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5.11a攻略法3つの意識

はじめに

今回はリードクライミングを始めて間もない方に向けたシリーズ第1回目の記事です。ロープのクリップを習得できたら、様々な傾斜のクライミングが楽しめます。トップロープでは登れなかったルートが登れて、可能性がどんどん広がっていく瞬間は「クライミング楽しいな」と感じると思います。

しかしレベルを上げて行こうと思うと様々な障壁が立ちはだかります。その障壁として大きなものが「グレード」ではないでしょうか?そしてそのグレードを細分化していくと、乗り越えるのが難しいステージが見えてきます。

その最初の壁が5.11aという人は多いと思います。「いやいや5.10aでも十分難しい!」という声や、その逆に「簡単だった」という声もありますが、今回は、私が見てきた中でやはり皆さんが最初に目標として掲げる5.11aにフォーカスして進めていきます。

最初に5.11aの壁を越えるのが目標という方は、それがクリアできたら5.11b、次に5.11c、それが登れると5.12aと考えます。しかし私自身は、bというグレードにグレード以外の働きがあると感じています。それはaとcの緩衝材的役割です。多くの方がどの数字のグレードであってもaからbへの成長は早い。これはaのメソッドをそのままbに転用できることが多いからです。その次に出てくるcはdに近いものになる傾向が強く「お、難しくなったな」といった印象を覚える方も多いでしょう。

aは始まり、bは緩衝材、cは次のレベル、dは次の数字のエッセンスが混ざり始める、こんな感じで私はグレードを体感しています。
a〜c、そして次の数字に切り替わってa〜c、という感じで乗り越えていく、、、。

今回はその最初のステップとして5.11aの攻略法を解説します。

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