる方もいるので、物足りなさを感じていたのは私だけではないと思います。
でも「思ったより声聞こえるじゃん!」ってなったんです。だから、実際レノファの応援どうなの?と気になっている方や相手チームの声量が増えたときに飲み込まれないかと危惧している方には、ぜひアウェイにも足を運んでいただきたいです。もちろん無理のない範囲で。私も来シーズンは可能な限り色々なスタジアムに行こうと考えています◎

こころからの「ありがとう」。

2024年のレノファにはこの一言に尽きます。

知っている人が誰一人いない、何も知らない土地で生きていくことには、不安しかなくて。何度も静岡に帰りたいと思ったし、数え切れないくらい泣いたし、苦しかった。山口に来なきゃ良かったなんて考えたこともあります。

でも、レノファがあったから頑張ろうと思えたことも確かにありました。
週末の試合に行くために、自分で自分を奮い立たせて、どうにかここまでやってこれました。

レノファを通じて出会えた方がたくさんいます。
レノファを通じて経験できたことがたくさんあります。

静岡にいたままだったらこんなにレノファの試合を観ることはなかったはずです。違うチームを応援して喜べる。これだけで山口に来た価値はあるような気がしています。

1年前の選択が正しかったかどうかはまだ分かりません。

でも、3年後、あのときの選択は正しかったと思えるように、後悔のないように、満足のいく大学生活を送りたいですし、その生活の一部にレノファがいてほしいと願っています。

そういえば

6月1日、山口市中心商店街にてこんな看板を見つけました。
『山口に夢を!』が現実になった訳ですが、私にも夢があることをふと思い出しました。

それは、

レノファがJ1で戦う姿を見ること。3年以内に!!

だってそうじゃなきゃ私が山口にいないかもしれないじゃないですか!笑
だから来シーズンも精一杯レノファを応援します。

シーズン開幕が今からとっても楽しみです。

最後までお読みくださりありがとうございました。
またお会いしましょう!

𝒍𝒊𝒂(りあ)

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