#旅する日本語展2019 #心安(うらやす) #1.by Shanxi'Story.
#旅する日本語展2019 #心安 (うらやす) #1 .by Shanxi'Story.
世界には凡そ200か国を越える国があり、言葉(言語)の数はそれを遥かに上回り約7000言語を数えるモノとなる。
処が、その全てを話せる1人の人はいない。
私が知る限りでは日本の歯医者さんで10か国、インドにもそう言う方がいると聴いた。
片手の指を折るくらいの多言語学者・先生は確かにこの国にも現れている。
自分の言語を聴くと、人は懐かしい思いがするだろう。
日本の言葉に『県人会』と言う同じ出身県の人々が集まると会話に花が咲くのと同じだ。
人は誰も知らない外国で自分の国の言葉を聴いたなら、その人に親近感を抱くことだろう。
海外旅行に行き、そこで知り合った日本人と同じ旅行者が結婚したと言う話もあるのだ。
『心安』(うらやす)とはそう言うことなのだろう。
処が、1人の人が100の言語を話せないとなると、
次はAI(人工知能)に頼るしかない。
『旅する言葉』があるのなら、その逆に『言葉も旅する』と言える筈。
言葉は人に付いており、人の行くところに言葉はあるからだ。
実際、今や人工知能は100言語を選べる時代になった。
私はAIを調べていてその事を知った。
私自身も、携帯アプリを使いその100言語を如何にどれ程使いこなせるかを調べている。
ある日。
私は『旨い、速い、安い』の店に海外旅行で初めて来日していた親子がそこで困っているのを知った。
そのお客様は中国語オンリーで、日本語も英語も出来ないことを私は知った。
そこの店員さんは学生アルバイトで、ベトナム語と日本語が堪能でした。
英語も出来るとも言っていた。
状況を見守っていた私は、お客様さんと店員さんが共通言語が互いに無くて、困っていることを知るに至った。
私には日本人アイデンティティーがまだ残っていた。
『お・も・て・な・し』の国の『精神の細かい』1人の人間として、私はその場を放置して知らんぷり出来ないのだ。
そこで、私の相棒『トランスレーター』に一役買って貰った。
今はマイクに話しかけて貰えば、翻訳変換を用意に行える技術が以前より向上した。
それを文字言葉にして見て貰い、その言葉の発音を聴けば、相手がどこの国の人だろうとだいたい言いたいことと伝えたいことのジョイントは可能なのだ。
アプリは機能や能力がイマイチなのではない。
携帯を使う人がどれ程、それを使いこなせるかの方が問題なのだ。
斯くして、この海外旅行の親子はそこで食事をして満足された。
店員さんも一件落着して、喜んでくれた。
忙しい店ではモタモタしている暇など無いのだ。
如何に、スピーディーにお客様に満足して戴けるかが重要なのだ。
多言語が1人で出来ればそれに越したことは無い。
それは、理想だ。
現実は、そればかりではないのだ。
言葉が旅をすれば、この日本の株は上がる。
その証明に、その中国旅行者は私の携帯マイクに中国語で話し掛けてから、微笑んだ。
私はそれを日本語に直し見てみた。
『私は中国人。日本旅行に初めて来ました。ここで母と食事が出来たことは幸いです。おじいちゃん、ありがとう!』
私はおじいちゃんに見えたのだ。
彼の方が確かに私より若かったからだ。
この喜びをベトナム語に直して店員さんに伝えた。
『初めての海外旅行で、ここで食事が出来たので、とても嬉しいと彼は言っていますよ。』
こうして、その中国人は私に微笑んで見せた。
店員さんも喜んで何度もありがとうございますと言っていた。
私は、相棒の携帯と共に、身近な国際親善を爽やかに感じて帰宅の途に着いた。
これから、日本は更に『心安』(うらやす)できる瞬間が求められるでしょう。
もし、自分が知らない国に旅して、そこの国で誰一人、周りの人が一言も言葉も掛けてくれなかったとしたら、
そこへ『もう一度行きたい』と人は感じるだろうか?
それは違う。
人は人に触れたいのだ。
言葉は壁ではない。
AIアプリなどをバカにせず、
如何に使いこなせるかの努力の方が言葉の研究者に相応しい。
研究とはどれ程、楽しく遊んでいるかに尽きる。
そこに、知識の積み重ねが生じるのだ。
『私は日本語もちゃんと話せないのに、外国語だなんて無理無理』と言う前に、
日本人アイデンティティーをもう一度考え直した方が良いと言えます。
外国語も日本語も話せないと主張する国にたくさんの人々が来年来てくれて、それでイザナギ景気で立ち直れるかどうかに、この国の将来は掛かっているのですよ。
のんびりした昔の時代は終わったのです。
レッツ、多言語!
アプリは必ず友達になってくれます。
あなたがアプリを見捨てなければ、アプリの方はあなたを見棄てたりはしません。
『ご主人さま、ご用は何でしょう?』
そう言っているのです。
心安らかな時。
日本の外国の方も、それを感じて喜んで自国に帰って貰えれば、それこそレジェンドと成れるのです。
そして、又来たい国の1つにこの国が成れるのです。
それは、
その時期には何を意味しているかが、
お分かりですか?
©️Photo/Painting/Words/Story/Belong to Shanxi.01 July 2019.