リハサク
「リハサク」とは株式会社リハサクが提供されている運動指導支援アプリで、主病名や病気の時期(なったばかりなのか、ある程度期間が経っているのか)などを入力することで、その方に必要な運動指導を作ってくれるというアプリです。
このアプリの説明を見ると「セラピストの業務を効率化するもの」「セラピストを支援するもの」となっておりましたが、私が思ったのは
「セラピストを淘汰するもの」
でした。
このアプリがあれば、誰でもリハビリができると言うにはまだまだではありますが、とても将来性を感じさせるものでした。
AIにはとても大きな可能性があります。
例えばセラピストが1日に担当する人数は、多くてもせいぜい20~30人。
しかしこういったシステムを複数の病院、施設が取り入れると、そのAIの中には1日だけで数千人~数万人のデータが蓄積されます。
またそのリハビリの結果、良くなった、変化はなかったなどの情報が蓄積されていくと、さらに精度の高い運動指導ができるようになってきます。
1人の人間の知識の量や経験は、「覚えきれない」「時間的に学びきれない」など限界がありますが
AIはその膨大な情報を活かしきれる能力があります。
インターネットに誰でもアクセスできるようになり、情報が溢れる時代に、参考書を頭に詰め込むだけのセラピストは生きていけない時代が間もなく来るみたいです。
しかし、セラピストの「淘汰」は決して悪いことではなく、セラピストの質の向上には間違いなくは必要なことでしょう。
今後のセラピストの在り方はどうなっていくのか。
今後の私の働き方はどうしていけばいいのか。
AIに呑み込まれるのではなく、AIを活用し、より良い生活をご利用の皆様に届けられればと、個人的にはワクワクしています。
リハビリの意味を改めて考えるいいきっかけとなりそうです。