堕天使たちの鎮魂歌
秋田の公演も終わった事で…
今年の劇団SET本公演「堕天使たちの鎮魂歌」を東京の千秋楽に伺いました。
今回はアクション無し!歌に特化した舞台。
と聞いてたのでどうなのかな?
それは心配無用でした。
地方から出てきたものの、なかなかバックコーラスから抜け出せない実力派ボーカルグループが、踊りとヴィジュアルはバッチリも歌はヘタクソで生意気な新人アイドルの歌をバックアップすることに。それが大当たりするも…そこからいろんな綻びが出てきてどうなるの?という話。
別のシーンでショッキングピンクが登場する際にバックダンサーが出てくるのだが…一人“クルッ”とアクロバティックな出方をした女性(新人の子?)が印象的だった。
前半は妙な携帯の持ち方をする野添さんと野添さん扮するマネージャーが三宅さん扮する芸能事務所社長にグチ(本音?)をぶちまける場面、中盤の“音楽コント”は笑えた。安定の笑いです。
出番は少ないものの、キチンと存在感をアピールしてた。
最近の本公演の傾向として、中堅からベテランに差し掛かる人にスポットを当ててるようだ。去年の「太秦ラプソディ」ではほぼ悪役だった栗原心平さんを主役の大部屋俳優に抜擢したり今回も歌、コーラスメインの丸山優子さん&白土直子さん(“きんかん”というユニットが有る)を抜擢してきた。
そうそう。
毎回本公演や熱海五郎一座って変わった役名を付けてくるのが楽しみだったりする。今回、この三人の役名青峰(山城屋理沙)、井戸原(古家由依)、流川(岡山玲奈)の頭文字取ると「アイドル」は気がつかなかった。
カーテンコールでの二組が涙😢流してやり切った表情が印象的だった。
今回は笑いより泣いた方が多かったな。
結論。
アクション無くても舞台は楽しめる。
古家さんの顔は小さい!
かな。皆さんお疲れ様でした!