チャンポンメンツーリング
Twitter(まだXとは言いたくない)のフォロワーさんで津山でカフェをやってる方がいて、いつか行ってみたいなぁと思っていた。
地図アプリで調べると大阪から167km、時間にして2時間半あまり、日帰りで行っていけない距離ではない。行ったついでに近くにある菩提寺というお寺の大きなイチョウの木を見て帰ってくるというプランを立てた。
時短のため出発してすぐに阪神高速に乗る。池田線から中国自動車に乗り継ぐルートだ。しかし中国自動車池田入口から宝塚トンネル手前まで事故渋滞7kmとラジオから交通情報が。いくら渋滞でも下道を走るよりいくらか早いだろうと池田入口から高速に乗った。
中国自動車道は入口の手前から既に渋滞が始まっており早くも後悔。しかし後戻りはできない。我慢して渋滞に付き合うしかない。しばらく走るとマスツーリングの集団に追いついた。なんとなく追い越すのも失礼な気がしたので集団の最後尾につく。まるでツーリングのメンバーのようだ。
ジリジリと進むこと数キロ。やっと事故現場が見えてきた。二輪とトラックの事故だ。ライダーの姿は見えないので既に病院に搬送された模様で事故車両だけが残されていた。かなりダメージがあるようで心配になったが、ようやく渋滞も解消したので気を引き締めて先に進む。
赤松PAでトイレ休憩。コンビニがあったのでカップのホットコーヒーを飲んで一息つく。バイクは多い。ドゥカティやハーレーなど派手な外車も目に付く。その中でも一際目を引いたのはスズキのバンバン200!大きなリアボックスを積んでいたのでこれからキャンプにでも行くのだろうか。
中国自動車を岡山方面に向けてどんどん進むと気温はぐんぐん低くなってきた。Tシャツにスウェット、その上に革ジャンという服装は完全にミスだった。山間部の冷え込みを舐めていた。しかも生身で走行風に当たるので体感温度はさらに下がる。革ジャンのジッパーの隙間から容赦なく冷気が入り込んでくる。おまけに前方には黒々とした雨雲まで見えてきた。雨は想定していなかったのでレインウェアは持ってきていない。これは困った。
燃料ゲージが赤の少し手前まできている。加西SAで給油することにした。リッター198円💦途中で高速を降りるわけにはいかないので仕方ないが高いなぁ…。ここでは給油のみにして先を急ぐ。
宍粟市に入るころ、とうとう細かい雨が降り始めた。まだ路面を濡らす程ではないが、ヘルメットのシールドに水滴がまとわりつく。冷えからトイレに行きたくなったので一番近い揖保川PAに滑り込んだ。同じようなライダーがたくさん避難してきたが、屋根付きの2輪用スペースは4台並べると一杯になってしまい、仕方なく外に停めるライダーが気の毒だ。
雨雲レーダーで確認すると、少し待機すれば雨雲が通過してくれそうだ。トイレを済ませ、自動販売機で暖かいほうじ茶を買った。コーヒーはトイレが近くなってしまうので避ける。出来ればコーンポタージュみたいなのがあれば有り難かったのだが、自動販売機はまだ冷たい商品の割合が多い。
ライダー同士、「降ってきましたねぇ」などと挨拶を交わすのも良いものだ。空が少し明るくなってきたのでまだ少し降っていたが思い切って出発することに決めた。ヘルメットをかぶっていると先程挨拶したライダーが「気をつけて」と声を掛けてくれた。こういう気遣いは嬉しいなぁ。
しばらく走ると不意に雨雲が切れ、青空が見えてきた!雨雲を抜けたのだ。よーし、いいぞ!日差しが見えると気温も心なしか少し上がったような気がしてくる。
やっと美作に到着。地図では津山まで行った方が簡単だったが、折角岡山まで来たのでから少し山道をはしってみたかったので美作から峠をこえて津山に行くルートを選んだ。
これが大正解!程よいワインディングや広々とした田園地帯を抜ける快走路が続く。写真を撮るのも忘れて走り続けると目的地のカフェに到着した。
津山市のカフェ「ファミリートコ」さん。バイク好きな店主さんのようで店内にはキリンやバリバリ伝説といったバイク漫画やバイクのパーツ、小さいトライアルバイクなどが飾っています。そして天井の梁には何故かバイクのハンドルがぶら下がってます。
身体が冷え切っていたので10月限定メニューの「トコチャンメン」野菜たっぷりのチャンポンメンを注文。料理を待つ間に懐かしいバリバリ伝説を読む。今ならツッコミどころ満載のストーリーだが、当時は熱くなって読んでたなぁ。
そうしているうちに熱々のトコチャンメンがやって来ました。冷えた身体に熱々のあんかけが沁みます😊
食べ終わり会計を済ませると店主さんが「懸垂やりませんか?」何ですと⁈懸垂⁈あー、天井からぶら下がっていたバイクのハンドルは懸垂用だったのか。懸垂なんて何年もしてないな。チャレンジしてみましたが1回半でギブアップ。記録はオマケで2回のカウント😆
往路の渋滞が響いて予定の帰宅時間が迫っていたため、菩提寺の大イチョウは諦めて帰路につくことに。考えれば寒い中、高速を飛ばしてチャンポンメンを食べただけでとんぼ返り。これはまるでRIDEXみたいやな。
高速のインターまで行く途中、ホームセンターが見えたので急遽立ち寄ることに。目的はもちろん防寒着である。また同じ山間部を通って帰るのに防寒着なしでは流石につら過ぎます。
1,480円のナイロンパーカーを革ジャンの下に着ると幸せな暖かさです。よーし、これで帰りの防寒対策はバッチリ♪いざ帰路に。
渋滞情報によると神戸JCTから中国池田にかけて事故渋滞11km。帰りは渋滞を避けるため新名神でとどろみまで行き、箕面トンネルを抜けて大阪市内に帰るルートを選択。新名神まではスイスイだったが箕面トンネルの中から既に渋滞が始まっており、新御堂筋にかけてずっとジリジリしか進まない状態。やはり秋の行楽シーズンを舐めてはいけない。復路は4時間かかってやっと帰宅しました。長時間のニーグリップのせいで内腿が筋肉痛です💦
以上、弾丸チャンポンメンツーリングでした。
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