人生で一番美味しかった唐揚げの話
美味しいもの、好きなものを食べるのはやっぱり幸せですよね???
今回はあむごなのちょっとした自慢話にお付き合いください。
大学に通い始めてもうすぐ6年になる。
そんな私はつい最近まで大学の周辺のことをあまりよく知らなかった。
大学前のバス停で降りたらそのままキャンパスに入り、帰りも大学前のバス停で友人とバスに乗って駅に向かって帰るだけだったから。
今年も桜の時期が終わってしまいました。
大学の桜も綺麗に咲いていました。
ですが毎年桜の時期って地味に忙しくて、ゆっくりお花見なんてできてませんでした。
写真を撮るのが好きな人間ならほぼほぼ間違いなく桜を撮りに出掛けると思うのですが、忙しさから解放されたころ見頃のピークが過ぎているのです。
つい先日大学の近くに住む友人が
うちの大学の桜も綺麗だけど、実はこの近所に隠れスポットがある。お花見に行こう。と誘ってくれた。
私たちは何度か遠目で開花の様子を確認し、週間天気予報と睨めっこしながら結構日を決め、
当日は2人のお気に入りの唐揚げ専門店で唐揚げを買って、完璧な準備でお花見に臨んだ。
この本気度でお花見するのはもしかしたら人生で最初で最後かも。。笑
その隠れスポットはほんとに夢のような場所だった。
小さな川沿いの桜並木で、静かに川のせせらぎの音と風の音だけが聞こえるところ。
時折散歩をしている地元の老夫婦何組かだけすれ違った。
ベンチに座って上を見上げると視界は桜しか見えなかった。
2人して声を揃えて夢みたいな所だねと呟いた。
コンビニで買ったおにぎりと野菜ジュース、唐揚げ専門店の唐揚げ2種類を順番に口に運ぶ。
ものすごく美味しい。
半端ない。
多分人生でどんなものより美味しい。
この先、誰かに今までの食事で1番美味しかったものはと聞かれれば、この時の唐揚げと答えると思う。
そしてこの日は私の誕生日だった。
一緒に花見をした友人、少し遠くに居て会えてない友人、よく会う友人からのおめでとうと言われた。
今までの人生で1番幸せな誕生日だと思った。
あまり家族とは上手くいってない
成績もイマイチ
容姿端麗でもない
彼氏もいない
だけど、とても幸せ。
ありがとう。
23年間生きていてくれて。
何年か前の私と違って今は私は私が大好きだよ。
そんなふうに思った日でした。
というあむごなの自慢話でした。