たった1%のリーダーのコツ
「99%の人がしていないたった1%のリーダーのコツ 著者 河野 英太郎」
今回はこちらの本を読ませていただきました。
何年か前に「99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ」を読みましたが、
どちらの本もとても読みやすいです。
例えば、「①メンバー選びのコツ A:異分子をいれる 解説〜〜〜」と言った形式ですべてまとめられていて読む方にストレスがないです。
しかし、時々、相反することが書いてあってそのボーダーが分かりにくい事があります。
それは
「任せる」の章で、「人を成長させるためには勇気をもって仕事を任せる必要がある」と述べているが、
「バランスは考えない」の章では「上手くやれそうな人に仕事を積極的に依頼する。できる人には仕事が集中するものと考える。」
と述べられています。
「できる人に仕事を任せる」事と「成長させるために仕事を任せる」は相反しているように聞こえます。
もちろんこの辺りの線引きはありますが、この辺りの線引きは詳しく述べられている印象がなく、やや戸惑うことになるかもしれません。
分かりやすくて、こう言った本をあまり読んでこなかった方には良いのかもしれませんが、タイトルが「リーダーのコツ」なので、
現役リーダーにはもしかしたら「今まで読んできた本と似たような事が書いているなぁ」という印象になるかもしれません。
むしろこれからリーダーになる、「リーダー候補」であったり、「リーダーを目指している人」には適しているかもしれません。