保護犬を迎えるまで🐕2023
2023年の自分的一大トピック、それは「犬を家族として迎えた」ことです。
そしてその犬は保護犬なのですが、保護犬を迎えるまでかなり手探り感があったので、今後迎えたいという方の参考になるよう書いてみます。
前提:自分について
東京都に住んでいるアラサー
同年代2人暮らし
家の広さは50㎡くらい
これは犬にとって狭くないか?と心配になり事前に保護団体の方に聞いたが意外といけるとのことだった
実際今暮らしていて特に不便はないが、家具類の少ない家だからかもしれない
犬を飼ったことがない
ただし同居者は犬の飼育経験あり
探す前にやったこと
どんな犬だと嬉しいか同居者と考える
これは自分たちも最初から完全にできていたわけではなく、探す過程の中で固めていったものではありますが、「自分たちが送りたい暮らしのイメージとそれに合わせてどんな犬といられると嬉しいか」を明確に持つことは最も重要でした。
大前提として犬ごとで性格が異なるのはもちろん、保護犬はさまざまなバックグラウンド・年齢の子がいるため、その中からどんな子を自分たちは選びたいのか?の基準がないと到底選びきれません。
(そもそも、なぜ保護犬を迎えたいのかという話にもなるかもしれません)
また、ミスマッチだった場合に一番割を食ってしまうのは犬の方です。なのでこのあたりは慎重に・エゴと向き合いながらやっていきましょう。
例として、私たちは大まかに以下のように考えていました。探す中で当てはまる子たちは早めに譲渡先が決まっていっていたので、多くの方が希望するような内容になるのかなと思います。
書き出していくとなかなか人側のエゴが露わになってきますね。
1歳以下:躾などの技量に自信がないのでさまざまな習慣・癖がつきすぎる前の年頃の子
他の犬と外で遊べる:いつかドッグランなど一緒に出かけられたら嬉しいので
抱えて運べる程度のサイズと重さ:車を所持していないので人力での通院等が可能なように
これに加え、特定の病院に通う必要のある犬は避けていました。何回か珍しい病気を持った子も候補に入れていましたが、その際には周囲にある動物病院に受け入れ可能か相談し、結果受け入れられないとの返答をいただき、断念しています。
現在の自分の資本では幸せにしきれないことが明確な子を受け入れてしまっては元も子もないので、シビアに……。
自分たちは上記のような条件で探したものの、実際に暮らし始めてみると、「ただ犬がそばにいてくれればいい・静かに暮らしたい」であればシニアの子や落ち着いた性格の子がより適していそうですし、「この犬種の子と暮らしたい」があれば探す先の団体も絞られてきそうです。
条件について話す過程でどんな犬なら可能かの合意も取れていくので、特に同居しているご家族がいる場合は一緒にちゃんと話していくと良いと思います。
犬アレルギーの検査をする
アレルギー検査をしたことがない方は事前にしておくのがおすすめです。
一部の保護団体さんではアレルギーがないことが譲渡の要件になっていますし、軽度でもアレルギーが判明した場合は何かしらの対策を先に打てるでしょう。
私はクリニックフォアの検査を受けました。結果が出るまでに1-2週間ほどかかりますが、内容をアプリで確認できて便利でした。
ネットで探す時にやったこと
里親探しサービスを使う
検索すると、OMUSUBIやペットのおうちなどいくつかの里親探しサービスが出てくるので、まずそこを使って上記の条件にあう子を検索していきました。多くの人はまずこういうところを見られていると思います。
もちろんこのままでも十分運命の一頭に出会えるはずです。
しかし探していく中で、一部団体には「実際に引き取ったら劣悪な健康な状態だった・事前に病院に連れていってもらっていなかった」「悪徳ブリーダーの要らなくなった犬をただ下請けしているだけかもしれない」というような口コミがあることに気づきました。
もちろんそうと断定はできませんが、たしかにそういったところでは保護経緯がボカされていたり(多くの団体は「ブリーダー廃業」「個人の飼育放棄」などしっかり書かれています)しており、個人的には不安をおぼえたので、先に団体を絞ってから探すように路線変更しました。
保護団体と直接やりとりする
具体的に保護団体を定めるためまず「住んでいる都道府県が公式に連携している団体」を足掛かりにしました。
たとえば東京都であればこんな一覧があります。
こういったところであれば、保健所からの引き出しを行っているので一つの基準になるかと思います。
ここに載っている団体さんと直接やりとりするには、先ほど紹介したようなサービス経由ではなく、各サイトに記されている方法に則ることになるので、少々手間はかかります。大抵の場合はメールかLINEと思われます。
また、非営利で運営されていることからもわかるように、多くの場合他に職を持ちながらボランティアで活動されているため、コミュニケーションに多少の時間がかかることは事前に理解したうえでお問い合わせした方が良さそうです。
余談:保護の条件について
団体によって、保護犬を迎え入れる時の条件は異なります。
私が見た中でも多かったのは
一人暮らしの方の制限・要相談
年齢の制限(老人・小さいお子様対象)
家を空ける時間の上限指定
です。
どれも犬と幸せに暮らせるように…と考えられてのことなので、一度気になる団体の条件を先に読んでみて、自分がクリアできるかはチェックしておきましょう。
実際に犬に会うためにやったこと
ある程度この犬が気になるかも?と目星がつき始めたら、何はともあれまず会ってみることをおすすめします。
「実際に会ってみたらちょっと条件に合わない様子だった」「実際に会ってみたら思いがけず気に入ってしまった」両方ありますし、団体の方々も色々な方が見に来る・人によって条件があることは前提でお話してくださるので、気軽に行ってみましょう。
保護犬カフェに行く
団体によっては保護している犬と触れ合う場所の提供として、保護犬カフェを運営されているところもあります。
その場で自然に過ごしている犬たちを見られるので、犬と触れ合う経験が少ない方はまずこういったところで犬の姿を見て雰囲気を掴んでみるのも良いかもしれません。
また、カフェに出られる子たちは基本的に人懐っこく、撫でられたり甘えたりすることに慣れている子たちなので、そういった子を希望する方は特に見つけやすいかもと思います。
譲渡会に参加する
大抵はこちらに参加することになると思います。気になる子が参加する譲渡会に赴くパターンです。
犬を実際に現在保護している方+犬で参加されていることがほとんどのはずなので、その子が実際にどんな子なのか・今どんな様子なのかなどをお話しできます。
ひとまず運命の犬と出会うまでの過程は書けたのでこのあたりにしておきます。
犬と家族になりたい人、家族になる人を待っている犬のすべてに良い出会いがありますように👍
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