#写真 #クチナシ(山梔子)#14.
いつも同じ頃咲いている
クチナシ。
昆虫は自分と子供が食べるモノが決まっている。
母親は自分の子孫である卵を産み付ける植物を探し回る。
そして、一番最適と考える場所の植物に卵を産み付ける。
蝶の種類によりその植物も決まっている。
どれでも構わないと言うモノでは無いのです。
蛾は雑草を食べる。
カキドオシの葉を食べる蛾は、羽化したとき観ると、まるでジェット機みたいな形をしていた。
蝶は柑橘類の木の葉に卵を産み付ける。
アゲハチョウ。
スミレ類だけを食べるモノもいる。
私の大切なスミレも食べられた。
匂いスミレ。
そこには黒と赤い筋模様の毛虫が羽化した。
それは、野の鳥に与えても食べようとしない。
まるでショッカーみたいな形の毛虫。
しかし、これはクチナシ(山梔子)。
次第に開いていく。
螺旋の花弁を
1枚、また1枚と。
白い純白のドレス
と
甘い香りのクチナシ。
花弁をいっぱいに拡げて。
虫たちを誘う。
受粉するために
仕組まれた
自然のゼンマイ仕掛けのように。
折り畳まれた花弁を
晴れの時に開いた。
まるでソフトクリーム🍦
花弁は蟻たちの為に。
新しい葉は蝶の子供たちの為に。
やがて、黄緑色の実ができる頃。
人間にもその益を与えてくれた。
その実を使い
沢庵を漬ける
その為に、黄色い色素が
その実からは出るのです。
自然の着色料。
人間の体にも良い。
それは、人工着色料では無いのです。
何から何まで
無駄の無い
クチナシ。
自然界からの贈り物。
観て楽しみ
味わって楽しみ
匂いで楽しむこと。
今年も、同じ頃、同じ場所で
咲いた
クチナシの花が。
©️#写真。#クチナシ(山梔子)No.14
19 June 2019.by Amembo-Aoina.
アメン坊の写真館。