5級を登るために身につけておきたい4つのステップ
5級の壁
ボルダリングの5級というグレードでは、それまでのグレードでは出てこなかったクライミング特有の考え方や体の動かし方を求められます。
多くの初心者がクライミングジムやボルダリングジムでボルダリングを始めると思います。最初は10級から8級といったグレードからスタートして徐々にグレードを上げていくような流れになります。この辺りのグレードでは経験者によるアドバイスを求めなくても楽しめますが、5級あたりに差し掛かるとちょっと難しくなったな、、、といったイメージを持つ人も多いのでは無いでしょうか。
なぜ5級から難しく感じるのかというと、それは5級からクライミング特有の動作が必要となるからです。
10級から6級までは梯子に近いレベルで、クライミングとしての要素はあまりありません。全く経験がない方でも10級からクライミングをはじめてスルスルと6級まで登れるようになります。このグレードではクライミング能力というより、そもそも持っているフィジカルの能力が結果につながります。
続いて、5級から4級が多少のクライミング技術を必要とするレベルです。しかしこの段階では力のある人だったらほとんどクライミング技術を必要としません。力の無い方にはちょっとしたアドバイスが登れるキッカケになったりします。
次に3級。ここは1番最初の壁と言って良いでしょう。伸び悩む人も多いグレードですね。ただし、練習を重ねていけば必ず上達してその後は一気にクライミングが楽しくなります。
2級は非常に微妙なグレードで、1級と言われればそんな気もするし、3級と言われればそんな気もする、1級と3級の緩衝材的役割。そして1級から2段は真剣に取り組むレベル。3段から上は戦略的にトレーニングを含めた課題解決能力が必要となってくるレベル。というようにグレードとクライミング動作の技巧性は上昇していきます。
つまり5級から技術的な意味合いでのクライミングが始まるということです。このグレードではしっかりした体の動きさえ身につければ、パワーはほとんど要りません。
今回はクライミング最初の一歩としての5級をテーマに、攻略の方法を3つに絞り紹介していきます。
ここから先は
¥ 300
よろしければサポートお願いします。いただいたサポートはクライミングセンター運営費に使わせていただきます。